山手銀山城
山手銀山城([福山城 周辺城郭])
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山手銀山城の口コミ情報
2021年04月26日 しおうまる美作守
地元では要害と呼ばれている城です。福山市街から県道463号線を北へ、弘法の水(弘法さん)を目指しましょう。城郭下まで車で近づけます。「ここは城域です。マウンテンバイクでの立ち入りは…」唯一の目印は山側にポツンとある小さな看板。その場所が駐車スペース兼登城口になります。位置的には城域の北東になります。
傾斜を見上げますと右側には竪堀、左側には切岸と曲輪が目に入ります。草木は綺麗に整備され、ボコボコした傾斜はまさにマウンテンバイクのコースに打ってつけです。って、こらこら…
城の全貌を掴むには手っ取り早く高いところへ登る!ってことで東曲輪群の曲輪へ。上部の主郭曲輪群は急峻な切岸のまだ遥か上。堀切で断ち東防衛の主軸となる曲輪であることが伺えます。南に目を落とすと驚愕!人が入れる大きさの畝状竪堀☆あ~1日眺めてたいw
短い後ろ髪を引かれつつ一段下がると、これも見事な石積みがあります。ここで1つの疑問が…大手は東側?知識を仕入れず訪城したので妄想が楽しいw
上へ上へと大手道らしき細道を登りますと、主郭曲輪群の最南端Ⅳ郭の虎口に到着。その南西側にはⅦ郭との間に堀切があります。ここで声をかけられました。実はこの方、この城を整備されまさに今手に持っている縄張り図の作図者ご本人!何たる幸運、何たる偶然。良かったらご案内しましょう♪と、ガイドを快く引き受けて下さりました。
主郭周囲では南と西で石垣が組まれていたそうで、その形跡は少ないながら点在し残る石材からも伺えます。主郭には数個の大き目な石材が転がっています。これが泉石の可能性があるとのお話。東に広く開ける福山市街や瀬戸内海を肴に、当時の地域情勢などを交え教えて下さいました。主郭より北には土橋が設けられ北曲輪群に向かっていますが、当日はここまで。東の車道上に残る畝状竪堀を堪能して城を後にしました。
最後にご案内してくださいましたお方からの拡散希望のご伝言。「縄張り図の転記だけは止めて下さ~い!」
【フォト一覧】
左上より
①福山市街と瀬戸内海
②東曲輪群4郭と主郭間堀切
③大手道畝状竪堀
④大手道石積み
左下より
①Ⅳ郭虎口
②Ⅶ郭堀切からの竪堀
③主郭北の竪堀
④東、車道沿いの畝状竪堀
【参考文献】
田口義之『新、備後古城記〜ふるさとの古城を訪ねて〜』福山文庫、2021年
2021年04月15日 ドクターイエロー大蔵大輔
山陽自動車道福山SA付近の東側より細い道をひたすら弘法さんを目指して北上してください。そこから更に地王山山頂に向けて山道を登ります。道幅はそんなに狭くはないので安心です。約2キロ程進んだ右カーブの山側に小さく「マウンテンバイク乗り入れ禁止」の看板が設置されています。ここが登城口になります。道幅も少しだけ広くなっており、2~3なら駐車は可能です。
山を見上げると畝状竪堀の凸凹が何となく把握出来ます。また道べりまで1本だけ長い竪堀が続いているようです。看板から直登すると主曲輪、左右に進むとそれぞれ北側と東側の巨大な曲輪にたどり着きます。保存会の方々によって良好な状態で保存されており、案内看板等は全くありませんが、畝状竪堀群や堀切、切岸、石積、井戸、土橋、虎口などの遺構が良く理解できます。また見晴らしの良いところでは遠くに福山城や将軍・足利義昭公の御所が一時置かれていた津之郷・御殿山(惣堂神社)を眼下に見ることが出来ます。なおトイレは弘法さん、もしくは福山SAをご利用ください(外からの利用も可能です)。R3.4.1訪城
2020年11月25日 織田上総介晃司
駐車場は無く、登城口の近くの路肩スペースに停めて登城。
備陽史探訪の会(歴史研究会)の方の整備により探索しやすくなってます。
説明板や順路などこれから整備する事がありますが、今は遺構を壊さないよう散策していただければありがたいです。