海老ヶ島城(えびがしまじょう)

海老ヶ島城の基本情報

通称・別名

所在地

茨城県筑西市松原字城ノ内

旧国名

常陸国

分類・構造

平山城

天守構造

築城主

結城成朝

築城年

寛正2年(1461)

主な改修者

主な城主

海老原(結城)氏、海老ヶ島氏

廃城年

慶長7年(1602)

遺構

曲輪、土塁、横堀(空堀)

指定文化財

再建造物

周辺の城

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海老ヶ島城の解説文

海老ヶ島城は、明野町大字松原、現在の字城之内のほぼ中心地に築城されていた。平坦な地に構築され、広さは東西300メートル、南北400メートルで、物見塚や馬場跡、空堀が残存しており、南は平沼、西は西沼、東北では深田が防御線となっている、平城型の城郭である。

「大村郷土史」には、「海老ヶ島城は大字城之内にあり、東西三町、南北四町ばかり、免責は四万坪、今やおうむね民家たり、水田を繞らして、残濠の尚存するあり、南方に塚あり物見という。西に馬場跡があり、中世小田氏の臣、平塚山城守長信之れに居る」とある。

安永年間(1772~80)の海老ヶ島城絵図によると、現在、中城と呼ばれている畑地に、本丸、二の丸、三の丸が存在していた。なお二の丸の南側は平沼へと拡がり、三の丸の側には竜泉院、鈴光寺、大勝寺、成徳院などの四か寺があり、東方の新宿(現在の海老ヶ島)に面して大手門が見られ、その東方に蔵屋敷が配されていた。

また、「お蔵屋敷」と呼ばれる場所は三の丸の西北端にあって、本丸、二の丸、三の丸が、それぞれ堀で構成されていたように、「お蔵屋敷」も堀で囲まれていた跡が見える。この外に三の丸北方の外堀に接して、不動院、弁財天があり、弁財天池は現存している。

三の丸の西方には新善光寺があり、これより離れて宝善院があり、その西隣に「論所の林」があると絵図は描いている。

城絵図が示すように、城郭の周囲は水を湛えた湿地帯が広がり、攻め難い水城の構えを示している。城に出入するには船を利用することが多かったといわれている。とくに城郭の北東部にあたる蔵屋敷に近いところに船着場が設けられ、現在でもその跡が残されている。

城郭内には、寺院が多く建立されていた。現存する竜泉院は、宍戸城主宍戸家秀が西茨城郡泉村(現岩間町)に建立した寺院で、この地に移されたと伝えられる。

竜泉院に入る参道は、現在でもかつての遺構を残しており、鈴光寺西側のやや北寄りの道路に設けられている。その参道の東端に竜泉院の第一山門があった。この山門跡を村人たちは大門と呼んでいる。

海老ヶ島城跡実測図(昭和58年9月、明野町役場作成)によれば、二の丸に面した平沼を除いた外堀の延長は、2025メートルに及ぶ。土塁については消滅部分が多く総延長は不明である。

ともかく本丸及び二の丸を含めた城跡の周囲は、実測によると1995メートルで、中世における平城形式城郭としては規模が大きい、なお本丸の周囲にある堀跡は北側の外堀に続き、これが本丸の西部から平沼へと流れ込んでいる。その堀延長は971メートルで、海老ヶ島城は湿地の中に築かれた水城であった。

また、海老ヶ島城の西北方に、今館と呼ばれる地点があり、出城的遺構が見られる。しかも、その北東部に今館集落があり、古くから比較的大きな集落があったらしい。

情報提供:筑西市教育委員会


海老ヶ島城の口コミ情報

2019年05月30日 感謝大宰少弐はる ◢͟│⁴⁶
本丸跡[海老ヶ島城  遺構・復元物]

住職さん曰く、宍戸から来た宍戸氏(海老ヶ島氏)が住まわれてたとされる場所。現在はアパート。海老ヶ島一帯ではなく東松原、西松原一帯が海老ヶ島城だったようです。

2019年05月30日 感謝大宰少弐はる ◢͟│⁴⁶
新善光寺[海老ヶ島城  寺社・史跡]



運が良ければ、住職さんにかなり濃厚なお話を聞けます!

2019年05月30日 感謝大宰少弐はる ◢͟│⁴⁶
内堀跡[海老ヶ島城  遺構・復元物]



墓地を囲って本丸跡辺りまで伸びていました

2017年06月04日 左衛門佐平八郎
海老ヶ島城

案内板 石碑等は見当たりませんでした
新善光寺さんの駐車場に置かせていただきました

新善光寺と龍泉院を囲む範囲が城域だったようです
地元の方に尋ねましたが 子供の頃には堀があって遊び場だったと仰ってましたが 今はその名残りが垣間見える程度のようです

海老ヶ島城の周辺スポット情報

 堀跡(遺構・復元物)

 内堀跡(遺構・復元物)

 本丸跡(遺構・復元物)

 稲荷様(寺社・史跡)

 新善光寺(寺社・史跡)

 新善光寺の駐車場(駐車場)

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