深大寺城(じんだいじじょう)

深大寺城の基本情報

通称・別名

所在地

東京都調布市深大寺元町

旧国名

武蔵国

分類・構造

平山城

天守構造

築城主

狛江氏

築城年

鎌倉時代

主な改修者

上杉朝定

主な城主

扇谷上杉氏、難波田氏

廃城年

遺構

曲輪、土塁、横堀(空堀)

指定文化財

国史跡(深大寺城跡)

再建造物

石碑、説明板

周辺の城

狛江入道館(東京都調布市)[0.9km]
金子氏館(東京都三鷹市)[2.3km]
牟礼砦(東京都三鷹市)[4.0km]
小沢城(神奈川県川崎市)[4.4km]
寺尾城(神奈川県川崎市)[4.7km]

深大寺城の解説文

深大寺城(じんだいじじょう)は、東京都調布市深大寺元町にあった日本の城。所在地は東京都調布市深大寺元町5丁目31-10 神代植物公園の附属施設である「水生植物園」内。

概要
南方の野川を水濠、西方を除いた三方を沼地とし、西方に空濠を三段に構えて三郭・二郭・主郭を配した直線連郭式城郭である。主郭は東西50m・南北90mほどで、全周を土塁で囲み、北と南に平虎口を設け、北虎口は土橋を経て二郭に、南虎口は東の腰郭に通じると共に西の空濠からの侵入に備えている。特に、北西端の櫓台は重要部署で、北虎口と二重土塁の空濠に加え二郭全体を監視している。二郭は東西50m・南北120mほどで、南の土塁中央に平虎口を設け、西の土塁は復元されたものである。北端のテニス倶楽部への進入道路が二郭・三郭間の空濠跡で、南端で竪濠として落とされている。三郭は東西100mほどで、宅地化で遺構は失われている。二郭側の土塁は一部復元されて園内に留められ、西方の空濠は道路になっているが、南側の切岸は往時のままと思われる。

歴史
東京都及び調布市教育委員会は発掘調査を重ねており、築城者は不明だが、15世紀には「ふるき郭」が築かれていたようだ。 16世紀に入って北条氏は相模に進出し、扇谷上杉氏は南武蔵の防衛ラインとして「ふるき郭」を活用している。大永4年(1524年)1月、江戸城を北条氏綱に攻略された扇谷上杉朝興は、巻き返しを図るため、居城の河越城から頻繁に南武蔵に出撃。享禄3年(1530年)6月、朝興は深大寺城に、北条氏康は多摩川対岸の小沢城に陣を敷き、小沢原で合戦になった。この深大寺城は「ふるき郭」と思われる。扇谷上杉方としては、北条勢を多摩川で食い止め、かつ江戸城奪還を図るため、天文6年(1537年)4月、13歳で父・朝興の跡を継いだ上杉朝定は難波田弾正広宗に命じて深大寺城を増築した。しかしながら、同年7月、氏綱は深大寺城を迂回して河越城を直接攻め、朝定が松山城に敗走したため、深大寺城の軍事的価値が失われた。その後、この地が北条氏の支配となったが、深大寺城の記録が見当たらないので、廃城になったようである。

廃城後
扇谷上杉勢を北に追いやった北条方にとって、多摩川左岸の深大寺城は小田原城の防衛には不要になった。その結果、城が手付かずで残り、城郭史上、貴重な遺構になっている。例えば、深大寺城と同形の片倉城(八王子)は扇谷上杉氏が北条氏に備えて築いたが、北条氏の手で改修されて北条氏の城という位置づけになっている。天文初期、敵兵を空濠に誘導して矢で殲滅する「扇谷上杉氏の城」は、「平虎口」「横矢が弱い」「切岸が緩い」など戦国期における築城技術の進化途上にある。北条氏が合戦を通して扇谷上杉氏などの城郭を改修し、北条流築城技術を完成させているのは疑う余地はないといわれる。

平成10年(1998年)に東京都指定史跡となり、平成19年(2007年)7月26日付けで国の史跡に指定された。

深大寺城の口コミ情報

石畳治部少輔三成様[2017年05月16日]
武蔵野台地の末端に築かれているだけあって、湧水が豊富で城の周りは沼地だったよです。その名残で菖蒲が植わってます。
現在、一の郭、二の郭が公園として整備されてます。一の郭の土塁や切岸なんかはしっかりと残っています。二の郭の土塁の一部は、テニスコートを整備する時に破壊されてしまいましたが、部分的に復元されています。二の郭、三の郭の空堀は道路になってますが、空堀だったことを偲ぶことができます。三の郭は住宅地になってますが、家と家の間に不自然に空間が空いている所があり、竪堀の跡のようです。
三の郭の梅園の隙間からは、北条領だった多摩川の丘陵が見えるので、最前線だった緊張感が感じられます。

【十六菊】ハチミツ式部卿様[2017年05月13日]
深大寺城は、その名の通り、深大寺に近い水生植物園内にあります。
神代植物公園内ではなく、少し歩いたところに水生植物園があるので、周辺を散策しながら、深大寺城を目指すのが良いと思います。
何回か行きましたが、車の場合、神代植物公園にも寄ったので、そこに停めて、周遊しました。また、電車の場合、いくつか行き方はありますが、京王線調布駅から、バスで深大寺で下車しました。
主郭と二の曲輪が史跡公園として、整備されています。
わずかなスペースですが、本丸近くで蕎麦も育てているようです。
深大寺そばが有名で、とても美味しかったです。
また、鬼太郎茶屋も深大寺にあり、目玉おやじ饅頭も頂きました。
ゲゲゲの鬼太郎の生みの親、水木しげる氏の第二の故郷だそうです。
深大寺、神代植物公園、水生植物園内の深大寺城、三つセットで廻ると1日楽しめます。

高木掃部助義龍様[2017年03月05日]
堀や土塁が綺麗に残っています。
城跡は神代植物公園の分園である水生植物園にあるので注意。「ぽちっと深大寺城」というアプリをインストールしていくとより分かりやすいです。

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