神岡城(かみおかじょう)

神岡城の基本情報

通称・別名

東町城、沖野城、野尻城

所在地

岐阜県飛騨市神岡町城ヶ丘

旧国名

飛騨国

分類・構造

平山城

天守構造

独立式望楼型[2重3階/1970年築/木造模擬]

築城主

江馬時盛

築城年

永禄7年(1564)

主な改修者

主な城主

江馬氏、金森氏、山田氏

廃城年

元和元年(1615)

遺構

曲輪、横堀(空堀)

指定文化財

市史跡(神岡城跡)

再建造物

模擬天守、模擬城門

周辺の城

江馬氏城館(岐阜県飛騨市)[0.8km]
増島城(岐阜県飛騨市)[14.5km]
姉小路氏城館(岐阜県飛騨市)[17.6km]
高山城(岐阜県高山市)[21.6km]
三木氏城館(岐阜県高山市)[23.5km]
猿倉城(富山県富山市)[25.9km]
中地山城(富山県富山市)[27.4km]
尾畑城(富山県富山市)[27.5km]
城生城(富山県富山市)[29.3km]
大道城(富山県富山市)[31.7km]

神岡城の解説文



神岡城(かみおかじょう)または東町城(ひがしまちじょう)は、飛騨国吉城郡神岡[1](岐阜県飛騨市神岡町城ヶ丘1)にあった日本の城(平山城)。「東町城跡」として飛騨市指定史跡[2]。歴史上の名称は「東町城」で、「神岡城」は通称である[3]

歴史 

越中国への侵攻拠点とすることを目的に、永禄7年(1564年)に武田信玄の命令で江馬時盛が築城し、高原諏訪城の支城となった。その後の天正13年(1585年)の金森長近による飛騨攻略の結果、その家臣・山田小十郎が城代となった。元和元年(1615年)に江戸幕府の命令で破却され、地表上の遺構は曲輪と石垣、堀のみが残った。

1958年(昭和33年)12月1日に飛騨市の史跡となった。

1970年(昭和45年)に神岡鉱山を所有する三井金属鉱業神岡鉱業所の創業100周年記念として、模擬天守と模擬城門が建築されている。現在は高原郷土館[4]、鉱山資料館などがある。

2018年(平成30年)夏には史跡外地域で発掘調査が行われ、柱穴や堀跡が見つかった[5]

アクセス 

JR東海高山本線飛騨古川駅から車で30分

神岡城の口コミ情報

2023年11月21日 RED副将軍
神岡城



江馬氏、武田氏、三木氏、金森氏が支配した飛騨統治の拠点🏯

オススメ度 ★★★⭐︎⭐︎

1564年に江馬時盛により築城。
武田信玄の命により山県昌景が飛騨国高原郷へ侵攻し、江馬時盛は武田信玄に従属。山県昌景は更に越中に侵攻するための拠点として江馬時盛に築かせたのが神岡城であり、江馬氏家臣の河上中務尉が守将として入城しました。
縄張りは山県昌景の譜勢であったとされます。
1573年に武田信玄が没すると、江馬時盛の嫡男である江馬輝盛は上杉謙信に内通し、父子で不和となった結果、1576年に江馬輝盛は父の江馬時盛を殺害し、当主となり上杉謙信へ臣従しました。
1582年、江馬輝盛は永年に渡り飛騨で勢力争いをしていた三木自綱との決戦に臨み、飛騨の関ヶ原とも云われる八日町の戦いが勃発。江馬輝盛は討死し、江馬氏は滅亡。三木氏の属城となります。
1585年、羽柴秀吉と越中の佐々成政が対立すると三木自綱は佐々成政に与したため、羽柴秀吉の家臣である金森長近が攻め寄せて三木氏は敗北し滅亡。飛騨に金森長近が入部すると、その家臣の山田小十郎を城主となりました。
1615年、元和の一国一城令によって廃城となりましたが、金森旅館として維持。しかし、1692年に金森氏が出羽国上山へ転封となると破却されました。

見所
現在は、神岡城公園として整備され模擬天守が建っています。他にも鉱山資料館や郷土資料館が併設されています。
高原川東岸の河岸丘陵に築かれており、主郭を中心に内堀、二郭、外堀が巡る環郭式です。
内堀は石垣を伴う空堀であり、西側は高原川の急崖となっています。
武田氏重臣である山県昌景の縄張りとのことですが、後世の改変を受けており武田流城郭の特徴はあまり残っていない様です。

向かいの神岡中学校が見学者用の駐車場となっています。

2023年09月26日 飛騨守はるき
神岡城

神岡城はもとは東町城という名前だった。東町城は、武田氏の山県昌景によって建てられた城。付近には江馬氏館や傘松城、高原諏訪城などがある。神岡城になったのは昭和の時代。神岡鉱山を掘っていた三井金属株式会社が神岡に城がないことを気にして、模擬天守を建てたが、実際には天守は有ったかは分からない。模擬天守は、犬山城と丸岡城の天守を真似て造られた。

2023年08月16日 ガンジー大兄はな姫
神岡城



道の駅神岡ドーム前の大通りより、少し入った所にあり、いつも通過ばかりしていました。今回は時間に余裕があったので、散策しながら、見つけました。写真投稿しましたので見てください。資料館や江間氏邸園とセットで300円。見応え充分です。

2023年08月10日 内灘守
神岡城



神岡に城があることをみんな知ってるか。いい悪いではなく、わが町の自慢なんだろな。自分の町にもあったら、自慢したいな。そんな城です。

2022年11月12日 もっくん勘解由長官3号
神岡城

高原川を臨む要害に立地しており、模造天守や鉱山資料館等があります。天守からは立ち達磨が見えます。

2022年06月27日 キリマキコ
神岡城



神岡城 高山城跡を観た翌日に、車で1時間ほど脚を延ばし、見学させていただきました。石垣やら遺構が確認出来、ひっそりと⁈楽しめました。
犬山城を模した⁈とは光栄です。

2022年06月23日 おりーぶ左近衛中将
神岡城



敷地内には鉱山資料館、旧松葉家住宅、神岡城の3つの施設があり、鉱山資料館では神岡が大きく発展した鉱山の歴史と、亜鉛など鉱物の採掘精製の過程が学べます。神岡城天守閣からの眺めは城下町を一望できて素晴らしいです。

2022年05月05日 越後守なんたん
神岡城



城内は資料館、神岡城、民家があります。庭木の手入れが素晴らしかったです。

2021年11月02日 国府左京大夫城介
神岡城

公共交通機関情報

神岡城や江馬氏城館をリア攻めするのであれば、バスを利用するしかありません。高山駅若しくは飛騨古川駅から、「神岡営業所」行きに乗り、西里で下車してください。そこから、神岡城まで徒歩で15分、江馬氏城館まで徒歩で25分となります。一応、神岡地内を走るバスもあるようですが、本数は少ないので利用しにくいです。

2021年11月時点の料金は、
高山 ¥670
飛騨古川 ¥300
となります。

基本的に本数が少ないので、事前に濃飛バスのサイトで時刻表は確認しておいて下さい。

2021年07月24日 戸沢夜叉九郎正樹
神岡城



飛騨古川駅からバスで約40分、神岡の中心街に到着します。城から一番近い西里バス停留所から徒歩約20分で城跡に着きます。模擬天守ですが小高い丘の上にあり、なかなか雰囲気があっていいかもです。

2020年09月27日 くっしー民部大輔尚人
神岡城



別名、東町城。天守は模擬天守ですが、築城50年でなかなか趣があって良いですよ。石垣、堀が遺構とされていますが、いつの時代のものかよく分かりませんね。国史跡になっている江馬氏城館は、16世紀初めまでしか使われていなかったので、その後江馬氏がここに移ったとも言われています。
駐車場はすぐ横にあります。鉱山資料館と旧松葉家も一緒にあるので、セットで見学されると良いと思います。

2020年09月22日 織田上総介晃司
神岡城

神岡城の真向かいに駐車場があります。
天守は三井金属鉱業が建てた模擬天守。

2020年08月15日 VTR美濃守シゲ籠城
金森宗貞邸[神岡城  周辺城郭]



飛騨鉱山開発の祖で有る金森宗貞の屋敷跡と伝えられる。 茂住宗貞が越前より入り飛騨に入った金森長近に仕え、金森宗貞と名乗った様。現在は金竜寺と言うお寺が建っています。石垣が残っていて、見応え有り。駐車場は国道41号線沿い史跡の角にお墓参り用と思う空き地が有ります。


2019年11月03日 勝幡修理大夫絵振之助㊉
神岡城

遺構は空堀だけ。堀が好きだから良いけど。紅葉が綺麗だった。鉱山資料館、古民家合わせてゆっくり見ても30分くらいのこじんまりしたお城。

2018年08月13日 黒虹
神岡城

1615に廃城になっているのにこんな模擬天守なんか建ててほしくない。当時の遺構を残してほしかった。

2015年09月24日 まるき〜出雲守
神岡城

鉱山資料館、神岡城、郷土館に入るためのチケットを購入して入場、
個別では販売していないようです。
天守の中は甲冑等のお決まりの展示物、えっ?これだけ!と思う様な内容…(~_~;)上からは街並みが見下ろせて優越感に浸れるかと…

郷土館は古民家の中に大量のアンティーク、きっとタイムスリップした気分になれます…
昔の暮らしで使われていた道具が
山盛りの展示!古い物が好きな方
にはたまらない場所なんだろうねぇ

鉱山資料館は石が好きなら見応えあるかと…

大人460円は安い様な高い様な…
実に微妙な値段設定だと思いました。
駐車場横が学校でしたので天守に
行くまでの外堀は小学生達の格好の遊び場と化していました。
堀を利用してドッチボールとかしていて…(=゚ω゚)ノ〜◯
こじんまりしていて、何だか平和な所って感じ(笑


2013年06月29日 三日左馬助落人
神岡城

武田家の勢い盛んな永録年間、この地に出張してきた山県昌景の指導のもとで江馬氏が築いたと伝わっており、山裾に張り出した「後ろ堅固」の台地上に占地した縄張りは、信州の高遠城を彷彿とさせます。

本丸の石垣は、今のように整備される前、田畑に散乱していたのを積みなおしたそうです。

城跡からは神岡の市街地が一望でき、犬山城を模したという昭和の模擬天守は城下からもよく見えます。

なお、天守のある本丸に入るには隣接の鉱山資料館とセットの入場料が必要。
も整備されています。


2012年05月02日 願舟近江守
神岡城

地形を利用した後堅固の城で、本丸を中心に堀を要し、それを取り囲んで二の丸、さらに三の丸が置かれる輪郭式で見応えがありました。
空堀の中で子供たちがサッカーをしていましたが、ボールが外に転がっていかないので、とても安全に遊んでいました。時代とともに掘は子供たちを守っているんですね。

2012年01月14日 鷹樹副将軍慶隆
神岡城

冬季は見学出来ません

2011年10月03日 三河守コーキしゃん
金森宗貞邸[神岡城  周辺城郭]

現在は金竜寺になっています。寺敷地内に駐車スペースがあります。多分積み直してある石垣の一部と説明板があります。

神岡城の周辺スポット情報

 空堀(遺構・復元物)

 金森宗貞邸(周辺城郭)

 道の駅 スカイドーム神岡(御城印)

 地域交流センター船津座(御城印)

 トイレ(トイレ)

 駐車場(駐車場)

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