奥平城(おくだいらじょう)

奥平城の基本情報

通称・別名

所在地

群馬県高崎市吉井町下奥平

旧国名

上野国

分類・構造

丘城

天守構造

築城主

奥平氏

築城年

応永年間(1394〜1428)

主な改修者

主な城主

奥平氏

廃城年

遺構

曲輪、土塁、横堀(空堀)、屋敷跡

指定文化財

市史跡(奥平城跡)

再建造物

碑、説明板

周辺の城

白倉城(群馬県甘楽郡)[3.7km]
富岡城(群馬県富岡市)[5.6km]
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奥平城の解説文

奥平城(おくだいらじょう)は群馬県高崎市吉井町にあった城。

概要 

鏑川北の丘陵地を貫流する申田川の岸に広がる、幅約700m、長さ2.5km程の平地の中央に位置する。

立地・構造 

城は西の丘陵に接し、両側が川に囲まれた地に造られている。城の東北側の申田川を渡った地域は、武家の居住区と考えられる九台(くだい)で、屋敷跡が多い。

ここは周囲を申田川と宝性寺境の空堀、背後の丘陵に囲まれている。その内の南北80m、東西200mが城となっている。上下2段からなり、東部が数m低い。

追手は両者の間にあって北面に開き、西の外郭を武道原という。2つの川の合流点を今も「止め場」と呼ぶのは、ここを堰き止めて水を溜め、要塞とした証拠である。

一段下がった南東部は腰巻、大手は東方にあり南より登って本丸に入る。

本丸西面に搦手の食い違い土塁があった。水の手は城内に川久保城谷の井戸が1つ、九台の北方に二つ井(井戸谷)南の桜沢を渡ったあたりに銀(しろがね)の井があった。周囲には溜め池も多い。

歴史・沿革 

奥平城は奥平氏の居城であり、奥平氏は鎌倉初期氏行が甘楽郡司となってから代々ここに住み、系譜が残されている。

初代から7代まで奥平に住み、8代定俊は天授年間(南朝年号1375~1380)三河国作手に移った。

その後も縁者がこの地に残ったが、永禄6年(1563)武田信玄に攻められ落城した。

地区内の主な呼称としては殿山、武道原、腰巻、徒(かち)坂、姥坂、止め場、おくり(御庫裏)、文治屋敷、松屋敷、新屋敷、吉右衛門屋敷等がある。

参考文献 

・高崎市公式サイト(https://www.city.takasaki.gunma.jp/)。

情報提供:高崎市教育委員会


奥平城の口コミ情報

2021年05月22日 桑風迷走
奥平城

城跡は、現在、個人所有ですので、見学には注意しましょう。

2021年05月06日 見城
奥平城



 県道吉井安中線を車で西へ進むと、奥平城の看板のある畑の入り口に車1台分のスペースがあり、止めさせてもらいました。
 奥平城郭は高台にあり、縄張り図をみると申田川と桜沢の合流地点まで平郭があったと日本城郭大系に記されています。
 平郭は一段低くなっており、南側の高台から攻め込まれ易いと考えた場合、南側高台は奥平城郭の守りの一部になっていたのではないかと想像しました。
 本丸は竹深いエリアで侵入することは断念しましたが、キジが何かに追われて飛び出して現れました。

・平郭から見上げた西の高台は現在は畑。先人様の仰られるように物見台を想像します。
・本丸へ向かう入り口
・高台の城郭
・現在の城郭入り口 石碑と説明板あり
・手前は申田川、茂みは城郭
・左手の桜沢と平郭の一部
・物見台の高台から。桜沢を挟んで向こう側は南側の高台


2019年04月28日 Toる
奥平城跡説明板[奥平城  碑・説明板]



道沿いの入り口です。高崎駅から約10キロです。

2018年04月28日 だび
奥平城

東側大手入口上がるとすぐ現状畑の郭がある。物見には最適。
本丸らしき部分は竹藪になっている。
全体としては狭く両側は崖になっている天然の要害だが西側本丸奥に堀切もないので当時どのように使われていたかは見学しただけではイメージがつかない。
静かな農村のただ中にありいい場所ではある。

2015年01月27日 牢屋見廻り同心マダオ
奥平城

奥平氏ファンなら奥平城の支城である馬場城、岩崎城もセットで巡られるのも良いかと。また奥平城近くには奥平神社、奥平公廟所があり、奥平公廟所には奥平氏発祥の地碑、古い五輪塔があります。また仁叟寺には開祖奥平貞訓の墓があります。

奥平城の周辺スポット情報

 本丸跡(遺構・復元物)

 奥平城跡説明板(碑・説明板)

 説明板(碑・説明板)

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