岡谷城(島崎城)比定地 照光寺

岡谷城(島崎城)比定地 照光寺([花岡城  周辺城郭])

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岡谷城(島崎城)比定地 照光寺の口コミ情報

2025年02月06日 内記かずりヾ(・ε・。)


岡谷城(島崎城)比定地 照光寺は花岡城の北西約1.2km、諏訪湖西岸、天竜川北岸(右岸)、標高約805mの丘陵地上平場に立地したと推測される要害です。東麓の長野県道14号、下諏訪辰野線からの比高は30m位でしょか。

行き方はGoogleマップに位置登録されているのでダイレクト設定して下さい。車は南東麓の真言宗智山派の寺院、城向山瑠璃院照光寺の駐車場に捨てられる。ちなみにお寺さんの山号は花岡城の向かいの山である事を意味し、信濃のお城の神は堂宇の位置を居館地として提言している。

まず、該地は岡谷城の比定地の一つである。お城の正確な位置は誰にも判らない。「日本城郭体系」には、照光寺背後の丘陵上であり、西、東、南の斜面に五段の帯曲輪を持つ等の記述があるそうだが、これに従うと纏まりのある花見ヶ丘の一帯が有力な候補として挙げられる。但し、周辺の造成地等は大概が五段程度で一区切りが付いており、探索する側にとっては比定出来る場所が無数に存在するのが悩ましい。

岡谷には「延喜式」の定める信濃十六牧の一つ、岡屋牧がかつて置かれていた。「吾妻鏡」、文治二年(西暦1186年)三月十二日庚寅の条、「乃貢未済庄々注文」の中に、貢税を未済する左馬寮領、信濃二十八牧の一つに岡屋牧が見られる。その正確な位置にあっては不明だが、該地の北側、岡谷公園を中心とする一帯であったと推測されている。比較的に標高の高い山際の丘陵地帯で放牧し、ぱかぱか歩かせて諏訪湖や天竜川の水を馬に飲ませていた…とか想像するときゅんきゅんしてくるわ。

「吾妻鏡」、治承四年(西暦1180年)九月十日己未の条には、甲斐源氏、武田太郎信義、一條次郎忠頼が、伊那平氏、菅冠者の討伐に赴き、諏訪社上社の庵澤の辺りに張陣、神告を受けた後、同名の拠る伊那郡大田切郷の城に攻め寄せ、これを聞いた冠者は館に火をかけ自害に及び滅亡したとの記述がある。事後に根上河原に張陣した両名は相談し、両社(諏訪社の上社、下社である。)に田園を寄進し神恩に報いる事と決し、上社分には、平出、宮所の両郷、下社分には、龍市の一郷を寄進する旨を人に書かせたが、寄進状には下社分に誤って岡仁谷郷を書き加えてしまった。諸人にこの郷名を知る者はなかったが古老に訪ねたところ、岡仁谷と号する地が実際に存在する事、改めて上下の宮に優劣が無い事等を鑑みてそのままとした。岡仁谷の地は即ち、岡谷であり、岡屋牧は両名によって新たに社領として下社に寄進された事になる。

築城年代、築城者は不明だが、城主として千野氏が挙げられる。同氏は諏訪氏の分流であり、諏訪湖湖畔を中心として同族は繁栄しているが、下社領へ進出した時期にあっては不明である。

リア攻めてよりはお城の正確な位置を求める素人による素人なりの果てしない探索だ。前述のとおり、照光寺の後背、花見ヶ丘の一帯が比定地として有力だけど、これだけじゃ面白く無い…探索の範囲を広げて更に上段、岡谷配水池と小部澤神社の周辺を彷徨う事に…遠州の城友さんも怪しんでる場所なんで確かめる事にしてみた訳だ。もう、この辺りなら何処でも比定地に成り得るんだけど、城友さんが言うように配水池を中心とする小丘陵が実にそれっぽい。後世、全山耕作されていたと思われるけど、段々畑の段の付き方等にどうにも不自然なものを感じてしまう…あ、あり?こりってもはや診断名、「リア攻め」の末期症状なんじゃ…あぁ…取り返しの付かない所まで来てしまった…家路は遠いのにすっかり日も暮れてきた感じもする。そう、おいらは帰れなくなったのだ。

帰れなくなってしまったおいらだけど、人類の友達が一向に出来ない替わりに四足歩行の動物だけは気まぐれに相手をしてくれる。小部澤神社や花見ヶ丘を一心不乱に探索してたら複数頭のニホンカモシカに見つめられていた。THE POLICEの「見つめていたい」状態なのかな。ひょとしたら仲間にでもしてくれるんだろうか。でも草とか食えねぇしなぁ…も、申し訳ないけどお断りしときますわ。ちなみに此処、岡谷市市街地のど真ん中なんすけどねぇ…

※下社領となった岡屋牧だが、左馬寮への貢税は免除されていない。

※照光寺〜名刹にして大寺だ。

※岡屋牧〜標柱が立っている。リア攻めマップにスポット登録して写真だけ置いておく。信濃の牧は正確な位置と範囲が殆ど特定されていない。訪ねる目標があるだけでもありがたい。

※小部澤神社〜祭神は白山比咩命、馬の神、もしくは牧の守護神らしい。

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