天神山城(てんじんざんじょう)

天神山城の基本情報

通称・別名

所在地

新潟県新潟市西蒲区岩室温泉字十三車他

旧国名

越後国

分類・構造

山城

天守構造

不明

築城主

小国頼景

築城年

南北朝時代

主な改修者

主な城主

小国氏(大国氏)

廃城年

慶長3年(1598)

遺構

曲輪、石垣、土塁、横堀(空堀)、物見台

指定文化財

再建造物

模擬冠木門、石碑、説明板

周辺の城

松ヶ岳城(新潟県新潟市)[0.8km]
黒滝城(新潟県西蒲原郡)[6.0km]
大関城(新潟県新潟市)[13.4km]
三条城(新潟県三条市)[14.8km]
島崎城(新潟県長岡市)[16.2km]
木場城(新潟県新潟市)[19.1km]
本与板城(新潟県長岡市)[20.1km]
与板城(新潟県長岡市)[21.9km]
見附城(新潟県見附市)[22.9km]
護摩堂城(新潟県南蒲原郡)[24.0km]

天神山城の解説文



天神山城(てんじんやまじょう)は、新潟県新潟市西蒲区にあった日本の城(山城)。標高234.5メートルの山頂に築かれた堅固な城。新潟市指定史跡[1]。本丸には土塁・空堀・枡形虎口、二の丸には野面積みの石垣、水源と思われる池が存在した。

概要 

越後の豪族小国氏(大国氏)の城である。1153年(仁平3年)に源頼政の弟・小国頼行が築城し、嫡子・宗頼を住まわせたと伝わる[2]

南北朝時代、小国氏嫡流の小国政光は南朝方として蒲原津城を拠点に活躍したが、1336年(建武3年)に、池氏、河内氏、風間氏、於木氏、千屋氏、高梨氏らと島崎城に篭もり足利尊氏方の色部高長・加地影綱らと戦うが落城し小国氏嫡流が絶えたため、支流の小国頼景がこの地に進出し、1352年(正平7年)に天神山城を復城した。

戦国時代に、小国頼秀、小国重頼は上杉謙信の家臣となり活躍した。

御館の乱の後、小国氏の家督は直江兼続の実弟樋口与七が継ぎ、小国実頼と名乗ったが後に大国氏に改姓し大国実頼と改めた。

1598年(慶長3年)、実頼は上杉景勝の会津転封に従い、陸奥国鴫山城に移ったため、天神山城は廃城となった。

現在の城跡は保存状態が非常に良く、麓の岩室温泉から登攀して曲輪や土塁などの遺構を見ることができる[3]

天神山城の口コミ情報

2021年06月11日 副将軍お城エリコ
天神山城

弥彦スカイラインのヘアピンカーブの途中に石瀬峠が有ります。ここに案内板が建っていて、そこからハイキングコースの階段を登って行くと比高40m位で尾根にたどり着けます。

2020年09月21日 aya
天神山城



小国氏の居城。大規模な土塁・石塁、堀切など遺構が楽しめます。物見台の下側の登城口まで車で登れば楽ちん。

2020年08月30日 +かず
巻館[天神山城  周辺城郭]



巻館は新潟市西蒲区巻字中江付近にあった室町時代城館で市の史跡として指定されてます。

館の起源は不明ですが1584年に三条城主甘糟長重が越後国主上杉景勝公にあてた書状に「真木之地之事」と記され真木之地は天神山城主小国氏の家中の者によって守られていたと記されている。

「御巡見様御案内手控帳」によれば小国氏家臣の西山庄左衛門が巻館城主として居住していた事も記されている。庄左衛門は大河ドラマ「天地人」実頼追放では描かれなかったが兼続公の婿 本多政重を京に迎えに来た際に大国実頼(兼続公実弟)に斬られてしまう。家臣である庄左衛門が呼び戻しに来たと勘違いしたと思われますがあくまでも私の想像の域です。

規模は東西約160m南北135m周囲には堀や土塁が巡る方形館と推測されてます。
巻村内検地帳には「にしくるわ」「にし城之まえ」「城ノまへ」「にしほり」「土るいの上」などの城館に関する地名も記されている。

位置登録は石碑付近でしました。
遺構は造成等で消滅し現在は某コンビニの駐車場に石碑のみ残る。
写真右手前側200mほどには巻郷土資料館がございますので近くにお寄りの際は覗いてみてください。

2020年08月23日 +かず
長島館[天神山城  周辺城郭]



長島館は新潟市西蒲区長島字腰廻りにあった市遺跡No.477の室町時代城館です。天神山城東側3キロほどの場所に位置し小国氏所領である事から家臣の館だったのではと考えられます。現在は神明宮が建立されてます。

写真は…
・神明宮
・本殿裏側から天神山遠景

2020年07月19日 +かず
下城[天神山城  周辺城郭]



下城は新潟市西蒲区の角田山東麓から越後平野に突き出した二股に分かれた尾根先端の北側にあります。
規模は東西170m南北100mほどで尾根ピークは東西60m南北10mの細長い平坦面が主郭で数m下段に腰曲輪を巡らせ西側から段状に袖曲輪が築かれてます。

写真は…
・城跡案内板
・尾根を隔てる西側堀切
・虎口のはずがただの藪漕ぎ
・藪にしか見えないが北側空堀
・城跡遠景

上城郭跡のテニスコート駐車場から畦沿いに浮島のように見えますのですぐ場所は確認出来ます。
畦道を歩いて行くと目の前に堀切と案内板がお出迎えしてくれます。位置登録はこの辺りにしました。
案内板に記された縄張り写真を確認しながらフラフラしましたが猛ヤブと蚊の襲来に心折れてしまいました。
木々が枯れた頃 改めて来ようと思います。

2020年07月19日 +かず
上城[天神山城  周辺城郭]



上城は新潟市西蒲区の角田山東麓から越後平野に突き出した二股に分かれた尾根先端の南側にテニスコートと駐車場があります。ここは上城の主郭や副郭などの遺構があった付近です。

土砂採掘工事でほぼ消滅。現在は城跡東端の輪郭が残っているだけです。
工事の際に採集された陶磁器から15世紀頃で所領は小国氏だった事から天神山城の支城だったと考えられます。

写真は…
・城跡案内板
・昔は空堀 今は圃場
・東端唯一の名残

案内板にあわせて位置登録しました。市の史跡として指定されているテニスコート?いやっちがう…上城を散策してみると名残りを感じれると思います。下城共々訪れてみてください。

2019年05月01日 +かず
石瀬神社[天神山城  寺社・史跡]



石瀬最古の神社で産土神が祀られていた諏訪神社が神明社と稲荷社を合祀し石瀬神社と改称…続きは説明板をご参照ください。

2019年05月01日 +かず
丸小山公園駐車場[天神山城  駐車場]



模擬冠木門から登城口まで距離ありますがウォーミングアップには丁度良いです。この先トイレはないので此処で済ませてから攻めた方が良いですよ。

2018年08月08日 カーネル
天神山城

弥彦神社前の道を北へ進み、競輪場前に中部北陸自然歩道の看板があり、この看板には天神山城址登山口への案内があります

県道2号を北上し、途中Y字交差点を浄専寺方面に左斜めに進み、小島商店先の信号に天神山城址の看板があるので左折します

その先も青看板に従って右左折して舗装路を登ると、天神山駐車場があり、ここまで車でこれます

緩やかに舗装路を登ると、『天神山牛道(大手道)』の門があるので、ここから山道に入りました

坂道を登り続けると、空堀の標柱がいくつかあり、弥彦神社から90分で本丸着です

松が岳城へ向かうため、本丸から反対側に下ると、強風で傘の骨が折れ、心も折れそうになる

2014年07月24日 さくや
天神山城

弥彦神社から海へ抜ける道沿いで、道幅は狭いので気を付けて。弥彦神社は広いのでゆっくり参拝してください。自分にあうお社の御守りも見付かります。

2012年05月21日 会津武士白虎隊
天神山城

去る5月日13日に登山しました。初めて天神山城の跡地へ…。疲れたけどね三時間前後で 往復できます。是非 皆様、行ってみては、いかがですか?駐車場もあり、天神山城趾付近図もあります。

天神山城の周辺スポット情報

 大土塁(遺構・復元物)

 石瀬代官所跡(碑・説明板)

 上城(周辺城郭)

 下城(周辺城郭)

 長島館(周辺城郭)

 巻館(周辺城郭)

 桔梗城(周辺城郭)

 石瀬神社(寺社・史跡)

 石瀬駐車場(駐車場)

 丸小山公園駐車場(駐車場)

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