虎御前山城(とらごぜやまじょう)
虎御前山城の基本情報
通称・別名
- 中野城、八相山砦、虎御前山砦
所在地
- 滋賀県長浜市湖北町河毛他
旧国名
- 近江国
分類・構造
- 山城
天守構造
- -
築城主
- 織田信長
築城年
- 元亀3年(1572)
主な改修者
- -
主な城主
- 木下秀吉(織田氏家臣)
廃城年
- -
遺構
- 曲輪、土塁、横堀(空堀)、竪堀、虎口
指定文化財
- 市史跡(虎御前山)
再建造物
- 石碑、説明板
周辺の城
-
小谷城(滋賀県長浜市)[2.1km]
小室城(滋賀県長浜市)[4.2km]
三田村城(滋賀県長浜市)[5.1km]
山本山城(滋賀県長浜市)[5.2km]
長浜城(滋賀県長浜市)[7.5km]
田上山城(滋賀県長浜市)[8.6km]
横山城(滋賀県長浜市)[8.7km]
下坂氏館(滋賀県長浜市)[9.0km]
賤ヶ岳砦(滋賀県長浜市)[9.3km]
塩津城(滋賀県長浜市)[12.4km]
虎御前山城の解説文
虎御前山城の口コミ情報
2020年12月20日 【城郭道】尾張守タッキー
信長馬場[虎御前山城 遺構・復元物]
織田信長陣跡付近にあるのが信長馬場です。平らなところとなっていて説明板が立っています。
2020年12月07日 【城郭道】尾張守タッキー
虎姫時遊館[虎御前山城 関連施設]
虎御前山城付近にある虎姫時遊館は資料館となっており中には虎御前山城やこの周辺の史跡などの案内などがありました。この周辺から望む伊吹山も綺麗です。入り口にはおみくじもあるのでやってみてはどうでしょうか。
虎御前山城リア攻めの際に行ってみてはいかがでしょうか。
2020年12月03日 【城郭道】尾張守タッキー
展望台[虎御前山城 その他]
伝丹羽長秀陣地跡から歩いて1分のところに展望台があります。ここからは小谷城、山本山城、伊吹山、竹生島などを望むことができます。
六月ごろになると展望台から見える田んぼで田んぼアートがあるそうです。ちょっと行ってみたいですね。
虎御前山城リア攻めの際に是非行ってみてください。
2020年11月30日 【城郭道】尾張守タッキー
伝丹羽長秀陣地跡[虎御前山城 遺構・復元物]
駐車場から歩いて一番最初にたどり着く陣地です。平らな土地にあり綺麗に整備されています。石碑やベンチがありとても居心地がいいです。ここから見る伊吹山も本当に綺麗です。
ここに旗をたてたらさらに綺麗に見えるんだろうなーとも思いました。木がほとんどないのでこれもまた雰囲気を感じます。ここからまだまだ虎御前山城は続きます。新たなる発見へ行ってらっしゃい!
2020年10月26日 寺勘解由長官にゃん
虎御前山城
河毛駅から徒歩でアクセス可。整備された登山道を登ると木々の切れ間から小谷山が覗く。
2020年10月14日 播磨屋弾正大弼
虎御前山城
城の南側(小谷城の反対側)はJR虎姫駅が最寄り。虎御前山公園の道標に従って歩けば15分ほどで麓に着きます。
キャンプ場として整備されたこともあり、南側の遺構の残存状況はよくなく、本格的な遺構が分かるのはNTT鉄塔の北側、伝滝川一益陣地から先です。
これ以北の遺構の案内板はよく整備されていて、楽しく散策できると思います。
2020年03月26日 瀬田近江守せいえもん
虎御前山登山口[虎御前山城 碑・説明板]
山の北側の登山口です。
河毛駅からだとここから城を目指すことになります。最初は急坂ですがしばらく行くとなだらかな道になりますよ。
なお、こちら側には車を停める場所はないので、ご注意を。河毛駅に無料の駐車場があるので、そこから歩いて来たらいいと思います。
2019年11月04日 内大臣織田晃司
虎御前山城
車で行けるのは見晴台付近まで。お堂の先からポールが立ってて行けません。
順番に丹羽長秀、滝川一益、堀秀政、織田信長、木下秀吉、柴田勝家といったビッグネームの陣跡があります(残念ながら柴田勝家陣跡には行ってません…)
木下って誰…?って野暮なことは言わない。
この後、羽柴と改姓するあのお方ですよ。
虎御前山には古くから古墳群が存在しているのですが陣城を築く際、いくらかは破壊したものと思われる。
2019年05月24日 瀬田近江守せいえもん
伝丹羽長秀陣地跡[虎御前山城 遺構・復元物]
公園として整備されていて東は伊吹山、西は琵琶湖の眺望が素晴らしいです。ここの手前に見晴台があってそこまで車で行けます(岩屋寺の先に柵がある)。ただここまでの道は車にはかなり狭い道なので通るなら十分ご注意下さい。
2019年05月24日 瀬田近江守せいえもん
伝瀧川一益陣地跡[虎御前山城 遺構・復元物]
NTTの鉄塔のすぐそばです。中野の駐車場から来た場合、ここから道が舗装道路から山道になります。
2019年05月24日 瀬田近江守せいえもん
伝堀秀政陣地跡[虎御前山城 遺構・復元物]
高台になっている狭い曲輪です。
西の方に開けていて琵琶湖もうっすら見えます。
高台の下に建物の説明する看板もあります。
2019年05月24日 瀬田近江守せいえもん
伝織田信長陣跡[虎御前山城 遺構・復元物]
山の最高峰にある広い曲輪です。
高台になっていて階段を登ります。
2019年05月24日 瀬田近江守せいえもん
伝木下秀吉砦跡[虎御前山城 遺構・復元物]
小谷城攻略最前線
三角形の曲輪を中心に帯状曲輪が設けられていたとか。
2016年10月04日 橘若狭守次郎吉
虎御前山城
虎御前山城は織田信長が浅井長政の立て籠る小谷城を攻撃する際に築いた砦である。また、信長の諸家臣も砦を築いた。
砦を築いたのは多賀貞能・蜂屋頼隆・丹羽長秀・滝川一益・堀秀政・織田信長・木下秀吉・佐久間信盛・柴田勝家。
虎御前山城は古代の前方後円墳や円墳、方墳などの古墳を利用した。遺構は一部崩れているところもあるが、比較的良好である。遺構を示す案内板がかなりあるので分かりやすいと思います。
遺構は主に曲輪、土塁、堀切、かざし堀、横堀、虎口、犬走り・・・。
車の駐車は『虎御前山田んぼアート展望台』前の駐車場か中野登山口付近のスペースに停められます。中野登山口からNTT鉄塔に向けての一般車両の進入はできません。
2012年05月19日 日光人
虎御前山城
虎御前山公園(虎御前山教育キャンプ場)が登城口…中野登山口からNTT鉄塔まで車で行く事ができます。その先からは徒歩で(^^)
【遺構】
小谷城と平地を隔ててわずか500mほどの距離にあり、小谷城方面の見通しが利く立地だ。
南北約500m、東西約300mと陣城としてはかなり大規模。虎御前山山頂の曲輪が織田信長陣と伝えられ、南側に外枡形虎口がある。小谷城にもっとも近い北端の曲輪群は、羽柴秀吉陣と伝わる。四方には土塁がめぐらされ、切岸が削り込まれるなど防御性が高い。堀や竪土塁も見られる。
伝織田信長陣の南側には、伝堀秀政陣がある。南側には大小5本の堀切があるなど、この一帯にも顕著な遺構を見ることができる。
古墳を利用しながら築かれている点も特徴だ。また信長は、虎御前山から南東1.5kmの宮部まで、道の片側に約3mの土塁を築いていた。連絡の安全を確保するとともに、防御線を構築したと考えられる。
【歴史】
織田信長が、浅井長政の小谷城を攻略する際の陣城として築いた。
元亀元年(1570)6月に鎌刃城主・堀氏を調略した信長自身が軍勢を率いて入るも、翌日には撤収。その後、元亀3年(1572)7月に再び小谷城へ侵攻した際、築城を命じたとみられる。以後、元亀4年(1573)8月に小谷城が陥落するまで最前線の陣城として機能し、信長本営となった。
存在した時期は1年に過ぎないが、築城時期や廃城時期、築城の目的が明確な信長の陣城として価値がある。
【交通】
JR北陸本線虎姫駅から徒歩約15分
【参考文献】
・『近江の山城ベスト50を歩く』サンライズ出版、2006年