高尾山城

高尾山城([花岡城  周辺城郭])

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高尾山城の口コミ情報

2025年11月01日 内記かずりヾ(・ε・。)


高尾山城は花岡城の西方約3.0km、天竜川西岸(右岸)、西方山塊から続く、標高1016mの独立峰、高尾山山頂部に立地する要害です。南東麓の広畑遺跡からの比高は160m位でしょか。ちなみに岡谷市では「高尾城」の名称で史跡として指定している。

行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい。取り付きは同じく位置登録がある、前述した「広畑遺跡」の裏手からとなり、高尾山の山頂へと至るしっかりとした登山道が付いている。車の捨て場所は己れの持つ器量で何とかしよう。広畑遺跡の少し先、こちらも位置登録がある「東雲閣(極寒キャンプ)」…の空地に捨てるのがよいかもしれん。

登山道はお手軽なトレッキングコースでもあるのだが結構な急登を強いられる。又、ごく最近の間伐整備事業に併せて重機が通る林道が別に設けられているのだが、この林道、登山道を所々で分断し、本来の道筋を判り難くしてしまっている。林道をそのまま登れば山頂へは自然と辿り着くとはいえ、ぐるぐる巻いて登っているため進む距離は倍増どころの話じゃなくなると思う。ここは素直に登山道を登るのが正解だ。

築城年代は不明、築城者には三沢氏が推測されている。同氏は諏訪社下社大祝、金刺氏の分流にして同社の有力社人、諏訪郡新倉、三沢両村の地頭職でもあった。武田氏時代の諏訪五十騎の内には三沢対馬守の名が見えるんだそう。

永禄八年(西暦1565年)十一月晦日、武田信玄発給、「諏方下社祭祀数年退轉之分、今玆永禄八年乙丑十一月晦日、令再興加下知次第」には、「一 正月十七日御神事、三澤六左衛門尉、高木蔵人、彦五郎等申合、厳重ニ可勤之事、」とあり、三澤六左衛門尉が、高木蔵人、彦五郎等と共に、正月十七日の神事を厳重に勤めるよう求められている。又、別に、「一 三済山(御射山)之山奉行三澤對馬守、従往古取来候分者、舟役、杣取役、檜物師役、灰汁役、三澤山之役、…後略、)ともあり、三澤対馬守が、御射山の神事に際して山奉行を勤めている。

縄張は主郭と副郭によって構成される単純なもの。両者間は空堀と土塁によって区画されている。主郭は過去の地滑り等があるのか、緩やかな傾斜地となり緊張感に欠け、副郭は重機が暴れまくって鑑賞に耐えない。空堀と土塁はこれによる明らかな損壊があり、堀の一部は埋められて幅員のある偽土橋を形成してしまっている。空堀や土塁はこの部分で折れを伴う鬼門除けの入角となっていたそうなので残念な結果ではある。ちなみに主郭からの諏訪湖方面への展望は絶佳、この場所に要害を築いた意味も自然と知れるだろう。

在地土豪の一要害ではあったが、後には武田氏等の狼煙台として機能していたのかもしれない。「長野県町村誌」には、「…天正年中(西暦1573年〜1592年)、武田家士三澤對馬守、藤森治部両名の守る所の城址なり。…」とある訳だが、或いは両名が交替で城番を務めていた事を意味するのであろうか。

…遺構の損壊を現地で確認したので秒でチクりの電話を岡谷市に入れるw行為に及んだのは間伐した業者なんだろうけど整備事業の主体はあくまで同市なのだ。おいらはそれが必要とされるならば城跡が破壊されても許せてしまう寛大なタイプのめぐら〜ではあるんだけど、意味の無い毀損行為だけは許せないのだ。電話を切る際には先方から、「折り返しの電話を差し上げたいと思いますのでお名前の方を宜しくお願いします。」て言われてちょと動揺してしまい、「あ、はい、◯◯もくと申します。」て城友さんのHNを出して盛大な嘘を吐いてしまう…ほいたら先方から、「…それは苗字でよろしいのでしょうか?」て追い討ちをかけられてしまい、「さぁ、一体、どっちなんでしょかね?」等と意味不明な回答を…悪い事してる訳じゃないんだし普通に答えときゃ良かったわw

※遺構は肉眼だとはっきりと判るんだけど、あらゆる意味で写真撮影が難しいお城だ。

※「諏方下社祭祀数年退轉之分、今玆永禄八年乙丑十一月晦日、令再興加下知次第」〜戦国時代、数年来に亘って途絶えていた諏訪社下社の神事を再興したのが御屋形様である。

※チクりの電話〜後日の回答によれば、毀損行為を直接現地確認したそうで、史跡としての今後については関係各所と協議した上で対処したいとの公務員らしいお話し…

※写真⑦は毀損部分を撮影した物っす。勿体無ぇなぁ…

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