江馬氏城館(えましじょうかん)

江馬氏城館の基本情報

通称・別名

江馬氏城館[下館・高原諏訪城・土城・寺林城・政元城・洞城・石神城]

所在地

岐阜県飛騨市神岡町殿他(地図は下館を示す)

旧国名

飛騨国

分類・構造

城館遺跡群

天守構造

築城主

江馬氏[下館・高原諏訪城・石神城]、不明[土城・寺林城・政元城]、麻生野直盛[洞城]

築城年

不明[下館・土城・寺林城・政元城・石神城]、永禄7年(1564)[高原諏訪城]、大永年間(1521〜1528)[洞城]

主な改修者

主な城主

江馬氏[下館・高原諏訪城・石神城]、一の瀬氏[土城]、久米氏[寺林城]、吉村政元[政元城]、麻生野氏[洞城]

廃城年

遺構

曲輪[すべて]、土塁、横堀(空堀)[土城・政元城]、堀切[高原諏訪城・洞城・石神城]、竪堀[高原諏訪城・洞城]

指定文化財

国史跡(江馬氏城館)

再建造物

庭園、会所、主門、土塀、空堀[下館]、碑[すべて]、説明板[すべて]

周辺の城

神岡城(岐阜県飛騨市)[0.8km]
金森宗貞邸(岐阜県飛騨市)[12.4km]
増島城(岐阜県飛騨市)[14.7km]
姉小路氏城館(岐阜県飛騨市)[18.0km]
高山城(岐阜県高山市)[21.4km]
三木氏城館(岐阜県高山市)[23.3km]
猿倉城(富山県富山市)[26.5km]
中地山城(富山県富山市)[27.6km]
尾畑城(富山県富山市)[28.2km]
城生城(富山県富山市)[30.0km]

江馬氏城館の解説文



江馬氏城館跡(えましじょうかんあと)は岐阜県飛騨市神岡町に点在する北飛彈領主江馬氏の居館および城跡群で、中世武家館の様相を窺い知ることのできる遺跡であるとして、昭和55年(1980年)に国の史跡に指定されている。

史跡に指定されているのは、神岡町殿にある江馬氏下館および背後の保木戸平山頂の高原諏訪城、玄蕃山の寺林城、牛首城山の土城、越中東街道を見下ろす丘陵上に築かれた政元城、上宝への街道沿いにある丘陵上に設けられた洞城、石神城である。確たる証拠を欠くため、指定からは外れたが観音山山頂の傘松城も江馬氏が砦として用いていたと考えられている。

各史跡の概要 

江馬氏下館
飛騨市神岡町殿に所在しており、平時における根拠地であった。西側に薬研堀、北と南に箱堀が設けられており、会所、常御殿、対屋、台所、宿直屋ならびに馬屋の他工房施設が発見されている。会所に面して発見、整備された庭園は中世武家屋敷のものとして希少であり、復元された会所と共に平成29年(2017年)に「江馬氏館跡庭園」(えましやかたあていえん)として国の名勝に指定されており、現在は史跡江馬氏館跡公園となっている[1]
高原諏訪城
飛騨市神岡町和佐保。下館の背後、城山山上に築かれた山城で山之村道と上宝道を監視し有事の際には詰城として用いられた。主に土塁と堀によって構成されているが、築城者及び築城時期は不明。天正10年(1582年)の八日町の戦いで落城している。
寺林城
飛騨市神岡町寺林の玄蕃山山頂に築かれた山城で、別名は玄蕃城。天文年間の建造と伝わる。築城者は分かっていないが、城主の名前として寺林玄蕃、寺林蔵之介、寺林大蔵等の名が伝わる。越中東街道を見下ろす位置にあり、街道の監視と姉小路氏への押さえを目的として造られたと考えられる。主郭には虎口が設けられているという構造上の特徴がある。また、付近には馬場の地名が残っている。
政元城
飛騨市神岡町西の大国寺裏山越中東街道の脇街道との分岐点にその押さえとして築かれた山城で、狼煙で各城と連絡を行っていたとみられる。築城時期、築城者は不明。城主の名前として吉村政元、正本主馬が伝わる。山頂の主郭が腰曲輪と堀切により守られる構造となっている。
洞城
飛騨市神岡町麻生野の洞之山山上に立地し、高原郷と鎌倉街道を連絡する上宝道を見下ろす位置にある。麻生野城とも。築城は大永年間とみられている。築城者は不明。城主として江馬時経の次男麻生野直盛とその子慶盛の名が伝わる。
石神城
飛騨市神岡町石神の上宝道沿いにある山の頂にあり、集落を見下ろす位置にある。江馬時経が築城したと伝わり、腰曲輪を持たない。高原諏訪城以前の居城の可能性が指摘されている。
土城
飛騨市神岡町土の高原川と跡津川合流地点の牛首城山に築かれた山城。別名は鬼ヶ城。越中街道を通って侵入する外敵を監視するために築かれたと考えられている。

参考文献 

  • 『神岡町史』

江馬氏城館の口コミ情報

2022年08月21日 信野望フリーク越前守
江馬氏城館



信長の野望で存在を知っていたが知名度が低い。復元がかなり凄いですね、徳川の現存陣屋が近くに有るからかな?

2022年05月16日 583系権中納言きたぐに
江馬氏城館



ここ2年ほど城郭検定1級の問題に飛騨の城に関する出題があるので(何回落ちとんねん!)、飛騨攻めの一環として訪ねました。

城のある飛騨市神岡地区は東大小柴教授のノーベル賞受賞で一躍有名になったところですが、16年前に神岡鉄道が廃止になってからは公共交通機関によるアクセスがよくありません。

前日にJRで富山から飛騨に入り、古川、高山地区を巡り、高山から濃飛バスで平湯温泉に行き、平湯温泉泊。朝7時の平湯温泉発のバスで神岡城口下車、神岡城に行ってから10分ほど歩いて江馬氏城館着。帰りは20分歩いて西里、または30分歩いて神岡バスセンターから2時間に一本の古川を経由する高山駅行きバスでまた戻ってきて、高山からJRで帰宅という苦しい日程となりました。

江馬氏城館は、神岡町の市街地ではなく、神岡城と同じく、高原川の上の台地に築かれています。

また、地方豪族が室町幕府の花の御所を模した方形居館の一つとされてます。
現地のガイドさんによると、発掘、復元されたのは水田だったところだけで、民家が建っているところは発掘できないので、方形に復元されたわけではありません。そして、写真のように庭園も復元されていますが、ここは水田の中に岩だけが出ていたそうで、地元では江馬の殿様の岩と伝えられていたそうです。調査の結果、水を引き入れた形跡はなく、枯山水だったのだろうとのことです。

他にも当時の城主の食事を再現した写真などがあり、それをガイドさんが解説してくれ、こちらからの質問にも懇切丁寧に話をしてくれました。

2022年05月14日 583系権中納言きたぐに
高原諏訪城[江馬氏城館  周辺城郭]



江馬氏館を見下ろす山の頂上にあります。車を使って先人様登録の江馬氏館周辺城郭Pにおけば山登りの大半を避けられますが、麓からの登城路にえげつないほどの急傾斜かつ深さの竪堀がある(写真を撮ったのですが迫力が伝わらず申し訳ないです。)ので、これが見れません。

徒歩攻めをする場合、登城路は幅が狭いうえに落ち葉で滑りやすく、足を滑らせて竪堀や砂防堰堤に落ちれば大怪我をしそうです。また、倒木で道がふさがっているところもあり(江馬氏館のボランティアの方が、来週現地に行くと言っていたので、ひょっとしたら、状況が変わっているかもしれません。)、登山靴や動きやすい服装など事前にしっかり準備をお願いします。

また、先に江馬氏館又は神岡城に寄られることをおすすめします。共通入場券300円がかかりますが、飛騨市山城マップが置いてあります。山城マップの江馬氏編に高原諏訪城の解説と簡単な登城路つき地図が載っています。

登城路で間違えやすいポイントを簡単に書き記しておきます。登城路の入口は江馬氏館から徒歩5分ほどの園城寺となっていますが、境内には特に案内板はありません。写真の鐘楼を目印に鬼瓦の建物と電信柱の間の道を進んでください。すると鳥居がありますので、鳥居をくぐって道なりに坂を上がると舗装路にでます。舗装路を横切ると登山道があります。

ここから先は道なのかわからないところが多々ありますが、道にはお地蔵様がありますので、お地蔵様を目印にして、リア攻めマップと飛騨市の山城マップを参考に進んでください。

また、辻がいくつかありますので、景色を記憶しておくか、忍者のように目印に枯れ枝を置くかしないと、帰りに違う場所にでてしまう可能性があります。

最後にアクセスですが、公共交通機関利用の場合、JR高山本線からは、猪谷発、又は高山駅発飛騨古川経由で、松本、上高地方面からは、平湯温泉発の濃飛バス神岡バスセンター行きを利用となりますが、高山駅発は2時間に一本程度あるものの、その他は極めて本数が少ないです。神岡鉄道廃止で、行きにくくなってますが、うまく利用してください。

2021年11月27日 大和大納言
江馬氏城館



2021/11/21
赤母衣イベに合わせて訪問。場所的にアクセスが難しいためか、訪問時は私一人でした。入館料は200円。神岡城とのセット券もあります。

興味深く見学しました。希望すれば受付の方に案内して頂けます。当時、徐々に実力がモノをいう世になりつつもこの地を治めるのにはこういった格式(室町様式の建物と庭園)を整えるのは必要な事だったのでしょうし、それを実現できる財力を持っていた事が分かります。

庭園は周囲の山を借景にしていたようですが、東南方向には高原諏訪城があり、当時は木々が払われていて丸見えだったと思われるので真南向きが見せたい正面になるのかなどと考えつつ、少しゆっくりした時間を過ごせました。

また、飛騨の姉小路氏、江馬氏の山城を訪問予定の方は一度訪れてここで山城マップを入手された方が良いかと。各城の縄張り図と登城時の取り付き口が記載されており参考になると思います。
(他の方の情報では飛騨古川駅の案内所にもありそうな感じでしたが、私が訪れた時はありませんでした)

それと、小型犬3頭を連れた近所の方が毎日来られているようで、自分も戻る時に歓迎?を受けました。確か14:00頃だったと思いますのでタイミングの合う方はどうぞ。興奮してはしゃぐのは分かるが、私が頂いた資料の上で飛び跳ねるのはお止め頂きたい😅

2021年11月07日 【若】池田信濃守輝幸⛄️
江馬氏城館



室町から戦国にかけて北飛騨を治めた江馬氏の館の跡に、中世の武家屋敷が綺麗に再現されていました。復元されているのは主門、土塀、庭園、会所です。

主門を入ると右側に庭園を鑑賞するための建物(会所)があります。壁があり庭園は外からは見えません。靴を脱いで上がると、まずチケットを買います。神岡城との共通券のほうがお得です。チケットを買い、中に入っていくと発掘調査の資料や写真などが展示されています。

展示ゾーンを抜けると庭園が見えてきます。庭園には木がなく石と草、苔で構成されていました。今、水はありませんが、石によって囲まれていたので昔は水があったのかもしれません。それを抜けると今で言う応接室みたいな部屋にきます。ここからも庭園が見えます。またこの部屋には納戸(忍者隠)がありました。

各都市からは行きづらい場所ではありますが神岡を一望できるところでもあるので是非行ってみてください!

2021年07月24日 さあさ上総介甲相駿三国同盟
江馬氏城館

会所からしか見えませんが、素晴らしい庭園があります。京都のお寺や大名庭園とは違った、無骨ながらも味わい深い庭園が見事に復元されてます。

2021年07月23日 戸沢夜叉九郎正樹
江馬氏城館



館跡が見事に復元されています。景観、雰囲気など一乗谷朝倉館跡と似ているかも。
詰めの城としてすぐ後ろに高原諏訪城があります。

2021年06月27日 特にありません
江馬氏城館



かなり整備されている館跡。ただ、高山陣屋からも白川郷からも白骨温泉からもそれなりに距離があるので、観光ルートでは行きづらいかな。

2020年09月27日 くっしー主計頭尚人
高原諏訪城[江馬氏城館  周辺城郭]



スカイドーム神岡(道の駅)から主郭まで約30分、途中に確認できる竪堀・堀切・切岸が素晴らしい。主郭からの眺めが最高。飛騨市の担当者によると保存会が精力的に動いてくださるとのこと。また、主郭から江間氏館跡が見えるというのが良いですね!

2020年09月22日 織田上総介晃司
江馬氏城館

史跡江馬氏館跡公園に2〜3台停めれますが足の不自由な方用に残しておいて、道の駅 宙ドーム・神岡に停めて歩いて行きましょう。

復元会所で係りの方が丁寧に説明して下さいました。

江馬氏館跡から見える山に高原諏訪城がありますが今回リア攻めは断念しました。

2019年06月18日 龍馬備中守【】
江馬氏城館



二重堀切☆中央部に土塁を置き(右)張出部から先手を撃つ☆八日町の戦いで三木自綱に攻められ更に小島時光に攻められ高原郷の領主としての江馬氏は滅亡する☆

2019年05月30日 龍馬備中守【】
江馬氏城館



江馬氏の詰城・高原諏訪城☆二重堀切を上部より☆神岡盆地を見下ろす南北に延びた稜線尾根の南端ピーク標高622mに築かれた戦国の山城☆

2019年04月30日 大隅守
駐車場[江馬氏城館  駐車場]

この辺りの余白に停めます。

2015年05月01日 まー刑部卿
江馬氏城館

駐車場は道の駅に停め徒歩5分ほどだがわざわざ200円払ってまで見る価値はなし。そばの高原諏訪城跡は路駐しましたが対面走行が、なんとか出来るところですが停めるとこは十分注意して停めると良い。

2013年06月29日 三日陸奥守落人
江馬氏城館

山麓の館と山上の詰の城(高原諏訪城)で構成される城館で、山麓の館部には発掘成果をもとに会所などが復元されています。
会所の背後、東南方向に見える山が高原諏訪城です。

は道の駅「宙ドーム神岡」を利用すると館まで徒歩約5分で行けます。高原諏訪城も近くまで車道はあるものの、スペースはないのでご注意を。

館部分がしっかり整備されてるためそこで見学完了してしまいそうですが、高原諏訪城にも二重堀切や片側土塁の道など、見逃すには惜しい遺構があります。
伐採もされてて、見晴らしも良かったですよ〜


2011年10月03日 三河守コーキしゃん
江馬氏城館

駐車スペース有りです。入場料200円で親切に館の説明をしてくれます。
高原諏訪城の縄張り図をもらえるので先に館に寄るといいと思います。

江馬氏城館の周辺スポット情報

 高原諏訪城(周辺城郭)

 江馬下館(周辺城郭)

 土城(周辺城郭)

 寺林城(周辺城郭)

 政元城(周辺城郭)

 洞城(周辺城郭)

 石神城(周辺城郭)

 トイレ(トイレ)

 駐車場(駐車場)

 駐車場(駐車場)

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