加園城(かぞのじょう)

加園城の基本情報

通称・別名

龍ヶ谷城

所在地

栃木県鹿沼市加園

旧国名

下野国

分類・構造

山城

天守構造

築城主

渡辺綱重

築城年

大永年間(1521〜1528)

主な改修者

主な城主

渡辺氏

廃城年

遺構

曲輪、土塁、堀切、横堀(空堀)

指定文化財

再建造物

周辺の城

鹿沼城(栃木県鹿沼市)[4.2km]
西方城(栃木県栃木市)[10.2km]
多気城(栃木県宇都宮市)[10.6km]
犬飼城(栃木県宇都宮市)[12.8km]
不摩城(栃木県栃木市)[13.8km]
江曽島城(栃木県宇都宮市)[15.8km]
横田城(栃木県宇都宮市)[16.3km]
戸祭城(栃木県宇都宮市)[16.4km]
徳次郎城(栃木県宇都宮市)[16.6km]
宇都宮城(栃木県宇都宮市)[16.9km]

加園城の口コミ情報

2024年09月25日 RED副将軍
加園城



大規模な横堀が巡り技巧的な縄張りの下野国の名城🏯

オススメ度 ★★★★★

築城年代は不詳。大永年間(1521年〜1528年)に渡辺綱重により築かれたと云われます。
渡辺氏は源頼光の四天王のひとりである渡辺綱の末裔とされ、渡辺綱重は宇都宮忠綱に従属し皆川氏と戦ったことが記録に残ります。
1523年に宇都宮忠綱は猿山合戦で敗北し宇都宮城から追われると、その混乱に乗じて渡辺綱重は宇都宮氏から離反し、小山氏と結城氏の連合軍に属します。
1561年に上杉謙信が侵攻してくると渡辺忠之は小山秀綱に従い出陣したとされ、碓氷峠で討死したと云われます。
その後の渡辺氏と加園城の動勢は記録や伝承はなく不明です。

見所
大芦川と支流の荒井川に挟まれた標高227mの山塊南端部に築かれています。
南側は石灰岩の採掘により消失しているものの、主郭周辺の残存度合いは極めて良好で、何より地主様のご好意により城域は整備が進み、駐車場も完備しています。
尾根南端の主郭は高土塁が巡り、更にその周囲を巨大な横堀が巡っているのが特徴的。
主郭南の二郭は神社が鎮座していますが、二郭の周囲も大規模な横堀が巡り、南端西側には土橋が架かります。
主郭の北側尾根には堀切で区切られた小郭が連なります。
南西尾根は大土塁が付いた西郭があり、側面は横堀状となっています。途中には土橋や虎口もあり石垣も認められます。
とても在地土豪が築ける規模ではなく、技巧的な縄張りであることから戦国末期にいずれかの大勢力により改修されたものと思われます。

2024年07月11日 マグロ常陸介祐平
加園城



宇都宮氏旗下の渡辺右衛門尉綱重が大永年間もしくは天文20年に築城し、永禄4年には小山氏に従い上杉氏との戦いで碓氷峠で討死したとされるようです。

お城の南側は石灰の採掘により消滅していますが、東郭には長い竪堀、神社のある南北に長い二の郭と主郭は堀に囲まれており、主郭の北側には高い土塁があり、郭内には玉石が使用される井戸が見られます。二の郭の西側には、土橋でつながる馬出し(写真6枚目)も見られます。

主郭の空堀には外周に土塁があり、西側の虎口の先の西郭に通じる土橋周辺には,僅かですが石積み(写真2枚目)も見られます。西郭は狭い郭ですが、北側には土塁があり、帯郭も見られます。
土木量の多いお城で、全体的に遺構の状態は良好でした。

お城全体が私有地ですが、地主様のご好意により駐車場や見学コースが整備されており遺構の案内も充実しています。たまたまかもしれませんが、蚊にもさされることなく、薮も西郭の郭内くらいで、この時期でも見やすい山城でした。整備されている地主様に感謝です。

注意点ですが、駐車場入口のワダチが深いので、車高の低い車は気をつけてください。

2021年10月24日 [銀英1]唐沢山下野守秀郷
久我(久賀)城[加園城  周辺城郭]

久我(久賀)氏は佐野氏の分家説が有力で、南摩氏、加園氏も同様のようです。

1247年の宝治合戦で佐野実綱は三浦方に付き敗戦討死❗️その子盛綱が久我氏初代か😄

父親の敗戦により佐野庄からこの地に逃れてきた?秋葉(不摩)城~粕尾城~大塚城~粟野城~久我城~上南摩城~金ヶ沢城と秀郷流~藤姓足利氏~佐野氏の流れが多い⁉️皆川氏、壬生氏と激戦を繰り広げたこの辺りです☺️

そしてご住職、そう庶流だそうですが皆川氏の末裔✨1587年久我氏が滅亡した戦の相手は皆川氏😅なんとも奇遇です。

ご住職から貴重な話をたくさん伺い、楽しい一時を過ごしました☺️そして、いっそうの御供養をお願いし、帰り道となりました🎵

2020年11月25日 M.I
加園城

先人の情報をもとに行ってきました。公開してくださっている地主様に感謝するほど、感動します。案内板があり整備もさぞかしご苦労されていることと推察いたします。特に本丸と二の丸間の堀切と横堀は素晴らしいです。是非訪ねて実感してください。

2020年10月21日 【籠城中】下野守智ぞう
加園城入口の案内看板[加園城  碑・説明板]



わかりづらいですが左手に小さな看板あります

2020年09月10日 蘭丸クン
下沢城[加園城  周辺城郭]

鹿沼市の二股山中にあります。双耳峰の北峰から先に看板あります。

2020年02月16日 【籠城中】下野守智ぞう
加園城

2020,02,15に栃木オフ会で12人で再び登城~。

加園城入口付近の道路脇に車4台くらい止められるスペースあり。そこに車を止め歩いて登城口まで。

トレッキングポールはやはり必須と思われます。

前回雨の為に行けなかった本丸にも行きました。

高い土塁に囲まれた本丸と本丸内の井戸にビックリ!マジでこれ、この城が何の指定にもなってないのに驚きです。

二の丸堀切のさきが崩されてますが、加園城がこれ以上壊されないよう祈るばかりです。





2019年12月30日 【籠城中】下野守智ぞう
加園城

城の東側の道路横に、加園城って立て札があり、その細い道をずっと入って行った所にその城の持ち主がご厚意で作って下さった車が3台くらい止められる駐車場あります。

ただし、そこの道は軽自動車がやっと通れるくらいの道でキツイカーブ等もありますので、脱輪、パンクなどの危険性あり

城跡指示の看板付近の道路路肩に駐車するか、ちょっと先のコミュニティーセンターの駐車場に止めるかして歩いて来るのが無難でしょう。

城郭に続く道もかなり滑るし足場が悪くなってますので、トレッキングポールや杖、滑らない靴などは必須かと思われます。

上まで昇ると、ええ!こんな所なのに!マジで!と思われる遺構あります!

案内看板などもご厚意で設置してあります。ホント地主の方に感謝しかないです。

先人の言われてた通り市が保存に乗り出して欲しいです





2017年12月05日 
加園城

城跡のある山の東側に、小さな加園城跡への道しるべがあります。私は、その辺りに停めましたが、田んぼの畦道を行くと、登山口に駐車スペースがあります。

登って行くと、小さな道しるべがあちこちにありますが、あまり役に立たない。

結局、急斜面を直登、何とか遺構にたどり着きました。

城跡まで来ると、比較的ましですが、途中はヤブヤブに急斜面の直登、夏場はやめた方がいいでしょう。

熊注意の看板もありましたし。

帰りは遠回りしてアジサイ山経由で降りて来ましたが、遺構は素晴らしいのに、何で史跡指定して、保存しようとしないのか?

鹿沼市の見識を疑います。

2016年12月25日 三輪左近衛少将直虎
加園城

東の谷沿いから直登し10分程で尾根の堀切へ出られました。深い横堀や分厚い土塁を堪能しました。

2010年06月12日 半日皇帝下野守
加園城

夕方17頃に到着したので、とりあえず城跡全体の写真だけアップしました。
城跡の内部の写真は後日再攻城してアップしますm(._.)m

加園城の周辺スポット情報

 下沢城主郭(遺構・復元物)

 加園城入口の案内看板(碑・説明板)

 説明板(碑・説明板)

 久我城、金ヶ沢城、案内板+久我神社石碑(碑・説明板)

 上南摩上の城(周辺城郭)

 上南摩下の城(周辺城郭)

 下沢城(周辺城郭)

 久我(久賀)城(周辺城郭)

 金ヶ沢城(周辺城郭)

 龍階城(周辺城郭)

 老沢城(周辺城郭)

 駐車場(駐車場)

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