金子氏館(かねこしやかた)
金子氏館の基本情報
通称・別名
- 島屋敷、金子館
所在地
- 東京都三鷹市新川4、5
旧国名
- 武蔵国
分類・構造
- 平城
天守構造
- -
築城主
- 金子時光?
築城年
- 不明
主な改修者
- -
主な城主
- 金子氏、柴田氏
廃城年
- -
遺構
- (発掘調査:屋敷跡)
指定文化財
- -
再建造物
- 説明板(島屋敷遺跡)
周辺の城
-
狛江入道館(東京都調布市)[1.7km]
牟礼砦(東京都三鷹市)[1.8km]
深大寺城(東京都調布市)[2.3km]
烏山城(東京都世田谷区)[3.3km]
成宗城(東京都杉並区)[5.6km]
喜多見城(東京都世田谷区)[5.8km]
大蔵館(東京都世田谷区)[6.3km]
寺尾城(神奈川県川崎市)[6.4km]
小沢城(神奈川県川崎市)[6.5km]
赤堤砦(東京都世田谷区)[6.6km]
金子氏館の解説文
金子氏館の口コミ情報
2022年12月23日 けつお兵部卿
金子氏館
仙川駅からのバス停がわからす、結局歩いて約25分ほどで到着。マンションの敷地になっており看板があるだけだった。すぐ近くに天神山城跡がありそちらも登城。
2022年11月11日 明智左兵衛佐ひろやす
金子氏館
京王線仙川駅下車。白百合女子大学方面に歩き、「仙川」にぶつかったら左折して川沿いに歩きます。今はマンションエリアですが、街並みもなんとなく「縄張り」を思わせますし、川向うには砦跡のような公園も。城とも様と秋の散歩を楽しみました🍁
2022年06月14日 うっきー
金子氏館
仙川駅から歩いて登城。川を挟んだ反対側には天神山城がありますので、併せて登城しました。
2022年05月31日 国府左京大夫城介
春清寺[金子氏館 寺社・史跡]
柴田勝家の孫が中興開基した柴田家の菩提寺
【歴史】
慶長7年(1602)に、旗本(青山百人組)の大原春清(無徹玄心)がこの地に小さな庵を開創した。
元和元年(1615)、柴田勝重(柴田勝家の孫。父親は勝家の姉の子で、後に勝家の養子となった柴田勝政(越前勝山城主))が大坂の夏の陣での功により、多摩郡上仙川村等500石を加増された。そして、先祖の菩提を弔うために草庵を改築し、春清寺として中興開基した。その後、勝重の孫である勝門の代に三河に転封され、柴田氏はこの地を離れている。
その後、寛政8年(1796)に、勝重から数えて10代目の勝房によって、柴田家の由来を書いた石碑(柴田家家碑)を建立している。
【遺構】
柴田勝重を始め、柴田氏一門の墓が20基ある。柴田勝重の墓石は宝篋印塔で、武家では三鷹市内唯一の物となっている。
柴田勝房が建立した柴田家家碑も、柴田家の墓の側にある。
【感想】
柴田勝家が好きな人であれば、一度は訪問してもいいかもしれません。柴田家の菩提寺であるため、寺紋はちゃんと「丸に二つ雁金」となっています。また、柴田家家碑には、柴田勝家の功績や勝家の兜を埋めた勝淵神社、春清寺などが記されています。
【アクセス】
仙川駅から徒歩15分。
金子氏館から徒歩8分。
春清寺の駐車場を利用可能。
【写真】
①春清寺正門
②本堂
③寺紋の「丸に二つ雁金」
④柴田家家碑
⑤柴田勝重墓
⑥説明版
2022年05月22日 国府左京大夫城介
天神山城[金子氏館 周辺城郭]
三鷹市内で唯一明確な遺構が残る城
【歴史】
築城者・築城年代共に不明。
仙川を挟んで北西に位置する島屋敷(伝・金子氏館)と関連があると考えられている。
また、天文年間(1532~1555)における扇谷上杉氏と北条氏との深大寺城を巡る合戦に備えて築かれた可能性がある。
(説明版より抜粋)
【遺構】
金子氏館より、仙川を挟んで南西275mに位置する舌状地形に築かれた単郭の城郭です。蛇行する仙川を背後に、台地と接続している北から東にかけては、横矢掛けのある堀切と土塁を設けて遮断している。主郭の北西部分は、往時は仙川に接する切岸となっていたようだが、河川改修によって地形が変更されている。なお、堀切は発掘調査によると、箱堀で、現在の地表面より1m深く掘られていた。
【感想】
三鷹市内にある城郭としては、土塁や堀切、切岸といった遺構が明確に残っている城郭です。特に、堀切は横矢が掛かるようになっており、戦国時代に築かれたものであることを明確に示しています。しかし、この城にあっては全く史料が残っておらず、かなり謎が多い城です。ただ、北条氏側の牟礼砦・烏山城、扇谷上杉氏側の深大寺城から、それぞれほぼ中間地点に位置しており、どちらの勢力が築いてもおかしくないと思います。個人的には、扇谷上杉氏が築いた深大寺城の東側を守る出城の一つだったのではないかと思います。
【アクセス】
京王線・仙川駅より徒歩20分。
井の頭線・三鷹台駅より徒歩30分。
仙川駅または三鷹台駅からバスで、「新川天神山青少年広場」バス停で下車し、徒歩1分。
【写真】
1:説明版
2:主郭
3:仙川に接する切岸
4:土塁
5:堀切
2021年12月20日 後志守あったらもんだ
金子氏館
新川団地の管理事務所前に説明板が立っている。解説によれば中世以前から地域の拠点であったことが分かる。
2021年05月05日 vol012右近衛少将
天神山城[金子氏館 周辺城郭]
新川天神山青少年広場の北東側に、空堀跡と土塁跡が残っています。京王線仙川駅から、徒歩20〜25分くらいです。
2021年05月04日 vol012右近衛少将
勝淵神社[金子氏館 寺社・史跡]
柴田勝家の兜が、孫勝重によってこの地に埋納されたという言い伝えがあるそうです。
2013年07月21日 内大臣でくのぼう
金子氏館
三鷹駅から仙川駅まで徒歩で行軍!
金子氏館でなく、島屋敷を目標しないとわかりにくいかな。
近くには柴田勝重(柴田勝家の孫)の菩提寺「春清寺」があるが、大阪の役の戦功により500石(上中仙川二村)を得た縁もあり、当寺の中興開基となっているそうな♪
過去の発掘によって遺構が発見されたが現在は埋め戻され、確認出来なくなっている。
現在は三鷹新川団地となっており、団地の一角に島屋敷遺跡という説明板がある。