福山城(ふくやまじょう)

福山城の基本情報

通称・別名

久松城、葦陽城

所在地

広島県福山市丸之内1

旧国名

備後国

分類・構造

輪郭式平山城

天守構造

複合式層塔型[5重6階/1622年築/焼失(空襲)]、複合式層塔型[5重6階/1966年築/RC造復興]

築城主

水野勝成

築城年

元和8年(1622)

主な改修者

阿部氏

主な城主

水野氏、松平氏、阿部氏

廃城年

明治7年(1874)

遺構

曲輪、石垣、櫓、門、鐘楼

指定文化財

国重要文化財(伏見櫓、筋鉄御門)、国史跡(福山城跡)、福山市重要文化財(鐘楼)

再建造物

天守、月見櫓、筋鉄御門、御湯殿、石碑、説明板

周辺の城

神辺城(広島県福山市)[5.7km]
相方城(広島県福山市)[10.9km]
桜山城(広島県福山市)[11.8km]
鞆城(広島県福山市)[12.0km]
志川滝山城(広島県福山市)[13.0km]

福山城の解説文

福山城(ふくやまじょう)は広島県福山市丸之内1丁目にあった城で、国の史跡に指定されている。久松城(ひさまつじょう)、葦陽城(いようじょう)とも呼ばれる。日本における近世城郭円熟期の代表的な遺構であり、2006年2月13日、日本100名城に選定された。

概要

福山城は元和8年(1622年)に完成した。新規の築城としては近世城郭で最も新しい城で、備後福山藩の藩庁かつ藩主の居城であった。形式は輪郭式の平山城で、かつては2重の堀や瀬戸内海へ抜ける運河を持ち五重の天守と7基の三重櫓を有する大規模な城郭であった。昭和初期までに城北側にある堀をかねた吉津川以外の全ての堀が埋められ、三の丸は大半が市街地と化すなど遺構の破壊が進み、石垣も概ね本丸と二の丸の大部分と三の丸のごく一部に残り櫓は1基が現存するのみとなっている。三の丸南側はJR福山駅が東西に貫き新幹線や福塩線のホームから間近に本丸を望むことができる。

現存する建造物としては伏見櫓と筋鉄御門(共に国の重要文化財)があり、このうち伏見櫓は福山城の築城時に伏見城から移築されたもので現存の櫓では最古の建築である。天守は昭和20年(1945年)まで残されていたが福山大空襲により焼失している。現在の建物は昭和41年(1966年)に月見櫓、御湯殿と共に復興されたものである。再建された天守内部は福山市立福山城博物館として利用され天守最上階の回縁からは市街を360度見渡せ、晴れた日には瀬戸内海を望むこともできる。

歴史・沿革
築城以前の備後南部

福山城築城まで福山と呼ばれる街はなかった。福山城周辺は「杉原保」と呼ばれ古代から荘園として栄えていた。安土桃山時代には「野上村」と改称され、福山城の建つ丘陵は北側から連なる山並みの先端部で「常興寺」と呼ばれる寺が建てられていた。常興寺は築城に際して城下北部に隣接する吉津村に移され、野上村は城下南西の新開地に移された(現在の市内野上町周辺)。南側は海が間近に迫る芦田川のデルタ地帯で大部分は湿地帯や田畑となっていたようである。この時の備後南部の中心地は福山城から北東約6キロメートルに位置する西国街道沿いの神辺で、ここに備後国の政庁である「神辺城」があった。また、海においては福山城から南約12キロメートルにある沼隈半島南端の鞆の浦が海上交通の要衝となっていた。

福山藩の成立と築城

福山城は江戸時代初期、元和偃武の後に建造された近世城郭で最も新しい城である(厳密には赤穂城松前城など福山城より後に築かれたものもあるが、慶長期から続く近世城郭の体系に含まれる大規模な新規築城では最後としてよいだろう)
。元和5年(1619年)、関ヶ原の戦い以降備後国・安芸国の二国を治めていた福島正則が武家諸法度違反により改易されたことから、 徳川家康の従兄弟である水野勝成 が毛利氏など西日本の有力外様大名に対する抑え(西国の鎮衛)として備後国東南部と備中国西南部の計10万石を与えられ、大和国の郡山藩から転封する。入封時の領地目録上は備後神辺城主であったが、神辺城はやや内陸にあり過去に何度も落城した歴史があったことなどから、一国一城令が徹底されていたこの時期としては異例の新規築城が行われることになったといわれる。

城地は瀬戸内海との往来や西国街道との距離が考慮され深津郡野上村の常興寺山(常興寺)一帯が選定された。なお、江戸時代後期の地誌によると現在の福山城から北西約12キロメートルにある桜山(市内新市町)や南東約7kmにある簑島(市内簑島町)も城地の候補として検討されたとされ、書籍等にはこの記述を採用するものも多くあるが、これ以前の資料にはそうした記述は全く確認できず、また、地理的にも桜山はあまりに内陸であり簑島は沼隈半島に隣接する完全な島(現在は埋め立てにより半島となっている)であるなど、信憑性に疑問が指摘されている。築城に際し城地に含まれた常興寺は近郊の吉津村(現在の市内吉津町)に移転され、北側は東西方向に切り開き総構えの堀を兼ねた川(吉津川)が通された。干潟であった南側は干拓されて城下町が開かれ、この町は福山と名づけられた。

築城は低湿地な場所での工事も多くあったため、元和6年(1620年)に芦田川の流れを城の北側にある吉津川に分流しようとする工事が大水害により中断されるなど、困難を極めたといわれる。城の用材には福山城の築城に伴い廃城となった神辺城はもとより、幕府より下賜された伏見城の遺材も多く用いられた。この時、伏見城から移築された建造物としては伏見櫓や月見櫓、御殿(伏見御殿)、御風呂屋(御湯殿)、鉄御門、追手御門、多聞櫓などがある。また、幕府から石垣奉行2名が派遣されている。そして、築城開始から3年近くの歳月を要した元和8年(1622年)に福山城は完成する。福山城は10万石の城としては破格の巨城で特に5重の天守や三重櫓7基を始めとした20以上を数える櫓は特筆に値する。更に築城後には幕府公金から金12,600両・銀380貫が貸与されるなど、天下普請に準じる扱いを受けており、福山城が西国街道と瀬戸内海の要衝を護る城として幕府に期待されていたことが伺える。なお、築城時の縄張りは若干の改修はあったものの基本的に廃城まで維持されている。...

福山城の口コミ情報

三原 左馬允 氏義様[2017年07月19日]
天守は立派だけど、その他は、ほとんど何もありません。

飲んだくれ山城守ジョニィ様[2017年05月05日]
現存の伏見櫓のベストビューは福山駅新幹線上りホームです。新幹線をご利用の方は是非ここから写真を!間近だと木々が邪魔です。

織田修理大夫糀【関ヶ原鑑賞】様[2017年02月09日]
エキチカの代表的な城でホームから本丸が見ることができる。
戦災前の天守には最上階の廻縁に突き出し板戸が取り付けられ、北面には鉄板が張り付けられて(北側の防御薄のため)いたのが最大の特徴だったが、復興天守には全く無い。
実に残念だが、私にとっては城めぐりの第一歩の城

青き巨星弾正忠かみさん様[2016年11月13日]
お城メダルは天守閣最上階で売っております。両替機はありませんので小銭のご用意を
2種類あるのですが、片方は城も描いてなく、カップル柄でI love youとありました。なんだかなぁ〜

まっちゃ☆安芸守【力舞吼】様[2016年09月18日]
100周年記念事業【歴史イベント】
「特別展 水野勝成展~その軌跡と福山藩の誕生~」

福山発展の礎を築いた福山藩初代藩主水野勝成の特別展が,17日(土)から福山城博物館で開催されます。

水野勝成は徳川家康のいとこにあたり,関ヶ原の戦いでは西軍拠点の大垣城を攻め,大坂の陣でも活躍するなど数多くの戦で勇猛ぶりを発揮しました。

市制施行100周年と福山城博物館開館50周年を記念したこの特別展では,甲冑・書状・絵図などから水野勝成の軌跡と織田信長や豊臣秀吉,徳川家康といった天下人との関わりをわかりやすく紹介します。

また,第20代水野家当主の水野勝之さんによる記念講演会もあります。
福山市が誕生して100年目のこの年に,先人たちが築き上げた福山の歴史に思いを馳せてみませんか?

日時:9月17日(土)~11月13日(日)
場所:福山城博物館
観覧料:一般500円(高校生まで無料)

※記念講演会「知られざる水野勝成像」
日時:9月18日(日)13時30分~
場所:県立歴史博物館(入場無料)

まっちゃ☆安芸守【力舞吼】様[2015年11月03日]
福山城は工事の為、11月25日(水)〜12月17日(木)まで休館します。《広報 ふくやま》より

甲斐パネルラ様[2015年06月23日]
福山駅の高架下に三の丸西御門櫓台跡の石垣があります。ガード下にひっそりとそれは残っていますが、その上をビュンビュン新幹線が通っています。新幹線の乗客は知らないだろうなぁ。

常陸入道ねんさい和泉守様[2014年12月31日]
福山城のすぐ東に隣接する「ベッセルイン福山駅北口」だと半分近くの部屋から福山城の石垣や復興天守が見えます。
部屋の窓から城を見ながら一杯もできます。
チェックアウトも11時なので朝城見学をして部屋で一休みする事ができます。

尾張守ひろっちぃ様[2012年11月03日]
新幹線の中からも見えますが近くで見るとより綺麗です。今日は伏見櫓が特別公開中です

大宰少弐播磨の将軍 様[2011年03月19日]
福山は、幕末の老中阿部正弘公が藩主を務めた所です!

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