水番城
水番城([林城 周辺城郭])
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水番城の口コミ情報
2024年05月29日 RED副将軍
小笠原氏の本拠地である林大城の水源を守備する支城🏯
オススメ度 ★★★★★
1460年に小笠原清之により築かれたと伝わります。
小笠原氏の本拠地である林大城の東側に約900mの山塊に築かれており、城名の通り水の手を守るために築かれた支城であると云われます。
天文年間(1532年〜1555年)の小笠原長時の頃には山辺持続が守っていたという。
見所
林大城から橋倉集落を挟んで約900m東の標高840mの山塊に築かれています。
最高所の主郭には側面には石積みが残り、近隣の林小城と類似性があります。
主郭背後の南尾根が最大の見所であり、多重堀切と東斜面の畝状竪堀が残ります。
大手の北尾根は小郭の下に二条の堀切があり、南方諏訪社へ降る尾根にも両サイドを竪堀が落ちる土橋地形が残ります。
行き方は、北麓にある南方諏訪社の裏手に登城口があります。
集落内に駐車スペースは無いので林大城の案内板前に駐車しました。比高は約140mです。
この周辺の小笠原氏城郭群は総じて見応えがあります。定期的に訪れてしまう地域です。
2020年01月12日 国府参議城介
水番城への登城口。
南方集落にある南方諏訪社の前の道を西に向かって突き当たりを左側に登って行くと、南方秋葉社を経由して、水番城へ到達します。また、右側に下ると、水番城の説明板があります。(Googlemapでは写っていません)
南方秋葉社への参道はかなり急で、南方秋葉社には10~15分程度で着きます。そこから、100m程度で、堀切に辿り着きます。そこを登ると、右手に大手筋があり、本来の登城口のようです。大手筋に向かわず直進すると、主郭を守る二重堀切が出迎えくれます。主郭の南側には石積みがありますが、林城のような土塁はありません。主郭を越えると、竪堀が怒涛の如く出迎えくれます。竪堀群を越え、暫く行くと、堀切があり、その先に搦手筋があります。
なお、水番城の南方登城口周辺に、車を止めるような場所はありません。
2019年12月27日 内記かずりヾ(・ε・。)
水番城は林大城から橋倉集落を挟んだ東方約0.9km、北方へ延びる山塊尾根上、標高約840mのピークの一つに主郭が存します。西麓からの比高は100m位でしょか。
築城年代は不明ですが、築城者は小笠原氏で、その名称が示すとおり林大城の水の手(水源?)を守るために築かれた支城だそうでコンパクトな縄張となっています。林大城にも井戸跡があるので水の手そのものであることには疑問がありますが、この尾根からは確かに豊富に水が出ているようで、実際に尾根西側斜面に水が染み出してる場所が何箇所かありました。
お城は遺構の残存率が総じて素晴らしいです。主郭には石積みも残り、堀切や竪堀も明瞭です。特筆すべきは主郭から南側尾根斜面に畝状竪堀(連続竪堀ではない。)が付いている事で、自分の写真は少し判り難いですが、現地に赴けばはっきりと確認出来ます。この畝条竪堀は途中で集合しているものもありまして、下から攻め登る場合には兵力が分散される意図なんでしょか。小笠原ブランドのお城では集合竪堀をよく見かけますが、畝状竪堀が集合しているのは珍しいと思います。
行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい。お城の西麓から登城路が付いてます。自分は事前情報を調べなかったので橋倉集落の最深部、南西麓の登城路?を使い城域南端から巻くようにして登城しました。途中から道が無くなり結局尾根上まで直登しましたが、比高もそんなに無いので少しだけ頑張れば後は楽です。尾根上に出れば道が付いていて「搦め手道」の看板にぶつかる事が出来るでしょう。此処には見事な堀切がありますので思わず見惚れてしまいます。
小笠原ブランドのクオリティーの高さをまたもやと見せつけてくれる素晴らしいお城です。林城コンプに向けて皆様も是非訪ねてみて下さいまし。