久々利城(くくりじょう)

久々利城の基本情報

通称・別名

所在地

岐阜県可児市久々利1655

旧国名

美濃国

分類・構造

山城

天守構造

築城主

土岐行春

築城年

応永年間(1394〜1428)

主な改修者

主な城主

土岐氏、林氏(森氏家臣)

廃城年

天正12年(1584)以降

遺構

曲輪、土塁、横堀(空堀)、堀切、切岸、桝形虎口

指定文化財

再建造物

石碑、説明板

周辺の城

明智長山城(岐阜県可児市)[3.2km]
金山城(岐阜県可児市)[5.9km]
根本城(岐阜県多治見市)[6.7km]
多治見国長邸(岐阜県多治見市)[8.2km]
堂洞城(岐阜県美濃加茂市)[13.6km]

久々利城の解説文

※この城郭は2018年4月6日に名称と位置が変更となりました。

久々利城の築城年代は定かではないが、室町時代には守護大名土岐氏の一族で幕府奉公衆の久々利氏の本拠であった。天正10年(1582)、土岐久々利頼興が美濃金山城主森長可に討たれ、久々利城は落城した。その後、森氏は家臣林長兵衛を城に置いたと言われている。

久々利城は東側尾根と西側尾根という二つの尾根をまたいだ城跡で、東側尾根は曲輪を階段状にした城郭部分、西側尾根は方形に区画した居館部分となっている。

東側の城郭は約10か所の曲輪から構成されている。標高190メートルの頂部に設けられている曲輪は幅10メートルもないことから主郭ではなく、南方面にある大きな曲輪が主郭でそれを防御する施設と考えられる。頂部の曲輪の北側の曲輪までに堀切を二本設けている。その最北部の曲輪の北側には巨大な堀切を設けて完全に尾根筋を遮断している。北からの進入は西側へ折れなければならず、横矢(敵の側面から矢を射ること)が可能である。

主郭と考えられる曲輪が二つあり、その間の谷筋に曲輪が設けられている。切岸は高く急勾配で、その下段には虎口がある。そこからのスロープは横矢が可能な曲輪が設定されている。

虎口は土塁が発達している。そのまま進入すると東端にL字状の土塁を設けていることから、曲輪全体が枡形虎口のようになっている。そして曲輪Ⅷの西側に横堀、その北端には二本の竪堀を設けて進入を一本化させている。

西側の居館部分は、頂部に曲輪を設け、その背後は巨大な堀切を設けている。周りは曲輪もなく堀切が設けられているため、監視機能を有する施設であった可能性が高い。居館部分と考えられる曲輪があり、機能的な側面から区画を意識して土塁や段を設けたようで、居館施設的性格を強く感じさせる。しかしその下の曲輪的な平坦面は城郭に伴った土塁とは見られないことから、近世以後の畑地開墾などが行われたことが考えられることから、十分注意が必要である。

以上のような複合城郭は近辺になく、短略的にはその大規模な土木作業量からみても領主権力の強さを示している。しかし東側尾根の内側の曲輪配置は単調であるのに対し、外側には横矢や枡形虎口、横堀などが徐々に導入されて改修されたことは確実である。このことも十分に考慮しなくてはならない。

交通
公共交通機関:名鉄広見線明智駅から徒歩約1時間。
自家用車:東海環状自動車道可児御嵩ICから約10分

情報提供:可児市教育委員会

久々利城の口コミ情報

てつ&あゆ中務少輔様[2018年09月14日]
台風21号の影響で本丸には倒木や折れた幹が多数。本丸説明板も破壊。折れた木はほぼ同じ向きを向いており、風の凄まじさを感じ取れます。(登城口〜三の丸、二の丸は問題ありません。)
本丸の奥、土橋を渡って見所の竪堀や堀切があります。足元注意(滑る)ですが堀切手前の曲輪を上に登って上から見るのがお勧めかな。
また、見晴らし台(曲輪)から本丸方向の眺めは抜群です。こちらも倒木多数です。
曲輪の下草は刈られておりますが、奥の方には小さい漆も生えておりましたので、足元に気を付けて下さい。
曲輪の上には樹液の出る木もあり、季節遅れのノコギリクワガタの姿も。蜂も集まっていたのご注意を。
山なので仕方がありませんが全体的に猪がエサを探した跡がありますので、早朝や日没間近はくれぐれもお気をつけて。

あきおこ川並衆様[2018年04月06日]
この城は東西二つの尾根上に城跡が展開します。整備されている城が東尾根の城です。可児市郷土歴史館の広い駐車場に開館9時前から駐車可能です。この場所は千村陣屋跡です。少し山道を登るとボックスがありパンフレットを入手できます。来城者把握の為のカウンターも設置されています。ほどなくして土塁虎口が現れます。ここから整備された城郭になります。左に横堀状帯郭、三の郭の高い切岸、正面に枡形状虎口があります。通路中央に何故か井戸があります。これより上は連郭式縄張りの典型で三の郭、二の郭、主郭が連なります。郭には土塁がなく切岸防御のみの古い形式ですが切岸は高低差があり見どころの一つです。北側に土橋により連絡される同一平面の郭がありますが、土橋部は東側を掘り下げて狭路として防御性を高めていることから、北側が主郭ではないかと思います。
これより北は最高所の物見台、土饅頭形二重堀切、大堀切と続きますが、今現在整備されているのは二重堀切までです。全体的に可児市が中心になってよく整備されており中世の雰囲気を体感できる城であると思います。30年振りの登城ですが当時は藪城だったので整備状況にとにかく感激 (涙)

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