京極氏城館(きょうごくしじょうかん)

京極氏城館の基本情報

通称・別名

京極氏城館[上平寺城・京極氏館]

所在地

滋賀県米原市弥高他(地図は京極氏館を示す)

旧国名

近江国

分類・構造

城館遺跡群

天守構造

築城主

京極高清[すべて]

築城年

永正年間(1504〜1521)[すべて]

主な改修者

主な城主

京極氏[すべて]

廃城年

元亀元年(1570)[上平寺城]、大永3年(1523)[京極氏館]

遺構

曲輪、竪堀、土塁、虎口[上平寺城]、庭園[京極氏館]

指定文化財

国史跡(京極氏遺跡)

再建造物

碑[すべて]、説明板[すべて]

周辺の城

長比城(滋賀県米原市)[4.2km]
不破の関(岐阜県不破郡)[5.2km]
松尾山城(岐阜県不破郡)[5.9km]
菩提山城(岐阜県不破郡)[6.1km]
横山城(滋賀県長浜市)[7.4km]
八講師城(滋賀県米原市)[8.1km]
垂井城(岐阜県不破郡)[10.1km]
三田村城(滋賀県長浜市)[10.2km]
小島城(岐阜県揖斐郡)[12.1km]
下坂氏館(滋賀県長浜市)[12.1km]

京極氏城館の解説文

京極氏城館は、鎌倉時代より近江にあった京極氏に関する、上平寺城・京極氏館の総称。

上平寺城
京極高清が山麓に館を構えたときに、戦に備えた「詰の城」として整備したのが上平寺城である。北国脇往還を押さえる要地にあることから、高清築城以前にも砦あるいは寺院遺構があったと考えられる。

大永3年(1523)の家臣団のクーデターにより、京極氏館は北近江の守護館としての機能を終えたが、上平寺城は東山道(中山道)と北国脇往還を見下ろすことができ、北近江と濃尾平野を一望できる絶好の拠点であったことから、近江と美濃の「境目の城」として機能していくことになった。

とくに、元亀元年(1570)、浅井長政は織田信長の侵攻に備えるために、朝倉氏の築城技術を導入して大規模な改築を行った。しかし、城番であった堀秀村と樋口三郎兵衛らが信長に内応してしまったために、上平寺城は戦わずして開城となり、以後、廃城となったと考えられている。

現在見られる遺構はこのときのもので、尾根を断ち切る巨大な堀切や、放射状に堀を巡らす畝状竪堀により周囲を守り、尾根上に土塁で囲んだ曲輪を配する典型的な中世の山城の姿を見ることができる。

京極氏館
京極氏は仁治2年(1241)に近江守護佐々木信綱の4男・氏信が、北近江六郡を与えられたのが始まりである。当初、近江における拠点は柏原館(米原市清滝)であったが、戦国時代の幕開けとなった応仁文明の乱(1467~1477)以降、北近江の戦国大名として歩み始め、これに伴って館と家臣屋敷を整備したのが「京極氏館」である。

永正2年(1505)、永く続いていた一族の内紛を日光寺(米原市日光寺)の講和で納めた京極高清は、山岳寺院上平寺があったこの地を利用して居館を築いた。伊吹神社境内全域が京極氏館跡で、庭園を伴った京極氏の住まいや、蔵屋敷、隠岐屋敷や弾正屋敷といった屋敷が立ち並んでいたようである。

『上平寺城絵図』(市指定文化財)には、内堀をはさんで館の南、現在の上平寺集落に武家屋敷や町屋敷が、さらに外堀があって市や民家がならぶ城下町が広がり、その南端に東国と北陸を結ぶ主要道「越前街道(北国脇往還)」を取り込んでいる様子が描かれている。

このように、16世紀初頭には北近江の政治拠点として栄えた上平寺であるが、大永3年(1523)高清を補佐する上坂信光の専横に対し、浅見・浅井・三田村・堀氏などが上平寺城を攻め落とし、京極氏館は廃絶したと考えられている。

情報提供:米原市教育委員会歴史文化財保護課

京極氏城館の口コミ情報

2020年06月25日 miharuchi
京極氏城館

ここを荒らした人がいるようですね。
当時の様子を想像するのが楽しいのに。

2017年11月28日 OROKA参議
京極氏城館

【補足:上平寺城~弥高寺の道】

上平寺城本丸の裏手の土橋から5~10分ほど登ると「→伊吹山5合目へ」というプレートがあります。
ここがルートの分岐点になっており、右が「迂回して行くルート」、左が「危険なショートルート」になります。

【迂回ルート】
伊吹山の登山道を20分ほど行くことになると思います。右手に伊吹山の勇姿が見えて来た頃にまた「伊吹山5合目」のプレートがあり、左から別の登山道と合流します。
この左からの登山道が弥高寺からの道になります。左にシフトして5~10分ほどで弥高寺背後の大堀切に出ます。

【危険なショートルート】
足場の悪い細い谷道を30分ほど行きます。
谷川を2つ越えた先に案内板があり、「行者谷・弥高寺」に登るルートと「石塔・駐車場」に下るルートがあるので、登るルートで弥高寺へ向かいます。

土塁、桝形や土橋、竪堀の組合わせなど技巧的な遺稿が多い上平寺城に比べ、弥高寺はシンプルながらダイナミックな土塁、堀切と琵琶湖の絶景が持ち味です。
どちらも最高レベルの城ですので、ぜひセットで訪れていただきたいです(*^_^*)

2017年11月26日 木下近江守湖一郎
京極氏城館

上平寺城跡と弥高寺城跡へ訪れました。先人も書かれています通り、麓の上平寺集会所、伊吹神社から50分の道のりで、上平寺城跡へ行け、そこから30分〜40分で弥高寺城跡へ行けます。
上平寺から眼下には、中山道と北国街道が、曇りでも関ヶ原とその先の濃尾平野が、弥高寺からは琵琶湖と近江は長浜、彦根、八幡あたりまで見渡せる最高の場所です。天気が良ければどこまで見えるのでしょうか。
遺構も土塁・堀切・竪堀と規模・迫力ともにお腹いっぱいになり、とっても素晴らしいです。ちなみに、弥高寺跡の土塁、平坦地、大門跡はグーグルアースでも確認できます。
道のりは、伊吹山の登山道でもありますので、きちんとした登山靴や入山届などの準備が必要です。また、上平寺から弥高寺までのルートは、先人も書かれている通り、谷を横断するルートは細く、危険ですので、伊吹山の5合目まで上がり、分岐点で、弥高寺へ下るルートの方が安全度は高いです。
下山後は、予算と時間に余裕があれば、近江牛か養老で焼肉、高月でみそやさい鍋を。さくっと行くなら近江ちゃんぽんか来来亭ではいかがでしょうか。
1日かけていく価値のある場所だと思います。

2016年05月31日 みず
京極氏城館

ヒルに要注意!
首もとをタオルなどで防御した方がいいです。あと、クマ除けの鈴も持参して下さい


2016年03月04日 近江守Silvine
京極氏城館

京極氏館から上平寺城へは50分ほど。登りはきついですが急坂というほどではありません。道幅もしっかりあります。
また、弥高寺へは麓の弥高にある悉地院より林道があります。大門まで10分ほどのところまで車で上がれるようですが、舗装されておらず、ぬかるみや岩もあります。上に駐車場もあり。歩く分には問題ありません。こちらも歩いて50分。
以前にも書かれていますが、問題は上平寺城〜弥高寺間の道です。人1人分もない幅の場所や、斜面に近い道など、危険を伴う場所が多く、私も帰りは断念しました。
麓の悉地院から京極氏館(伊吹神社)までは歩いて40分ほどです。戻るのが危険と判断された場合は、そちらでも良いかと思います。

2013年09月21日 ŧ‹”ŧ‹”。
京極氏城館

この京極氏館からは車で
20分ほど離れていますが
JR 柏原駅から徒歩20分の所に
丸亀城主であった京極高豊が
歴代当主の墓を集め建立した
清瀧寺徳源院があります。

京極家歴代墓所の他、三重塔
回遊式庭園は、一部山城を利用した
立派な庭園で秋には紅葉が有名です。

夏には、幽霊画の掛軸が展示されるようです。
拝観料は300円
お茶付きでした。
こちらまでこられたなら
ぜひ京極家の菩提寺にもお立ち寄りしてみては?


2013年06月09日 ŧ‹”ŧ‹”。
京極氏城館

伊吹神社から約50分で上平寺城へ

かなり急勾配な登りになっているので
前日の天候も考えての登城が良いかと

三の丸付近から、大きな土塁や
土橋、長く急峻な堀切もあり
主郭からは、関ヶ原も一望できます。

長い道のりを登る価値はあるかと

その上平寺城から更に約30分で
弥高寺跡へ行けますが、勾配は緩くはなりますが
道幅がかなり狭いため
要注意!

寺院跡ですが、土塁や虎口も
遺構として残っていました。
こちらからは、遠く琵琶湖も望めます。


2013年05月16日 ŧ‹”ŧ‹”。
京極氏城館

この辺り一帯は、京極氏が築いた
北近江初めての城下町だった様子

現在でも、集落の中に屋敷跡や
寺院、井戸などの遺構もあります。

国道に案内板があり、杉本坊に
駐車場があります。

国史跡の上平寺までは、約50分

余談ですが、この辺りは土もよく
米作りには、最適なためここで
収穫されたコシヒカリは
上平寺米として販売されています。


2010年10月18日 三河守コーキしゃん
京極氏城館

上平寺館から登って行くと上平寺城があります。主郭までかなり距離があり時間が無くて途中で断念しました

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