善防山城(ぜんぼうさんじょう)

善防山城の基本情報

通称・別名

善防師城

所在地

兵庫県加西市三口町北山他

旧国名

播磨国

分類・構造

山城

天守構造

築城主

赤松則繁

築城年

室町時代

主な改修者

主な城主

赤松氏

廃城年

遺構

曲輪、石垣、土塁、堀切

指定文化財

再建造物

周辺の城

中道子山城(兵庫県加古川市)[5.7km]
志方城(兵庫県加古川市)[6.8km]
金鑵城(兵庫県小野市)[6.9km]
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野村城(兵庫県加古川市)[13.2km]
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善防山城の解説文



善防山城 (ぜんぼうさんじょう)は、室町時代に現在の兵庫県加西市三口町の善防山(標高251m)にあった日本の城(山城)。

概要 

築城年代は明らかではないが、築城主は赤松義則の八男である赤松刑部(左馬介)則繁である。

嘉吉の乱(1441年)で将軍足利義教の暗殺に成功した赤松則繁は敵の追撃も受けず悠々と播磨に戻ったが、その後赤松氏は山名勢の攻撃を受けて城ノ山城に篭ったため善防山城はあっけなく山名勢の前に陥落した。この際、則繁の軍勢は地形を利用し全山の岩肌に油を含んだ竹の皮を敷き詰め、敵が滑って攻められないように工夫したはずであったが、敵はその竹の皮に火を放ち城は炎に包まれ落城した。この合戦はかなり凄まじかったらしく、明治初期まで各所に白骨を残したという。

善防山城の口コミ情報

2022年12月15日 RED副将軍
善防山城



岩山に築かれた赤松氏の拠点🏯
ハイキングコースとしても楽しめます✨

オススメ度 ★★★⭐︎⭐︎

1346年に備前・播磨・摂津の守護職であった赤松範資により築城。
1441年の嘉吉の乱において赤松満祐は将軍足利義教を暗殺。
しかし、赤松満祐は山名氏より追討されます。
赤松満祐の弟である赤松則繁が善防師城の城主でしたが、油を含ませた竹の皮を張り巡らせて攻めてくる山名勢が滑って攻め上がれないようにしましたが、逆に火を放たれ炎上し落城。
赤松満祐は城山城に籠城するも自刃。赤松氏は没落しました。
その後は山名氏の支配下となった様です。

見所
標高251mの善防山ピークに主郭を配し、比高は約130mくらいです。
東尾根の二郭には石積みが点在し段郭が連なります。
また巨石を利用した門跡の様なものも確認できます。
派手な堀切等の城郭遺構はないオールドスタイルの山城ですが岩山に築かれており岩場の稜線を歩くハイキングコースとしては最高です。

行き方は、城域西側より古法華寺を目指します。その先にハイキングコース入口があります。歩いて行ける距離に駐車スペースもあります。吊り橋の逆側が登城路です。

2022年05月20日 583系安房守きたぐに
善防山城



赤松氏が築き山名氏が滅ぼした兵庫県加西市にある城です。

北条鉄道を播磨下里で下車し、徒歩攻めしました。一枚目の写真の地図の善防山に城跡があります。地図の下里小学校北交差点から登城しました。

交差点脇に本丸登山口との看板がでてます。進むと、いきなりうっそうとした林の中に入ります。あたりの木々には猟友会のメンバーの連絡先が吊るしてあり、誤って道を外すと罠猟の罠にハマってしまうかも、と思い進みましたが、程なく尾根に出ました。

山の尾根は写真のような岩だらけ。写真3枚目に山が2つありますが、奥の山が主郭です。4枚目の写真のように補助ロープがあるような岩登りに、登山靴にリュックだからいいものの、草鞋履きに鎧きて武器持って登れるわけないと思ったのですが、城攻めを押して、この城の基本情報を見てビックリ。

なんと、赤松方は地形を利用し全山の岩肌に油を含んだ竹の皮を敷き詰め、滑りやすくして防御しようとしたそうです。そうしたところ、攻撃側は竹の皮に火を放ち、城は炎に包まれて落城したとなんともいいようがない話が書かれてました。

登城開始から30分ほどで主郭に到着しましたが高所恐怖症の方はこのルートはしんどいかもしれません。

帰りは行きのルートではなく、一枚目の写真の吊り橋側から下山しました。吊り橋の手前に登山道があり、ここから降りると吊り橋の下(最後の写真)にでます。そこから、写真のPマークをとおり、善防中学校の校舎とグランドの間の道を抜け駅に戻りました。

なお、吊り橋を渡ると7番目の写真のような鎖場があります。周辺の山は加西アルプスとよばれてますので、装備万端の方は挑まれてはいかがでしょうか?

また、攻城の際は第三セクターの北条鉄道を利用していただけたら幸いです。

2021年05月24日 ロラたん大膳大夫
善防山城



景色良好です。
近くの笠松山までは岩場歩きが楽しく、加西アルプスと言って、登山も楽しいです。

2020年09月24日 虫明備前守
多聞寺[善防山城  寺社・史跡]

曹洞宗祝融山多聞寺は黒田家家臣後藤又兵衛の菩提寺です。

2020年04月26日 ソバッソ80.0
山下城[善防山城  周辺城郭]



常行院さんを目標に設定。
駐車場が目の前にあるのでそちらに駐車。

遊歩道を進むと、急に犬小屋やら畑やらが出てきて、思いっ切り人の土地って感じになります。
ハイキングコースみたいになっているので多分問題ないんやと思いますが、念の為人に遭われたら一声かけた方が無難でしょう。

駐車場から5分程度で、それらしき平坦地が出てきます。防御設備もとい政務所と表記の場所ですわ。
あとは登り口があるので登ってくれはったら、堀切(表記やけど谷筋にも思えます)に沿って上に登ればそのうち主郭です。概念図がここにあります。

そっから竹やぶ方面に進むもよし、竪堀表記のヤブい斜面を散策するもよし。竪堀は視認出来ませんでしたが。
僕は遊歩道から入って、大手口に抜けていく形で散策。大手口は思いっ切り民家がすぐ隣にありますので、写真撮影はかなり憚られます。
良識の範囲内で散策をお楽しみ下さい。


赤松さんの家臣、浦上さんの支流が入ったお城だとか、その後は別所さん(ハムの人じゃない方)が入っただとか書いてあります。

てか支流とか書いたら、無限に広がっていきますやん。と、中世は親戚多いしややこいねぇーなんて思って書いてみました。

2019年03月25日 ソバッソ80.0
善防山城

加西市善防公民館に駐車
真正面に「大手門登山口」と記載看板アリ
奥に進むとそれらしき登道が出てきます。
岩盤の上にコロコロと礫が散らばっているので、下手な進み方すると滑って落ちます。適した装備で、適した登り方をして下さい。

10分弱登ると、土エリアに入りますが、正直ヤブにまみれた段郭らしき小さな平坦地程度しか視認出来ませんでした。
道中は、途中に出てくる巨石を利用した虎口らしき食い違い以外は楽しみがないので、ココロを無にして主郭部を目指す事をオススメします。

登り始めて25分くらいで、ようやく明確な平坦地が出てきます。恐らく二ノ丸かと。一段下がった街道側(北やと思う)に、石垣かと思われる石の列があります。
そこから5分で主郭、景観は圧巻。とても心地良い。縄張り図表記の看板あります(いつも思う、麓に置いてくれ)。

東と南に出郭(かな)があり、特に東側には石垣が残っています。道中には岩盤を利用した切岸が設備され、出郭から主郭に戻る際には、グッとくる事間違いなし。

堀切などの防御設備は、あまり期待せず登って下さい。

2017年02月18日 みず
善防山城

北条鉄道の播磨下里駅下車して線路を渡ります。王子町交差点をこ越えしばらく歩くと右手に『善防小学校北』という案内板があります。そこから、城跡まで約1時間
途中に、岩陵尾根という岩場があります。場所によるとロープで登らないといけない所もありますので足元には注意が必要です。あと、イノシンもいるようにで気をつけて下さい

善防山城の周辺スポット情報

 山下城跡説明板(碑・説明板)

 山下城(周辺城郭)

 多聞寺(寺社・史跡)

 駐車場(駐車場)

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