小山城(こやまじょう)

小山城の基本情報

通称・別名

所在地

静岡県榛原郡吉田町片岡(能満寺山公園)

旧国名

遠江国

分類・構造

平山城

天守構造

複合式望楼型[3重5階/1987年築/RC造模擬]

築城主

馬場信春

築城年

元亀2年(1571)

主な改修者

主な城主

馬場氏(武田氏家臣)、大熊氏(武田氏家臣)

廃城年

遺構

曲輪、土塁、堀、馬出、井戸

指定文化財

再建造物

模擬天守、大手門、石垣、説明板

周辺の城

勝間田城(静岡県牧之原市)[8.2km]
田中城(静岡県藤枝市)[10.7km]
相良城(静岡県牧之原市)[11.3km]
諏訪原城(静岡県島田市)[12.4km]
菊川城館(静岡県菊川市)[13.1km]

小山城の解説文

小山城(こやまじょう)は遠江国(現在の静岡県榛原郡吉田町)にかつてあった日本の城である。

概要
当初、今川氏によって遠江南東部の大井川西方に築かれた山崎の砦が事の始まりである。今川氏を倒した武田氏により、1571年(元亀2年)築城された。縄張りは馬場信春。城将は大熊朝秀(長秀)。諏訪原城と共に大井川西方の防衛ラインを形成し、高天神城攻略の為の拠点となった。また、諏訪原城落城後は高天神城への補給路の要となった。1582年(天正10年)、甲州征伐のため駿河・甲斐に向け出陣した徳川家康の攻撃を受け落城した。

構造
信玄後期~勝頼期の平山城の特徴である、台地の突端部を利用し戦闘正面を限定させる構造となっている。甲州流築城術の特徴である丸馬出し・三日月堀を持つが、三重の三日月堀は特筆に価する。大規模な城である諏訪原城が長篠の戦い敗戦後の早い時期に落城したのに比べ、比較的小規模な城であるにもかかわらず1582年(天正10年)の徳川氏侵攻まで小山城が持ちこたえることの出来た要因に、大熊備前守朝秀が戦上手であるということ以外にも、諏訪原城に比べより戦闘正面を限定させている小山城の構造が挙げられるかもしれない。

現状
現在は能満寺山公園として整備が進んでいる。1987年(昭和62年)に物見台があったといわれる三の丸跡に犬山城天守をモデルにした模擬天守「展望台小山城」が設けられているが、過去に小山城に天守閣が存在した事実は無い。1、2階は史料展示室として町ゆかりの歴史史料や甲冑などが展示されている。3階は展望台となっており、町内を一望のもと見渡せる。入場料200円(子供100円)。

他にも大手門が復元され、三日月堀や馬出しなども整備されている。

また、城西側に掘られたトンネル(静岡県道230号住吉金谷線)は備前守隧道と命名された。

交通
東海道本線藤枝駅または島田駅よりバス静波方面行き、吉田高校前下車、徒歩5分
東名吉田ICより、1.9km

小山城の口コミ情報

左兵衛佐dr.taka様[2017年05月09日]
三重の三日月堀や丸馬出しはもちろん、台地の尖端に位置し、わずかに限定された正面、川を挟んで断崖絶壁と急勾配の坂(能満寺側)で囲まれた、ロケーションに魅力を感じます。現在の天守閣は模擬ですが、朝夕かなり離れた位置からも良く見え、大井川周辺に睨みを利かせる小粒ながらピリリと辛い小城と思います。
とは言え、登城は能満寺公園の駐車場から歩いて10分あれば十分です。11月の小山城まつりでは天守閣展望台が無料開放されます。

ドラガン尾張守店長様[2017年01月09日]
大ソテツの能満寺の境内を通り、脇の女坂を登る。
文字通り小山の上に立つ城だ。
武田独特の馬出と三日月堀、外側の三重堀の配置は見事。
大坂の真田丸にも受け継がれる。
模擬天守は、博物館と展望台になっている。
望遠鏡が無料なのが、とても良心的だ。
北は富士山、南は遠州灘。
行く価値がある城である(^^)

ハチミツ式部卿様[2017年01月04日]
能満時さんの駐車場を利用出来ます。
トイレもあります。
1987年に天守閣型の展望施設ができ、
町のシンボルになりました。
入館料は200円です。
受付の机には、よし吉さんと言う、大井川のようせいのゆるキャラちゃんがいます。
ぼうしが天守閣を表し、しゃちほこはしらす、
耳は菊、スカーフはレタス、下半身は鰻になっていて、特産物を表しています。
武田氏独特の築城による三日月堀もあり、
桜の季節も綺麗だろうと思いました。
小山城の麓にある能満寺さんの大ソテツは、
日本三大ソテツの一つで、国指定天然記念物だそうです。
郷土資料館もあり、周辺を含めて、ゆっくり見学できます。

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