鷺ノ森城(さぎのもりじょう)
鷺ノ森城の基本情報
通称・別名
- 鷺森城、鷺の森城
所在地
- 愛媛県西条市壬生川21
旧国名
- 伊予国
分類・構造
- 平城
天守構造
- -
築城主
- 桑原通興
築城年
- 応永年間(1394〜1428)
主な改修者
- -
主な城主
- 桑原氏(壬生川氏)、金子氏
廃城年
- -
遺構
- 曲輪、土塁、横堀(空堀)
指定文化財
- -
再建造物
- -
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-
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鷺ノ森城の解説文
鷺ノ森城の口コミ情報
2021年01月07日 スイトピー❁ 伊予守
鷺ノ森城
現在の鷺ノ森神社境内辺りに築かれていた。垣上城とも云う。狛犬前に城跡碑があります。築城当時は海(燧灘)に面していた城郭で、海城としての機能を持っていたと思われます。ちょうど北東から南西にかけてL字水路がありました。海と繋がる水路…堀の名残りのようです。堀をめぐらし守りを固めていたのだろうと、想像を膨らませながら思いを馳せました。
境内には所縁のある壬生川小学校校歌の石碑や市指定天然記念物の楠、「藩政代の年貢米庫倉の跡」碑などがあります。
境内を一周まわり、土塁跡があっただろうと思われるこんもりした高さを見つけましたが…整備され、その姿は分かりづらい。大手口は西側とされてますが現在は国道196号線のため埋め立てられています。
直ぐ近くに登録有形文化財、江戸末期の「越智家住宅」があります。重厚な景観で一際目を引く。併せて一見の価値ありです。
2020年10月16日 た〜坊 対馬守
鷺ノ森城
伊予十城の一つの可能性が高い城です。歴史的な背景を想像しながら訪れるのも面白いです。
2012年08月25日 伊予守菜々
鷺ノ森城
今は鷺森神社になっています。
この城は、水郷壬生川の地形を巧みに生かした和戦両用の臨海平城で、燧灘の入江の沼地を利用して、城の南と東は葦の茂る湿地に濠を巡らして固め、北は潮沼を掘り開いて海水を入れ、航路を兼ねた水濠にした。
大手口は西側に置き、壕の土居を一段高く築いて、これに一ツ橋を架け、その後方に大手門、更に奥に桜御門を造って守備を固め、城内には有力家臣を住まわせたと伝えられる。
桑原通興は、後に氏を壬生川と改め、その子孫は、四国征伐で小早川隆景に滅ぼされるまで。河野家の出先機関としての職務を相伝えた。
【参考文献】
・『東予市誌』
情報提供:西条市教育委員会社会教育課歴史文化振興係