花岡城(はなおかじょう)

花岡城の基本情報

通称・別名

尾尻城、湖尻城

所在地

長野県岡谷市湊花岡

旧国名

信濃国

分類・構造

平山城

天守構造

築城主

花岡氏

築城年

鎌倉時代前期

主な改修者

主な城主

武田氏

廃城年

遺構

曲輪、土塁、横堀(空堀)

指定文化財

市史跡

再建造物

碑、説明板

周辺の城

有賀城(長野県諏訪市)[4.8km]
山吹城(長野県諏訪郡)[5.6km]
高島城(長野県諏訪市)[5.7km]
諏訪氏城館(長野県茅野市)[10.0km]
上ノ平城(長野県上伊那郡)[14.2km]
藤沢城(長野県伊那市)[14.6km]
朝倉山城(長野県茅野市)[14.6km]
埴原城(長野県松本市)[15.5km]
武居城(長野県東筑摩郡)[16.8km]
福与城(長野県上伊那郡)[18.0km]

花岡城の口コミ情報

2025年02月06日 内記かずりヾ(・ε・。)
岡谷城(島崎城)比定地 照光寺[花岡城  周辺城郭]



岡谷城(島崎城)比定地 照光寺は花岡城の北西約1.2km、諏訪湖西岸、天竜川北岸(右岸)、標高約805mの丘陵地上平場に立地したと推測される要害です。東麓の長野県道14号、下諏訪辰野線からの比高は30m位でしょか。

行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい。車は南東麓の真言宗智山派の寺院、城向山瑠璃院照光寺の駐車場に捨てられる。ちなみにお寺さんの山号は花岡城の向かいの山である事を意味し、信濃のお城の神は堂宇の位置を居館地として提言している。

まず、該地は岡谷城の比定地の一つである。お城の正確な位置は誰にも判らない。「日本城郭体系」には、照光寺背後の丘陵上であり、西、東、南の斜面に五段の帯曲輪を持つ等の記述があるそうだが、これに従うと纏まりのある花見ヶ丘の一帯が有力な候補として挙げられる。但し、周辺の造成地等は大概が五段程度で一区切りが付いており、探索する側にとっては比定出来る場所が無数に存在するのが悩ましい。

岡谷には「延喜式」の定める信濃十六牧の一つ、岡屋牧がかつて置かれていた。「吾妻鏡」、文治二年(西暦1186年)三月十二日庚寅の条、「乃貢未済庄々注文」の中に、貢税を未済する左馬寮領、信濃二十八牧の一つに岡屋牧が見られる。その正確な位置にあっては不明だが、該地の北側、岡谷公園を中心とする一帯であったと推測されている。比較的に標高の高い山際の丘陵地帯で放牧し、ぱかぱか歩かせて諏訪湖や天竜川の水を馬に飲ませていた…とか想像するときゅんきゅんしてくるわ。

「吾妻鏡」、治承四年(西暦1180年)九月十日己未の条には、甲斐源氏、武田太郎信義、一條次郎忠頼が、伊那平氏、菅冠者の討伐に赴き、諏訪社上社の庵澤の辺りに張陣、神告を受けた後、同名の拠る伊那郡大田切郷の城に攻め寄せ、これを聞いた冠者は館に火をかけ自害に及び滅亡したとの記述がある。事後に根上河原に張陣した両名は相談し、両社(諏訪社の上社、下社である。)に田園を寄進し神恩に報いる事と決し、上社分には、平出、宮所の両郷、下社分には、龍市の一郷を寄進する旨を人に書かせたが、寄進状には下社分に誤って岡仁谷郷を書き加えてしまった。諸人にこの郷名を知る者はなかったが古老に訪ねたところ、岡仁谷と号する地が実際に存在する事、改めて上下の宮に優劣が無い事等を鑑みてそのままとした。岡仁谷の地は即ち、岡谷であり、岡屋牧は両名によって新たに社領として下社に寄進された事になる。

築城年代、築城者は不明だが、城主として千野氏が挙げられる。同氏は諏訪氏の分流であり、諏訪湖湖畔を中心として同族は繁栄しているが、下社領へ進出した時期にあっては不明である。

リア攻めてよりはお城の正確な位置を求める素人による素人なりの果てしない探索だ。前述のとおり、照光寺の後背、花見ヶ丘の一帯が比定地として有力だけど、これだけじゃ面白く無い…探索の範囲を広げて更に上段、岡谷配水池と小部澤神社の周辺を彷徨う事に…遠州の城友さんも怪しんでる場所なんで確かめる事にしてみた訳だ。もう、この辺りなら何処でも比定地に成り得るんだけど、城友さんが言うように配水池を中心とする小丘陵が実にそれっぽい。後世、全山耕作されていたと思われるけど、段々畑の段の付き方等にどうにも不自然なものを感じてしまう…あ、あり?こりってもはや診断名、「リア攻め」の末期症状なんじゃ…あぁ…取り返しの付かない所まで来てしまった…家路は遠いのにすっかり日も暮れてきた感じもする。そう、おいらは帰れなくなったのだ。

帰れなくなってしまったおいらだけど、人類の友達が一向に出来ない替わりに四足歩行の動物だけは気まぐれに相手をしてくれる。小部澤神社や花見ヶ丘を一心不乱に探索してたら複数頭のニホンカモシカに見つめられていた。THE POLICEの「見つめていたい」状態なのかな。ひょとしたら仲間にでもしてくれるんだろうか。でも草とか食えねぇしなぁ…も、申し訳ないけどお断りしときますわ。ちなみに此処、岡谷市市街地のど真ん中なんすけどねぇ…

※下社領となった岡屋牧だが、左馬寮への貢税は免除されていない。

※照光寺〜名刹にして大寺だ。

※岡屋牧〜標柱が立っている。リア攻めマップにスポット登録して写真だけ置いておく。信濃の牧は正確な位置と範囲が殆ど特定されていない。訪ねる目標があるだけでもありがたい。

※小部澤神社〜祭神は白山比咩命、馬の神、もしくは牧の守護神らしい。

2025年01月14日 ʀᴇᴅ副将軍
花岡城



諏訪湖を一望できる諏訪西方衆である花岡氏の居城🏯

オススメ度 ★★⭐︎⭐︎⭐︎

築城年代は不詳。鎌倉時代に花岡氏により築かれたと云われます。
花岡氏は諏訪氏一族である有賀氏の庶流とされ、諏訪西方衆として諏訪氏に属しました。
1542年に武田信玄が諏訪に侵攻すると臣従しましたが、1548年に武田信玄が村上義清に上田原の戦いで敗れると、城主の花岡忠常らの諏訪西方衆は小笠原長時に呼応して反旗を翻します。しかし武田信玄に鎮圧されて花岡城は落城。
その後は武田氏の拠点となり、武田信玄の弟である武田信繁も居城としたとされます。

見所
諏訪湖西側の湖尻にある標高811mの花岡山に築かれています。北側は天竜川であり、諏訪西方の古道、西街道が通る交通の要衝です。
山頂の主郭は西側に土塁が付き、南西下の二郭は堀切で区切られ、二郭は周囲を土塁が巡ります。
現在は公園化され、周囲も宅地化されており大きく改変を受けています。山腹も郭であった様ですが削平地は耕作地や宅地となっています。

城内には駐車場もあり車で登れます。但し道幅は狭く急勾配であるため、特に冬期は無理せずに諏訪湖周辺に駐車して歩いて登った方が無難です。比高は約50mです。

写真
①②土塁が巡る二郭
③主郭と二郭を区切る堀切
④主郭
⑤⑥主郭の切岸
⑦主郭の城跡碑
⑧主郭からの諏訪湖

2023年04月24日 カズ
花岡城



岡谷駅から天竜川沿いの道を諏訪湖に向かいます。城マニアなら、やや遠目でも分かる、水門近くの丘が城跡です。私は、稲荷神社に上る石段から登城しましたが、踏み幅が狭く、急なので、下りは車道をおすすめします。なお、神社石段と車道以外にも道がありますが、通行止めになっています。車道から駐車場に入る手前に簡単な説明板があります。一部ですが土塁も良好に残り、眺めも良く、藪漕ぎもありませんので、おすすめです。この時季には鯉のぼりもたくさん泳いでいます。諏訪大社に参拝される方々などにおすすめします。

2023年01月17日 ほりーないと
釜口水門[花岡城  その他]



諏訪湖には31の河川から水が入ってきますが、流れ出るのは天竜川のみです。そこには釜口水門があり、天竜川の起点になります。

天竜川の起点のすぐ横にあるのが花岡城(写真①)です。初めて行った時、釜口水門との位置関係を確認していませんでした。諏訪湖の唯一の出口を守る城です。
塩尻方面、伊那方面に分岐する場所でもあります。花岡城から現在の分岐点である岡谷JCTがよく見えます。

長野県歌「信濃の国」の歌詞の中に「諏訪の湖(うみ)には魚多し」とあります。釜口水門とその周辺では釣りをする人がたくさんいました。(写真③は花岡城から見た諏訪湖です)
諏訪湖を出発した天竜川は、長野県から愛知県、静岡県を経て太平洋へ213kmの旅をします。その213㎞にはいくつものお城があります。

2022年05月07日 尼崎城山城守一口城主
花岡城



4月30日、岡谷駅の観光案内所でレンタサイクルを借り登城。当日は、諏訪大社の四社と高島城を周る際に立ち寄りました。岡谷駅から自転車ですぐのところにあり、花岡公園を登りきると高台に城跡の石碑が立っていました。高台からは諏訪湖がよく見え、鯉のぼり🎏も泳いでいて良い景色でした。
花岡神社を下城後、諏訪大社上社本宮に向かいましたが御柱祭の準備が進められていました。敷地内に江戸時代の名力士の雷電像もあったので歴史的人物ということで載せさせて下さい🙇‍♂️

2021年09月29日 出雲大介
花岡城

先人方の仰せの通り、道幅の狭い住宅地の中の坂道を抜けた先ある公園として、城跡はありました。駐車場は草が伸びていて、この先で大丈夫か?と不安になりました。トイレはあり、高台からの眺めも良かったのですが、道が狭くて苦心しました。

2021年07月05日 くっしー式部大輔尚人
花岡城



たどり着くまでの道が急で狭くて怖かった😣駐車場はありますが、見つけるのにちょっと苦労した。城としては小さいですが、複数の平坦面があり、諏訪湖を見下ろすことのできる良い位置にあります。

ただ説明看板にあった空堀・出丸がどれのことなのかよくわからなかったです。

2020年11月09日 しげしげ主税頭信繁
花岡城



昔ながらの住宅密集地で道路は狭いですが、公園として整備されており主郭直ぐまで車で行けます。車10台位は駐車できそうです。


2015年10月09日 かめ〜右兵衛督
花岡城

登城する場合は諏訪湖沿いの釜口水門近くの駐車場に車を止めるのがおすすめです。

2012年09月12日 傾奇揚げ仙兵衛
花岡城

岡谷に来たら『佑庵』ってラーメン屋に行ってみたらあっさりで好みの店です。
鶏ベースのポタージュの様なスープがいいね

花岡城の周辺スポット情報

 高遠城移築門(遺構・復元物)

 A3ラミネートされた説明板(碑・説明板)

 花岡城説明看板(碑・説明板)

 下の城(周辺城郭)

 上の城(周辺城郭)

 萩倉砦(周辺城郭)

 小野峠物見(周辺城郭)

 峰畑城(駒沢城)(周辺城郭)

 高尾山城(周辺城郭)

 三沢氏居館(周辺城郭)

 橋原の火とぼし山砦(周辺城郭)

 小坂殿屋敷館(周辺城郭)

 岡谷城(島崎城)比定地 小尾口海戸)(周辺城郭)

 岡谷城(島崎城)比定地 天王森(周辺城郭)

 鐘突狼煙台(周辺城郭)

 小坂の火燈山(周辺城郭)

 東堀城(柴宮)(周辺城郭)

 山田氏屋敷(周辺城郭)

 横川館(周辺城郭)

 中屋火灯山(周辺城郭)

 今井家屋敷(御小休本陣)(周辺城郭)

 峰畑城(駒沢城)御頭(周辺城郭)

 岡谷城(島崎城)比定地 照光寺(周辺城郭)

 観音院(寺社・史跡)

 岡屋牧(寺社・史跡)

 トイレ(トイレ)

 トイレ(トイレ)

 公園トイレ(トイレ)

 公園駐車場(駐車場)

 岡谷湖畔公園駐車場(駐車場)

 釜口水門(その他)

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