西方城(にしかたじょう)

西方城の基本情報

通称・別名

鶴ケ岡城

所在地

栃木県栃木市西方町本城

旧国名

下野国

分類・構造

山城

天守構造

築城主

西方景泰

築城年

鎌倉時代

主な改修者

主な城主

西方氏

廃城年

遺構

曲輪、土塁、横堀(空堀)、竪堀、枡形虎口

指定文化財

再建造物

説明板

周辺の城

不摩城(栃木県栃木市)[7.9km]
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皆川城(栃木県栃木市)[9.0km]
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鹿沼城(栃木県鹿沼市)[10.8km]

西方城の解説文

西方城(にしかたじょう)は、栃木県上都賀郡西方町本城にある山城。

遺構
標高約221mの城山山頂に築かれている。西側と南東側はゴルフ場となり一部破壊されているが、主要部はよく残り、県内屈指の見ごたえある城といえる。

深い堀切や断崖のような切岸が印象的だ。最大の特徴は縄張で、屈曲する竪堀をはじめ、堀や土塁を巧みに使うことで通路を折り曲げてある。枡形虎口も多く、道筋を複雑化することでくまなく横矢を掛けている。

駐車場となっている長徳寺から遊歩道がついており、屈曲する竪堀を抜けると北の丸北側の馬出に至る。馬出には大規模な横堀がめぐり、その北側は水の手になっている。

北の丸からは、南に向けて空堀で区切られた曲輪が並び、最高所が主郭となる。北の丸から二の丸に至る虎口も、見どころのひとつ。主郭南側の南の丸に至る道筋も虎口をはじめとして屈曲した道筋が続き、高い土塁や空堀とともに見ごたえがある。

主郭の東側尾根にも曲輪が続く。主郭から東の丸への道筋にある連続する枡形虎口も、大きな見どころだ。

西方城の東麓には、西方城の支城とされる二条城がある。どちらが先に築かれたかはっきりわかっていないが、平時は二条城、有事は西方城と使い分けをしていたという見方もある。

歴史
鎌倉時代後期に、宇都宮景綱の三男・武茂泰宗の子といわれる烏丸(西方)景泰が築いたと伝わる。しかし近年の研究では、武茂泰宗の子の貞泰こそが西方氏の始祖で、貞泰の子である宗泰のときに下野西方氏が成立したらしい。そうであれば、西方城は南北朝時代以降に築かれたと考えられる。

天正元年(1573)頃に書かれたと推定される常陸の佐竹氏宛の書状に西方城の名が記されていることから、この頃には西方氏の城として機能していたことが推察される。

天正18年(1590)の豊臣秀吉による小田原攻めでは、西方氏は秀吉の陣に出仕し、秀吉に敵対していなかった。しかし、戦後処理(宇都宮仕置)で西方氏の所領は結城氏に与えられ、所領を失った西方氏は宇都宮氏から代替措置として与えられた赤羽(芳賀郡市貝町)へ移った。西方氏が去ったのを機に、西方城は廃城になったとみられている。

交通
東北自動車道鹿沼ICから車で約25分

参考文献
『関東の名城を歩く 北関東編』吉川弘文館、2011年
現地案内板

文:萩原さちこ

西方城の口コミ情報

カーネルさん[2018年11月14日]
東武金崎駅から西に行きたいが、改札は東にしかないので、200m北上して踏切を渡る

最初は住宅があるけど、抜けると眺めがよくなり、前方に横たわる山へ向かう。一番高いところに一部凹んでいるこころがあり、そこへ登ることになります

県道117号を進み、大沢田という白い看板で左折し、西方城の案内を頼りに右左折を繰り返して、長徳時を目指す

境内には城の見取り図もあります。山道を登ると「見どころ①~⑧」があるので、順番に見てまわる。案内・看板が充実しているし遺構もくっきりでした

一番奥が東の丸で、北に道を戻るつもりが右に道があるので、先に進むと登ってきた道にショートカットできました

1周するコースが、ありがたいお城でした。見どころが多く見学に時間を要し、駅から往復して130分でした

まー刑部卿さん[2016年04月10日]
先人の言われる通り長徳寺(現在工事中)を目指すといいですが途中から案内表示板が出ています。お寺の手前に三段の駐車場(アスファルト舗装)があります。お寺の前に縄張り図と共にパンフレットもあります。お墓の脇から登城出来、途中からも案内表示板があるので迷わず行けます。パンフレットにも書かれていますが窯焼き跡を通り過ぎれば城跡はすぐそこです。また堀跡や虎口の表示板もあります。なおそばの二条城(西方藩陣屋跡)は駐車場はなく田畑荒らす動物を避けるため網目のブルーシートが東北道下(トンネル)に掛けられています。西方城訪城専用駐車場に停めて歩いて行かれるといいです。徒歩10分くらい。開山不動尊裏から立ち入ることが出来ますが本郭跡は手入れが入ってなく藪化しているため鎌など持っていくことをお勧めします。石垣が残っているようですがわかりませんでした。

土塁ルイさん[2014年05月06日]
東側から東北道をくぐり、直進した左側に訪城者用の駐車場があります。遺構の残存状態や縄張りなど予想以上に堪能できました。縄張図持参での訪城をお勧めします。

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