和田山城(わだやまじょう)
和田山城の基本情報
通称・別名
- -
所在地
- 滋賀県東近江市五個荘和田町
旧国名
- 近江国
分類・構造
- 山城
天守構造
- -
築城主
- 和田(六角)高成
築城年
- 戦国時代
主な改修者
- -
主な城主
- 和田氏、田中治部大輔(六角氏家臣)
廃城年
- -
遺構
- 曲輪、土塁、横堀(空堀)、竪堀、土橋
指定文化財
- -
再建造物
- 碑
周辺の城
-
佐生日吉城(滋賀県東近江市)[1.4km]
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安土城(滋賀県近江八幡市)[5.2km]
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勝楽寺城(滋賀県犬上郡)[9.2km]
長光寺城(滋賀県近江八幡市)[9.4km]
和田山城の解説文
和田山城の口コミ情報
2023年07月19日 RED副将軍
和田山城
観音寺城の北東を守備する支城🏯
オススメ度 ★★★⭐︎⭐︎
築城年代は不詳。佐々木六角氏の一族である和田氏が守将であったとされますが具体的な記録は残っていません。1566年に浅井長政が南下して来た際や、1568年に織田信長が近江に侵攻した際には、佐々木六角氏は愛知川を挟んだ対岸の箕作山城や和田山城に守将を置いて守りを固めました。織田信長は箕作山城を攻め落とすと、六角氏は観音寺城から退去し甲賀へ逃れたと伝わります。
見所
標高180.2mの和田山ピークに築かれています。愛知川と湖東平野を一望できる独立丘陵であり重要性が伺える立地です。小規模な単郭ですが、周囲は土塁が巡り、北と南に櫓台が配されています。南側に虎口が開口し、櫓台を回り込む様な動線を形成。更にその先は食い違い虎口で桝形が形成されるという複雑な縄張り。しかし、年中未整備状態であり土塁も風化しつつあるため全く写真映えはしません。現地で縄張りを理解すると動線萌えできますがマニア向けです。
行き方は、北側麓に共同墓地があり駐車も可。そこから登城路が付いています。比高は80mほどで15分位で辿り着きます。
2022年10月01日 昌幸近江守更に吉
和田山城
車で訪問の方は、神郷の共同墓地に駐車場があるので、そちらだと気兼ねなく車を停められると思います。(滋賀県消防学校の南側)
墓地の外れから中腹まで登り【写真①】の広場に出たら、後ろを振り向いて【写真②】お墓の裏を登って行って下さい。
実はこの和田山、頂が2つあり、北山・南山と区別しているようです。
登り切ると分岐にぶつかるので【写真③】北山(矢印と逆の方)へ進みましょう。
再び分岐があり【写真④】案内通りに進めば到着です。
少々迷っても15分位で辿り着けます。
リア攻めのご参考になれば。
写真は左から①… です。
2015年12月28日 近江守Silvine
和田山城
和田神社から登ると右手に整備された登山道があり、石碑もあります。ただし、和田山城のために作られた道ではないようで、知らずにいると通り過ぎる可能性が高いです。登山道を上がって上りきった辺りにあるテープを目印に右に入ったところが城址になります。他に案内などはなく、登山道はそのまままっすぐ下っていってしまいます。三角点が櫓台跡です。
2012年11月26日 ŧ‹”ŧ‹”。
和田山城
登城ルートは、五個荘和田側、能登川佐生側と神郷からがあると思います。
神郷の墓地駐車場の奥に登山口があります。
山道は、狭くわかりにくいのでよく来た道を確認しながら登られる事をお薦め致します。
城跡そのものは、山頂付近に小さな曲輪が広範囲に点在しています。
大きい石がいくつかありましたが、自然石と思われます。
石垣は確認出来ませんでしたが、手が加えてある石も転がっています。
山頂からの景色は期待されない方がよいと思います。
遺構
標高約180mの和田山山頂に築かれている。単郭の小規模な城で、遺構はほぼ残る。曲輪は小規模で、東西25m、南北50mほど。土塁で囲まれ、北端の巨大な土塁は櫓台と思われる。曲輪内部も土塁があり、喰違いの仕切り土塁となって曲輪を分割している。
尾根を遮断する堀切はないが、これは観音寺城をはじめ佐々木六角氏の城の傾向でもある。支城のひとつとして注目される特徴だ。
歴史
築城年代は定かではないが、佐々木六角氏の一族である和田氏の城とされる。北東には近江守護・佐々木六角氏の居城である観音寺城があり、周囲の佐生城や箕作山城、長光寺城などとともに、和田山城も観音寺城を防衛する支城のひとつとして築かれたと考えられる。
永禄11年(1568)9月には、織田信長の近江侵攻に対して佐々木六角氏の最前線の城として防備を固めたようだが、信長は周辺の諸城には目もくれず箕作山城を攻めたと・『信長公記』に記される。和田山城には美濃三人衆があたったようだ。
交通
・名神高速道路八日市IC車で約20分参考文献
・『近江の山城ベスト50を歩く』サンライズ出版、2006年