林城(はやしじょう)
林城の基本情報
通称・別名
- 林城[林大城(おおじょう、金華山城)・林小城(こじょう、福山城)]
所在地
- 長野県松本市里山辺、入山辺
旧国名
- 信濃国
分類・構造
- 山城
天守構造
- -
築城主
- 小笠原氏[すべて]
築城年
- 長禄3年(1459)[林大城]、長禄年間(1457〜1460)[林小城]
主な改修者
- -
主な城主
- 小笠原氏[すべて]
廃城年
- 天文19年(1550)[すべて]
遺構
- 曲輪、石垣、土塁、堀切、切岸、井戸[すべて]、竪堀[林小城]
指定文化財
- 国史跡(小笠原氏城跡)
再建造物
- 碑、説明板[すべて]
周辺の城
-
桐原城(長野県松本市)[2.0km]
松本城(長野県松本市)[4.0km]
山家城(長野県松本市)[4.0km]
井川城(長野県松本市)[4.1km]
埴原城(長野県松本市)[4.1km]
稲倉城(長野県松本市)[8.0km]
平瀬城(長野県松本市)[8.9km]
虚空蔵山城(長野県松本市)[15.9km]
武居城(長野県東筑摩郡)[16.7km]
中塔城(長野県松本市)[17.4km]
林城の解説文
[引用元:Wikipedia「林城」の項目]
林城(はやしじょう)は、長野県松本市にあった信濃国守護・小笠原氏の館(日本の城、山城)。「小笠原氏城跡」として井川館(井川城)と共に国の史跡に指定されている[1][2]。
歴史
信濃国守護であった小笠原氏は、当初は井川館を拠点にしていたが、長禄3年(1459年)、府中小笠原家の小笠原清宗が築城したとされる。後に清宗の曾孫小笠原長棟が同族の松尾小笠原氏を屈服させ、小笠原氏を統一した後に拠点を移した。
天文19年(1550年)7月15日に長棟の子小笠原長時が武田信玄に攻められ一夜のうちに落城した。
構造・遺構
林大城(金華山城)と林小城(福山城)からなる。麓の大嵩崎集落には館町が形成されていた。
林大城
現在は曲輪、土塁、石垣などの遺構が残っている。林大城の周囲には東城山遊歩道が整備されている。1970年(昭和45年)10月22日に長野県指定史跡に指定されていたが[3]、2017年(平成29年)2月9日付で井川城と共に国の史跡に指定された。
林小城
大嵩崎集落を挟んで南西側にある。かつては小城は「古城」と考えられ、林大城よりも古くに築城されたと考えられていたが、縄張りなどが複雑なことから大城より後に築城されたと考えられている。小城も土塁や石垣が残っている。
林大城と同じく県の史跡に指定されていたが、2018年(平成30年)11月16日の文化審議会の答申により、小城も国の史跡に追加指定される見込みとなった[4]。
参考文献
- 信濃史学会編 『信州の山城 信濃史学会研究叢書2』 1988年
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林城の口コミ情報
2023年04月23日 カズ
林城
松本駅から徒歩で向かいましたが、先人の書き込みのとおり、レンタサイクルをおすすめします。また、ルートとしては川沿いの大手から登り、搦手に降り、小城を見るのがおすすめです。私は大城と小城の間の搦手から登りましたが、日没間近になったため、小城は断念しました。レンタサイクルで行っておけば‥。天気が良ければ城に向かう川沿いの道も快適だと思います。さすがに名門小笠原家の本拠地だけあり、見ごたえ十分でした。
2022年07月04日 Maru姫22
林城
遺構とは思えないくらいキレイな階段状の石積みを見ることができました。
2022年07月02日 越中守松宙右衛門
林城
駐車場
先人様の補足をします。
令和4年7月2日現在、中腹の駐車場の少し手前に倒木があり道がふさがれて駐車場まで車で行けません。
お墓を過ぎるとU字のカーブがあります。
そこに停めるか、アスファルトから砂利道になり、もう少し行った所に車一台程のスペースがあります。
そこでUターンも出来ますが、かなり狭いです。
山城や山道に慣れていない方は麓から歩かれた方がよろしいかと思います。
2021年08月14日 三春田村氏
針塚古墳駐車場[林城 駐車場]
案内されている駐車場です。舗装されていますが、すれ違えない狭さの道があります
2020年10月22日 おさむ
林城
林城の案内看板に従い、車で山の中腹まで行くとお墓があります。そこ以降の道は、狭くなりますので、要注意です。
城跡直近には教育委員会の解説があり、城の変遷がよく分かります。
城跡には、屋根付き休憩所があります。
2020年01月12日 国府左京大夫城介
水番城[林城 周辺城郭]
水番城への登城口。
南方集落にある南方諏訪社の前の道を西に向かって突き当たりを左側に登って行くと、南方秋葉社を経由して、水番城へ到達します。また、右側に下ると、水番城の説明板があります。(Googlemapでは写っていません)
南方秋葉社への参道はかなり急で、南方秋葉社には10~15分程度で着きます。そこから、100m程度で、堀切に辿り着きます。そこを登ると、右手に大手筋があり、本来の登城口のようです。大手筋に向かわず直進すると、主郭を守る二重堀切が出迎えくれます。主郭の南側には石積みがありますが、林城のような土塁はありません。主郭を越えると、竪堀が怒涛の如く出迎えくれます。竪堀群を越え、暫く行くと、堀切があり、その先に搦手筋があります。
なお、水番城の南方登城口周辺に、車を止めるような場所はありません。
2019年12月27日 内記かずりヾ(・ε・。)
水番城[林城 周辺城郭]
水番城は林大城から橋倉集落を挟んだ東方約0.9km、北方へ延びる山塊尾根上、標高約840mのピークの一つに主郭が存します。西麓からの比高は100m位でしょか。
築城年代は不明ですが、築城者は小笠原氏で、その名称が示すとおり林大城の水の手(水源?)を守るために築かれた支城だそうでコンパクトな縄張となっています。林大城にも井戸跡があるので水の手そのものであることには疑問がありますが、この尾根からは確かに豊富に水が出ているようで、実際に尾根西側斜面に水が染み出してる場所が何箇所かありました。
お城は遺構の残存率が総じて素晴らしいです。主郭には石積みも残り、堀切や竪堀も明瞭です。特筆すべきは主郭から南側尾根斜面に畝状竪堀(連続竪堀ではない。)が付いている事で、自分の写真は少し判り難いですが、現地に赴けばはっきりと確認出来ます。この畝条竪堀は途中で集合しているものもありまして、下から攻め登る場合には兵力が分散される意図なんでしょか。小笠原ブランドのお城では集合竪堀をよく見かけますが、畝状竪堀が集合しているのは珍しいと思います。
行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい。お城の西麓から登城路が付いてます。自分は事前情報を調べなかったので橋倉集落の最深部、南西麓の登城路?を使い城域南端から巻くようにして登城しました。途中から道が無くなり結局尾根上まで直登しましたが、比高もそんなに無いので少しだけ頑張れば後は楽です。尾根上に出れば道が付いていて「搦め手道」の看板にぶつかる事が出来るでしょう。此処には見事な堀切がありますので思わず見惚れてしまいます。
小笠原ブランドのクオリティーの高さをまたもやと見せつけてくれる素晴らしいお城です。林城コンプに向けて皆様も是非訪ねてみて下さいまし。
2019年05月09日 龍馬備中守【】
林城
副郭下の土橋☆土橋の横は空堀となる☆副郭側の虎口より☆小笠原長棟の子小笠原長時が武田信玄に攻められ一夜のうちに落城☆
2019年05月09日 龍馬備中守【】
林城
(奥)主郭☆(手前)土橋と空堀☆副郭下も土橋と敵兵を意識した城郭作り☆信濃守護小笠原氏の居城☆
2019年05月09日 龍馬備中守【】
林城
主郭南側を守る石塁付きの土塁☆奥に進むと林小城に繋がる☆南側…甲斐武田氏方面に築かれた土塁は甲斐国への警戒感が伺える☆
2019年03月07日 カーネル
林小城[林城 周辺城郭]
林城の南西に下山したら、林小城との間の狭い舗装路を北西へ向かいます
「旧真観寺跡」の標識を過ぎた先に林小城の登山口があります。動物避けの柵を越え地獄の釜を左に見ながら登る
雪で道がよく分からない・・・。けど見上げると看板があったのでそのへ向かうと、林小城→の標識
右折しても、雪で道がよくわからないので、標高を上げずにトラバースするように山をまくと尾根にでて、尾根を登る下からの道に合流
ここからは、道は明瞭でした。あとは登ると石垣がわんさかと出てきて、石垣の上が主郭です。こちらも土塁の囲まれていて反対側に下ると、堀がありました
堀から道を下ると、主要道に合流するのでこれで下りましたが、雪のせいで1回道に迷いました
最後は柵を超えて舗装路に出て、松本駅に戻りました。松本駅から林城と林小城を経て松本駅に戻り200分でした
2019年03月07日 カーネル
林城
松本駅から
東へ向かいあがたの森公園にぶつかったら、右折して南へ向かいます。筑摩橋を渡ってから左折して川沿いを歩く
県道297号と交差する箇所が、林城から北西に伸びる尾根の先端で、ここから登れます。地図もあり、これが大変に役に立ちました
階段で斜面を登ると尾根にでて、ここから直登です。尾根はすぐになだらかになり一の門跡に着。尾根を先に進むと、堀を土橋で超えます
その先が段丘曲輪で、舗装路になります。ここまで車でこれます
さらに上に向かう土塁に囲まれた主郭で、一番奥に石垣がありました。反対側に下ると、また堀を確認できました
道は尾根から斜面に変わり、降りた先には山の神社。という標柱と祠がありました。ここまで90分
道はふくらはぎくらいまで雪が積もってましたが、道の形に凹みがあったので、迷いませんでした
このまま山を下り、林小城に向かいます
2018年11月03日 城とハト征夷大将軍
林城
途中看板あり、残り750メートル(看板に表示)から、狭くなります。
舗装が終わる所(車の方向転換可能)に車を止めて、歩きました。
廃城の山城の雰囲気と残る石垣が、良い感じです。
郭、堀切は、初心者でなければ、分かりやすく楽しめます。
2017年02月18日 赤いRVR甲斐守@松本
林城
今月史跡指定されました。
2016年12月18日 近江守Silvine
林城
車で主郭近くまで上がれますが、未舗装の細い道で、雨、雪の日は上がらないほうが良いと思います。
郭内に東屋があったりと一部公園化されてはいますが、土塁や石組などは充分見る事ができます。
2015年08月08日 メロディママ
林城
《アルピコ交通》
松本BT 10:35発→美ヶ原高原美術館 12:13着
美ヶ原高原美術館 14:15発→松本BT 15:55着
【運行期間】2015年8月1日(土)~8月16日(日)までの1日1本のみ。
松本←→美ヶ原高原美術館 往復2800円。
ただし、松本→ホテル翔峰前下車《大和合》バス停まで徒歩という方法もあり。
2014年11月08日 兵部大輔ネギ坊主
林城
金華橋側からの入り口から登ると、早めに歩いて、本丸跡まで20分ぐらいかかります。けっこうな山道です。
2014年05月09日 Dr.K佐渡守
林城
カーナビ設定した通りだと本丸間際まで車で行けましたが、かなりの隘路でした。
脱輪には気をつけて!
2011年12月08日 赤いRVR甲斐守@松本
林小城[林城 周辺城郭]
近年周辺町会で登城路が整備され、とても登りやすい。ただ、駐車スペースは近くにないので、少し離れた千鹿頭(ちかとう)神社の駐車場に止めるしかないか。
登城路は、山の西側から案内板に沿っていけば迷わずたどり着きます。途中雄大な竪堀を見ながら登ると15分位で主郭の前に出ます。登城路以外の場所にも遺構は多くありますが、少し分かりづらいかも。主郭を取り巻く石積みは見事。そこからの眺望もよい。
2010年06月20日 赤いRVR甲斐守@松本
林城
大城は入山辺橋倉から車でも登城可だが、金華橋からの遊歩道の方が良い。小城は里山辺林の廣澤寺の北に登山口がある。大城と小城の間にある大嵩崎(おおつき)谷からは、どちらにも登城口がある。