古城山城(こじょうさんじょう)

古城山城の基本情報

通称・別名

虎城山城、上野山城、古座浦城

所在地

和歌山県東牟婁郡串本町古座

旧国名

紀伊国

分類・構造

山城

天守構造

築城主

高河原貞盛

築城年

天正9年(1581)

主な改修者

主な城主

高河原(高川原)氏

廃城年

慶長5年(1600)

遺構

曲輪、石垣、堀切、横堀(空堀)

指定文化財

町史跡(古城山)

再建造物

説明板

周辺の城

堀内新宮城(和歌山県新宮市)[27.6km]
新宮城(和歌山県新宮市)[28.2km]
京城(三重県南牟婁郡)[33.2km]
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田辺城(和歌山県田辺市)[48.6km]
鬼ヶ城(三重県熊野市)[49.4km]

古城山城の解説文



城山城(こじょうやまじょう)は、紀伊国(現・和歌山県東牟婁郡串本町古座)にあった日本の城。別名は古座浦城

概要 

1581年(天正9年)、高河原貞盛が虎城山に築城した。

貞盛の子家盛が創建したと言われる青原寺の裏山に当たり、寺を建てる際に城の一部を用いたとされる。1600年(慶長5年)の関ヶ原の戦いで家盛が西軍に属したため、改易となり、城も廃城となったが家盛の子孫が城跡に代々住居を構えていたという。

城は山城で、土塁がわずかに残っている。

古城山城の口コミ情報

2024年01月10日 RED副将軍
虎松山城[古城山城  周辺城郭]



マイナーながらも複雑に入り組んだ堀切、阻塁、竪堀が唯一無二の名城🏯

オススメ度 ★★★★★

築城年代、築城主等の詳細不詳。在地土豪である村上氏の詰め城とされます。
村上氏は麓の和深浦城を居城とし、和深浦及び里川周辺を支配していました。
1585年の羽柴秀吉による紀伊攻めにおいて抵抗するも許され所領は安堵されたと云われます。
関ヶ原の戦い後は没落するも和深八幡神社の神主として代々続いた様で村上傳十郎の名が残ります。

見所
和深川と鹿淵根川の合流地点北岸の標高110mの山陵に築かれています。西に和深川、東から南にかけて鹿淵根川が周囲を流れ天然の堀としています。
山頂に主郭を配し、主郭北側の二郭は大堀切で区切られ、主郭南下に三郭が連なります。主郭と二郭は周囲を土塁が巡ります。
主郭東下には外側に土塁が付いた横堀状の帯郭を布設。
最大の特徴が北端の複雑な堀切、阻塁、竪堀です。
二郭から北へ伸びた尾根は二重堀切で遮断した間の尾根上に並行に畝状阻塁を布設。全国的にも非常に珍しい、というかここしかない縄張りです。また東側面には畝状竪堀群もあり厳重な防御線が張られています。
図で示すとこんな感じ Ⅱ=Ⅱ
三郭から南東に伸びた尾根は二重堀切があり、その先にも竪堀が両サイドに落ちています。

行き方は結構難しいです。県道39号沿いの小川口集会所の駐車場をお借りし、更に北へ500mくらい歩きます。
虎松山城が近付いてくると右手に倉庫があるので脇道に入りさらに進むと橋があるので和深川を渡ります。コンクリートの土手を進み麓に取り付きます。直登をせずに更に東側へ回り込むと登城口があります。
登城口と言っても踏み跡くらいなもので案内板の類は一切ありません。下山時に迷いそうになるので比高は約90mとはいえ登山アプリでログを録っておいた方が良いです。結構歩きますが城郭遺構は抜群です。

2023年10月10日 笑門来猫
古城山城



古座川の河口にあり水運と街道を押さえるためのお城と思います。旧道沿いには中々いい雰囲気の町並みが残りますが、その背後に見える小高い丘が城跡です。
現在は曲輪のひとつを利用したと思われる青原寺まで急な階段が付いていますが、往時は登るのが困難な攻めにくい城だったのではと想像。お寺の先は狭い崖地が続きますが、頂上には思いのほか広い曲輪があります。現在は藪で眺望もないのですが、木々を整理すれば、絶景を楽しめるいい縄張(立地)なのではと思いました。

2023年05月21日 鈴木剛
太地城[古城山城  周辺城郭]



この地の地頭、泰地頼虎の代天正10年(1582年)に西に進軍する堀内氏と、それを阻止しようと高川原氏と湯河氏らの連合軍が太地に攻める気配を見せた為、現在の東明寺の裏山に太地城を築き、高川原氏と対峙したようです。

2021年01月19日 近江守フロクニ
古城山城

専用駐車場は見当たりません。古座漁村センター前バス停付近から旧道側に入ると突き当たりに階段が二つ。説明看板を見つつ右の階段を登り切ると青原寺に。境内に入って右の階段を登り、忠魂碑で折り返してさらに登ると城の縄張りに入ります。道は荒れている上に竹が生えているので慎重に登り切ると頂上に。ここに石碑が有ります。整備されているとは言い難いので歩き回る時は十分に注意を。

2020年09月23日 愛甲太閤【相模の狂人】
古城山城



主郭部と北側に続く尾根を穿つ堀切が残っていますが、曲輪は相当にヤブが深いです。
まずは山の中腹にある青源寺を目指して、住宅地の間を抜けて斜面に設えられた階段を登ります。寺の右側に山道が登っているので、行くと祠のある平場に出ます。ここは既に主郭の直下で、往時はここに滞留した寄せ手を上から攻撃したのでしょう。左に伸びる切岸の下を斜上する道を登り切ると主郭部で、右側の奥に石碑があります。
堀切は左に進んでどん詰まりの切岸を降ります。

古城山城の周辺スポット情報

 小山屋敷井戸跡(遺構・復元物)

 堀切(遺構・復元物)

 堀切(遺構・復元物)

 井戸(遺構・復元物)

 虎口(遺構・復元物)

 (遺構・復元物)

 戸矢倉山城 乾内曲輪(遺構・復元物)

 戸矢倉山城 南曲輪(遺構・復元物)

 戸矢倉山城 西曲輪(遺構・復元物)

 町指定史跡表示(碑・説明板)

 下里城(周辺城郭)

 虎松山城(周辺城郭)

 小山城(周辺城郭)

 和深浦城(周辺城郭)

 佐部城(周辺城郭)

 太地城(周辺城郭)

 勝山城(周辺城郭)

 勝山城南出城(周辺城郭)

 藤倉城(周辺城郭)

 城之尾城(周辺城郭)

 戸矢倉山城(周辺城郭)

 小匠城山城(周辺城郭)

 駐車場(駐車場)

 登城口(その他)

 登城入口(その他)

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