伊庭御殿(いばごてん)

伊庭御殿の基本情報

通称・別名

所在地

滋賀県東近江市能登川町

旧国名

近江国

分類・構造

御殿

天守構造

なし

築城主

徳川幕府

築城年

江戸時代前期

主な改修者

主な城主

徳川幕府

廃城年

遺構

曲輪、石垣、井戸跡

指定文化財

国史跡(永原御殿跡及び伊庭御殿跡)

再建造物

説明板

周辺の城

佐生日吉城(滋賀県東近江市)[1.5km]
安土城(滋賀県近江八幡市)[2.7km]
和田山城(滋賀県東近江市)[2.9km]
観音寺城(滋賀県近江八幡市)[3.0km]
箕作城(滋賀県東近江市)[4.9km]
目加田城(滋賀県愛知郡)[7.1km]
北之庄城(滋賀県近江八幡市)[7.2km]
八幡山城(滋賀県近江八幡市)[7.7km]
長光寺城(滋賀県近江八幡市)[7.9km]
日夏城(滋賀県彦根市)[8.3km]

伊庭御殿の解説文

伊庭御殿(いばごてん)は、滋賀県東近江市能登川町にあった城です。

江戸時代の初めに徳川将軍家が朝鮮人街道を通って上洛する途中に利用した休憩所施設跡です。宿泊に利用した彦根城と永原御殿跡(野洲市)の中間に位置しており、徳川家康、秀忠、家光らが将軍宣下や慶長19年(1614)から元和元年(1615)にかけての大坂冬の陣・夏の陣、寛永3年(1626)の後水尾天皇二条城行幸に際して、通行した際の食事や休憩に利用しています。

江戸幕府大工頭の中井家史料「寛永十一年甲戌年 一伊庭御茶屋御作事之時 小堀遠江守」に記載されている内容や「江州伊庭御茶屋御指図」と書かれた設計図が残されています。発掘調査で見つかった石垣や石列、井戸の位置と設計図が一致し、どのような間取りであったかがわかります。

幕藩制確立期に将軍の権威を示すために行われた上洛の実態を示す全国的に見ても貴重な遺跡です。

情報提供:東近江市埋蔵文化財センター


伊庭御殿の口コミ情報

2023年10月02日 RED副将軍
伊庭御殿



小堀遠州による設計の徳川将軍の休憩所

オススメ度 ★★⭐︎⭐︎⭐︎

築城年代は不詳。江戸時代初期に徳川幕府によって築造。小堀遠州による設計とされます。
伊庭御殿は、徳川将軍が京都へ上洛する際の休憩所として設けられた施設であり、いわゆる御茶屋御殿のひとつです。
徳川家光より後代になると、将軍上洛の必要がなくなったため各所の御茶屋御殿は逐次廃止されています。1685年に永原御殿が廃止されており、伊庭御殿はそれまでに廃止された様です。

見所
現在は、愛宕神社の御旅所となっており、周辺には高さ約1mの石垣、東側には井戸跡が残っています。
御殿の指図(設計図)が現在も残っており、国史跡にも指定されています。

2023年06月21日 城歩き
伊庭御殿



車で行くとうっかり通りすぎてしまいました。車を止めるスペースが殆どないので、踏切を渡る前の大徳寺さんで停めて徒歩で行くのがオススメです。残念ながら、立ち入り禁止で奥まで入る事はできません。

2022年09月21日 昌幸隠岐守4/19尼子十旗
伊庭城[伊庭御殿  周辺城郭]



六角氏と同族にあたる伊庭氏の城で、伊庭貞隆は守護代として近江守護六角高頼をよく補佐しました。共に国人衆をまとめていた山内政綱が戦死すると、権力が貞隆に集中し高頼を脅かす程になり、文亀2年(1502)と永正11年(1514)の2度いわゆる「伊庭氏の乱」が起きました。

結局最後は永正17年(1520)水茎岡山城にて敗戦し没落します。代替わりした六角定頼は権力強化に努め、六角氏の最盛期を迎えることとなります。

琵琶湖畔の平野に位置し、水堀に囲まれた城であったと予想されます。遺構は石垣が少し残るだけです。現在、謹節館(きんせつかん)と呼ばれる区の集会所が建っている辺りが中心部だったのではないでしょうか。

【写真の説明】
①伊庭城石垣
②地区の施設が建ち並ぶ。左の建物が謹節館。

2022年06月05日 織田上総介晃司
伊庭御殿

まず妙啓寺を目指します。妙啓寺から道なりに北に進むと2台位停めれるスペースがあります。(バス停があるので長時間の駐車は無理だと思います)

伊庭御殿の曲輪内は立入禁止なので道路沿いに残る石垣を見るのみとなりますので滞在時間は短い。

安土城から佐生日吉城へ向かう途中にありますので併せてリア攻めしてみては…

2022年05月05日 楊近江守威利
伊庭御殿



線路を挟み山側にあります。車は1、2台置ける程度。郭外に石垣らしきものがありますが、郭内は立入禁止になっており、散策は断念しました。

伊庭御殿の周辺スポット情報

 垣見城(周辺城郭)

 伊庭城(周辺城郭)

 駐車スペース(駐車場)

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