虎御前山城(とらごぜやまじょう)
虎御前山城の基本情報
通称・別名
- 中野城、八相山砦、虎御前山砦
所在地
- 滋賀県長浜市湖北町河毛他
旧国名
- 近江国
分類・構造
- 山城
天守構造
- -
築城主
- 織田信長
築城年
- 元亀3年(1572)
主な改修者
- -
主な城主
- 木下秀吉(織田氏家臣)
廃城年
- -
遺構
- 曲輪、土塁、横堀(空堀)、竪堀、虎口
指定文化財
- 市史跡(虎御前山)
再建造物
- 石碑、説明板
周辺の城
-
小谷城(滋賀県長浜市)[2.1km]
小室城(滋賀県長浜市)[4.2km]
三田村城(滋賀県長浜市)[5.1km]
山本山城(滋賀県長浜市)[5.2km]
長浜城(滋賀県長浜市)[7.5km]
田上山城(滋賀県長浜市)[8.6km]
横山城(滋賀県長浜市)[8.7km]
下坂氏館(滋賀県長浜市)[9.0km]
賤ヶ岳砦(滋賀県長浜市)[9.3km]
東野山城(滋賀県長浜市)[13.2km]
虎御前山城の解説文
虎御前山城の口コミ情報
2024年10月20日 樹信濃守義輝
虎御前山城
河毛駅からレンタサイクルで5分。北側の登山口から登りました。入り口に杖が用意してあります。急勾配が続くので利用しましょう。
2023年09月10日 別損山城守瓶割公園前派出所
虎御前山城
小谷城の西側に位置する織田軍の砦。
麓にある駐車場から登城開始!矢合神社⛩️を経て、虎御前山古墳群を見ながら登ると鉄塔がある場所からは柵があり、車は通行不可です。
先ずは、伝滝川一益陣跡。ここから、トレッキングコースで、この砦が古墳転用のものだと実感します。
しばらく進むと皆さん大好き💕な堀切・横堀・竪堀と各種アトラクションが続きます。横堀のそばには再現された礎石と一部再現建物があります。
その後、枡形虎口跡を進むと伝織田信長陣の碑がある広い曲輪を通ると、国土地理院の三角点 のある標高224mの虎御前山山頂であるⅠ郭の伝木下藤吉郎陣跡に着きます。🎉
そんなに険しい山城ではありませんが、小谷城、伊吹山、琵琶湖、古墳群、そして今年で最後の田んぼアートをお楽しみください♪
あっ、もちろん、山城としての遺構も楽しめますので、リアでお楽しみください。
写真1 伝丹羽長秀陣跡 2.虎御前山古墳群
3.堀切 4.Ⅰ郭伝木下藤吉郎秀吉陣跡(標高224m)
2023年08月30日 尼崎城駿河守一口城主
虎御前山城
7月23日、北陸本線河毛(かわけ)駅から進軍。進軍中、城山の全体を撮影(写真①)⛰比高はそこまで高くないものの奥行きのありそうな城山に見えました。県道545号を小谷城方面に進んで行くと、虎御前山城の登り口の案内(写真②③)が出ていたので登山開始。道中、小谷城がよく見える場所がありました(写真④)登り口の説明板に「信長の浅井氏攻めの最前線として使用された城」とありましたが実際に現地で眺めてみると想像以上に小谷城が間近に見えてびっくりしました😳
進軍中に見上げてみて感じた通り奥行きのある山城で、柴田勝家公の砦跡や古墳を通り過ぎて<伝木下秀吉陣跡>(写真⑤)に着き、さらに奥に進んで行くと信長陣地跡(写真⑥⑦)がありました。信長公陣地跡付近には初めて目にした虎口名称の<長升形虎口>(写真⑧)がありました。名前の通り長升形の虎口でした。当山城は縄張り名称を数多く表記して下さっていたり、草刈りをして歩きやすくして下さったりと散策しやすい山城で保存会の方に感謝です🙇🏻♂️
※私事ながら当日は18きっぷを活用して最初に湖西の打下城、次に彦根の佐和山城、最後に虎御前山城と予定通り3山城リア攻め出来ました🥾夏場に3山城はヘトヘトになりながらも充実感がありました‼️❗️
2023年04月26日 飛騨守とらさん
虎御前山城
ハイキングのような城攻め。けど要所は起伏あり。小谷城の対面の城としていい感じです。
2023年03月29日 あだち西市正
虎御前山城
最頂部が標高220m小高い山です。途中まで車で行けます。天気の良い日にはハイキング気分を味わえます。城郭は見る所沢山あります。
2022年08月03日 RED副将軍
虎御前山城
織田信長 により築かれた浅井長政の小谷城を攻略するための陣城。
オススメ度 ★★★★⭐︎
1570年の姉川の合戦で浅井・朝倉連合軍を破った織田信長は浅井長政の居城である小谷城の包囲していきます。
1572年、織田信長は、小谷城のすぐ南西にある虎御前山に虎御前山城を築いて陣を布きました。
1573年に小谷城が落城するまでの間、最前線の砦として利用されました。
見所
ビッグネームの陣地跡が続き、当時に思いを馳せることが出来ます。
伝織田信長陣跡の中心曲輪。曲輪が連続し切岸もかなりの深さです。写真①②
木下秀吉陣地跡。小谷城に最も近い最前線の陣は秀吉がつとめました。写真③④
伝柴田勝家陣地跡。ここも秀吉に次ぐ小谷攻め最前線の陣。写真⑤
堀秀政陣地跡。信長の次に立派な曲輪が残ってました。写真⑥
滝川一益陣地跡。写真⑦
丹羽長秀陣地跡。整備され当時の面影はあまりないが伊吹山が美しく見えます。写真⑧
2022年03月14日 583系備前守きたぐに
虎御前山登山口[虎御前山城 碑・説明板]
口コミは虎姫駅側からのアクセスが多いですが、JR河毛駅からアクセスしました。リア攻めマップを拡大していたため、マップの登城口に気づかず、墓地横から眺望のきかない枯れ藪の中を伝柴田勝家陣まで直登してしまいました。帰りは河毛駅側のハイキング道を戻ったのですが、終始小谷城が見えて、行きはバカなことをしたとつくづく思いました。リア攻めマップは一度縮小して、城域全体を見るべきだと思いました。
JR河毛駅で変速機付きレンタサイクルを借り(1日500円)、北陸本線の他の駅乗り捨て料金800円を追加支払いして、付近一帯の城や姉川古戦場を回って長浜駅で自転車を返しました。効率良く回れたと思います。なお、乗り捨てする場合は借りる段階で乗り捨て駅を指定する必要があります。
2021年11月15日 ヤンヤン
虎御前山城
神社脇の狭い道を車で進んでから歩き始めました よく整備されて歩きやすいです 古墳もあってちょうど良いお散歩でした
2021年08月11日 VTR美濃守シゲ名城オフ会
虎御前山城
先達様が置かれた御堂横の🅿️迄車で上がりました、なかり細い道、車高低い車、石や枝が散乱ご注意を
NTT鉄塔横、滝川陣から遺構を滝川陣と堀陣間の横堀と竪堀を組み合わせた防御遺構は見応えあり、そこから琵琶湖方面は切り開かれているので竹生島がよく見えます
信長公陣は長桝形虎口が見所、藤吉郎陣、本陣をグルリと一周囲う土塁、そこに付けられた虎口が見所
その奥柴田陣は悲しい😭あまり整備されてませんでした
アプローチもし易く、概ね整備もされ遺構も良く残っていて楽しく城攻め出来ました
2021年03月12日 首藤但馬守通宗
三川城[虎御前山城 周辺城郭]
行ってみたけど民家しかないし、見渡す限りの平地…少し南東に土塁に見えなくもない盛り土があるが、離れすぎか
2020年12月20日 【城郭道】たっきー
信長馬場[虎御前山城 遺構・復元物]
織田信長陣跡付近にあるのが信長馬場です。平らなところとなっていて説明板が立っています。
2020年12月07日 【城郭道】たっきー
虎姫時遊館[虎御前山城 関連施設]
虎御前山城付近にある虎姫時遊館は資料館となっており中には虎御前山城やこの周辺の史跡などの案内などがありました。この周辺から望む伊吹山も綺麗です。入り口にはおみくじもあるのでやってみてはどうでしょうか。
虎御前山城リア攻めの際に行ってみてはいかがでしょうか。
2020年12月03日 【城郭道】たっきー
展望台[虎御前山城 その他]
伝丹羽長秀陣地跡から歩いて1分のところに展望台があります。ここからは小谷城、山本山城、伊吹山、竹生島などを望むことができます。
六月ごろになると展望台から見える田んぼで田んぼアートがあるそうです。ちょっと行ってみたいですね。
虎御前山城リア攻めの際に是非行ってみてください。
2020年11月30日 【城郭道】たっきー
伝 丹羽長秀陣地跡[虎御前山城 遺構・復元物]
駐車場から歩いて一番最初にたどり着く陣地です。平らな土地にあり綺麗に整備されています。石碑やベンチがありとても居心地がいいです。ここから見る伊吹山も本当に綺麗です。
ここに旗をたてたらさらに綺麗に見えるんだろうなーとも思いました。木がほとんどないのでこれもまた雰囲気を感じます。ここからまだまだ虎御前山城は続きます。新たなる発見へ行ってらっしゃい!
2020年10月26日 寺左京大夫にゃん
虎御前山城
河毛駅から徒歩でアクセス可。整備された登山道を登ると木々の切れ間から小谷山が覗く。
2020年10月14日 播磨屋大蔵卿
虎御前山城
城の南側(小谷城の反対側)はJR虎姫駅が最寄り。虎御前山公園の道標に従って歩けば15分ほどで麓に着きます。
キャンプ場として整備されたこともあり、南側の遺構の残存状況はよくなく、本格的な遺構が分かるのはNTT鉄塔の北側、伝滝川一益陣地から先です。
これ以北の遺構の案内板はよく整備されていて、楽しく散策できると思います。
2020年03月26日 瀬田近江守せいえもん
虎御前山登山口[虎御前山城 碑・説明板]
山の北側の登山口です。
河毛駅からだとここから城を目指すことになります。最初は急坂ですがしばらく行くとなだらかな道になりますよ。
なお、こちら側には車を停める場所はないので、ご注意を。河毛駅に無料の駐車場があるので、そこから歩いて来たらいいと思います。
2019年11月04日 織田上総介晃司
虎御前山城
車で行けるのは見晴台付近まで。お堂の先からポールが立ってて行けません。
順番に丹羽長秀、滝川一益、堀秀政、織田信長、木下秀吉、柴田勝家といったビッグネームの陣跡があります(残念ながら柴田勝家陣跡には行ってません…)
木下って誰…?って野暮なことは言わない。
この後、羽柴と改姓するあのお方ですよ。
虎御前山には古くから古墳群が存在しているのですが陣城を築く際、いくらかは破壊したものと思われる。
2019年05月24日 瀬田近江守せいえもん
伝 丹羽長秀陣地跡[虎御前山城 遺構・復元物]
公園として整備されていて東は伊吹山、西は琵琶湖の眺望が素晴らしいです。ここの手前に見晴台があってそこまで車で行けます(岩屋寺の先に柵がある)。ただここまでの道は車にはかなり狭い道なので通るなら十分ご注意下さい。
2019年05月24日 瀬田近江守せいえもん
伝 瀧川一益陣地跡[虎御前山城 遺構・復元物]
NTTの鉄塔のすぐそばです。中野の駐車場から来た場合、ここから道が舗装道路から山道になります。
2019年05月24日 瀬田近江守せいえもん
伝 堀秀政陣地跡[虎御前山城 遺構・復元物]
高台になっている狭い曲輪です。西の方に開けていて琵琶湖もうっすら見えます。高台の下に建物の説明する看板もあります。
2019年05月24日 瀬田近江守せいえもん
伝 織田信長陣跡[虎御前山城 遺構・復元物]
山の最高峰にある広い曲輪です。高台になっていて階段を登ります。
2019年05月24日 瀬田近江守せいえもん
伝 木下秀吉砦跡[虎御前山城 遺構・復元物]
小谷城攻略最前線。三角形の曲輪を中心に帯状曲輪が設けられていたとか。
2016年10月04日 橘若狭守次郎吉
虎御前山城
虎御前山城は織田信長が浅井長政の立て籠る小谷城を攻撃する際に築いた砦である。また、信長の諸家臣も砦を築いた。
砦を築いたのは多賀貞能・蜂屋頼隆・丹羽長秀・滝川一益・堀秀政・織田信長・木下秀吉・佐久間信盛・柴田勝家。
虎御前山城は古代の前方後円墳や円墳、方墳などの古墳を利用した。遺構は一部崩れているところもあるが、比較的良好である。遺構を示す案内板がかなりあるので分かりやすいと思います。
遺構は主に曲輪、土塁、堀切、かざし堀、横堀、虎口、犬走り・・・。
車の駐車は『虎御前山田んぼアート展望台』前の駐車場か中野登山口付近のスペースに停められます。中野登山口からNTT鉄塔に向けての一般車両の進入はできません。
2012年05月19日 日光人
虎御前山城
虎御前山公園(虎御前山教育キャンプ場)が登城口…中野登山口からNTT鉄塔まで車で行く事ができます。その先からは徒歩で(^^)
虎御前山城の周辺スポット情報
伝 木下秀吉砦跡(遺構・復元物)
伝 織田信長陣跡(遺構・復元物)
伝 堀秀政陣地跡(遺構・復元物)
伝 瀧川一益陣地跡(遺構・復元物)
伝 丹羽長秀陣地跡(遺構・復元物)
堀切(遺構・復元物)
堀切(遺構・復元物)
横堀(遺構・復元物)
礎石復元建物(遺構・復元物)
犬走り(遺構・復元物)
大曲輪(遺構・復元物)
信長馬場(遺構・復元物)
虎口(遺構・復元物)
かざし堀(遺構・復元物)
堀切(遺構・復元物)
伝柴田勝家砦跡(遺構・復元物)
虎御前山登山口(碑・説明板)
説明板(信長の軍用道)(碑・説明板)
長枡形虎口(碑・説明板)
蜂屋頼隆陣地跡(碑・説明板)
多賀貞能陣地跡(碑・説明板)
三川城(周辺城郭)
伊部館(周辺城郭)
虎姫時遊館(御城印)
簡易トイレ(トイレ)
トイレ(トイレ)
虎御前山城(駐車場)
虎御前山公園(駐車場)
虎姫時遊館(関連施設)
展望台(その他)
遺構
小谷城と平地を隔ててわずか500mほどの距離にあり、小谷城方面の見通しが利く立地だ。南北約500m、東西約300mと陣城としてはかなり大規模。虎御前山山頂の曲輪が織田信長陣と伝えられ、南側に外枡形虎口がある。小谷城にもっとも近い北端の曲輪群は、羽柴秀吉陣と伝わる。四方には土塁がめぐらされ、切岸が削り込まれるなど防御性が高い。堀や竪土塁も見られる。
伝織田信長陣の南側には、伝堀秀政陣がある。南側には大小5本の堀切があるなど、この一帯にも顕著な遺構を見ることができる。
古墳を利用しながら築かれている点も特徴だ。また信長は、虎御前山から南東1.5kmの宮部まで、道の片側に約3mの土塁を築いていた。連絡の安全を確保するとともに、防御線を構築したと考えられる。
歴史
織田信長が、浅井長政の小谷城を攻略する際の陣城として築いた。元亀元年(1570)6月に鎌刃城主・堀氏を調略した信長自身が軍勢を率いて入るも、翌日には撤収。その後、元亀3年(1572)7月に再び小谷城へ侵攻した際、築城を命じたとみられる。以後、元亀4年(1573)8月に小谷城が陥落するまで最前線の陣城として機能し、信長本営となった。
存在した時期は1年に過ぎないが、築城時期や廃城時期、築城の目的が明確な信長の陣城として価値がある。
交通
・JR北陸本線虎姫駅から徒歩約15分参考文献
・『近江の山城ベスト50を歩く』サンライズ出版、2006年