加古川城(かこがわじょう)

加古川城の基本情報

通称・別名

糟屋の館、糟屋氏館、糟谷城、加須屋城

所在地

兵庫県加古川市加古川町本町

旧国名

播磨国

分類・構造

平城

天守構造

不明

築城主

糟屋有数

築城年

寿永2年(1183)

主な改修者

糟屋氏

主な城主

糟屋氏

廃城年

慶長5年(1600)

遺構

消滅

指定文化財

再建造物

説明板

周辺の城

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加古川城の解説文

加古川城(かこがわじょう)は播磨国印南郡加古川村(兵庫県加古川市加古川町本町)にあった日本の城(平城)である。現在、城跡は称名寺となっている。

概要
加古川城は糟屋有教によって築城され、播磨では白旗城についで古い城であった。『播磨鑑』には、城は加古川村より一丁(約110m)西方にあり、五十間(約90m)四方の規模であったと記されている。また『加古川市誌』によると、当時の城は石垣を高くして、中央に物見櫓が設けられており、城壁には矢、鉄砲の発射のための大小の孔が空けられ、外部は塹壕をめぐらして、逆茂木を設け、敵が容易に接近できないようにされていたという。

この他江戸時代後期の絵図『播州三木城地図』(安藤美枝子氏所蔵)にも「加古糟谷城跡」が描かれている。それによると加古川城はそれぞれ堀と空堀で囲まれた三つの曲輪を持つ城であり、二十間(約36m)四方の一の曲輪、二つの櫓を持つ二の曲輪、それらとは独立した縦二十間、横四十間(約72m)の出曲輪から成っており、大手には階段、外周には土塁が作られていたという。但しこの絵図がどこまで史実を反映したものであるかは不明である。

天正5年(1577年)、羽柴秀吉らによる毛利氏討伐の軍議がこの城で開かれた。その後、元和元年6月15日(新暦1615年7月10日)に破却された。現在、城跡は称名寺となっており、遺構は皆無と言って良い状況だが、付近には堀と思われる水路が存在するなど地形に微かに痕跡を留めている。城のあった場所は、加古川町本町字城開地と表示されていた。

沿革
寿永3年(1184年)に平氏追討の戦功により糟屋有季が、源頼朝から播磨国印南郡南条郷を与えられた。承久の乱(承久3年6月、西暦:1221年6月)後、糟屋有教がこの地に築城した。鎌倉時代には加古川城は播磨守護所で、守護代糟屋氏が在城した。

天正5年(1577年)10月、羽柴秀吉が播磨に入り、毛利氏討伐の軍議がこの城で開かれた。この時の12代城主であった糟屋武則は秀吉につき従って小姓頭となり、賤ヶ岳の戦いで武功をあげ七本槍の1人に数えられるなどの活躍を見せ、最終的には12,000石の大名に出世した。しかし、関ヶ原の戦いで西軍に付いたため、領土を没収された。その後糟屋氏は断絶し、元和元年6月15日に破却された。

天正5年10月、織田信長が秀吉に中国攻めを命じ出陣させた。秀吉はまず播磨に下向し、別所氏らの協力を得て1ヶ月足らずで播磨の大半の豪族を掌握した。秀吉は、背後の脅威である但馬や毛利の勢力が浸透している福原城(佐用郡)、上月城(佐用郡)を武力平定し、戦果報告に帰国した。

改めて秀吉は播磨入りすると加古川城に国内諸城主を集め軍議を行った(加古川評定)。三木城主の別所長治の代理で出席したのは、毛利びいきで名門意識の強い叔父の別所吉親であった。吉親は下層から立身した秀吉を見下すところがあり、評定で秀吉の問いに応じて別所氏の家系から代々の軍功を語る長談義に及び、秀吉の不興を買う事になった。吉親は憤懣を抱いたまま三木城へ帰ると長治を説き伏せ、信長からの離反を決意させた。この決裂により、翌天正6年から8年(1578年 - 1580年)にかけて三木合戦が始まり、三木城及び別所氏一族の諸城を秀吉が攻める事となる(野口城神吉城志方城高砂城端谷城御着城など)。天正8年に秀吉は諸城を陥落させた後に三木城を落城させ、長治は城兵の命を引き換えに切腹、吉親は徹底抗戦しようとして城兵に見限られ殺された。

加古川城の口コミ情報

June02様[2011年02月12日]
山門脇に案内板があるだけで、遺構は全くありません。散策をすると『これかな』と思われる細い水路が何本かはあり、かろうじて称名寺を中心とした城郭規模が推測される程度です。
写真は、案内板をアップさせて頂きました。
また、南に(徒歩5分)宮本武蔵の甥伊織が再建したと言われる泊神社があり、敷地は『山名宗全』に落城させられた南北時代築城の石弾城(いしひきじょう?)跡です。木碑及び案内板、遺構と推測される石垣があり、加古川城と共に、散策をして頂きたく思います。

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