鏡山城(かがみやまじょう)
鏡山城の基本情報
通称・別名
- 西条城
所在地
- 広島県東広島市鏡山2
旧国名
- 安芸国
分類・構造
- 連郭式山城
天守構造
- -
築城主
- 大内氏
築城年
- 長禄・寛正年間(1457〜1466)
主な改修者
- -
主な城主
- 大内氏、武田氏、安富行房、蔵田房信、尼子氏
廃城年
- 天文年間前期
遺構
- 曲輪、石垣、土塁、堀切、竪堀、井戸
指定文化財
- 国史跡(鏡山城跡)
再建造物
- 石碑、説明板
周辺の城
-
槌山城(広島県東広島市)[6.6km]
平賀氏城館(広島県東広島市)[10.1km]
松尾城(広島県東広島市)[10.4km]
寺山城(広島県東広島市)[10.8km]
松嶽城(広島県東広島市)[14.5km]
木村城(広島県竹原市)[15.4km]
七郎城(広島県広島市)[16.0km]
矢野城(広島県広島市)[19.2km]
大須和城(広島県呉市)[19.5km]
二ヶ城(広島県広島市)[19.6km]
鏡山城の解説文
[引用元:Wikipedia「鏡山城」の項目]
鏡山城(かがみやまじょう)は、広島県東広島市にあった日本の城(山城)。城跡は国の史跡に指定されている[1]。
概要
文献での初見は寛正年間(1460~65)のものとされる小早川煕平宛の「細川勝元感状写」である[2]。築城時期は発掘調査から南北朝時代頃とされる。
応仁の乱では安芸国内は東西に分かれて合戦を繰り返していた。そのためこの城も度々争奪戦の対象となり、安芸の旧守護の安芸武田氏や沼田小早川氏の攻撃を受けている。
時代が下り、大内義興の時代になってもこの城の重要性は変わらず、大内氏の安芸支配の重要拠点として機能していた。しかし出雲の尼子氏が安芸国に勢力を伸ばしてくると、1523年に鏡山城もその尼子氏当主・尼子経久率いる安芸国人衆の攻撃を受けることとなる。鏡山城主・蔵田房信は奮戦し、尼子軍は大きな損害を出した。尼子氏に従属していた毛利氏当主・毛利幸松丸の後見人である毛利元就は計略にて鏡山城を落城せしめ、蔵田房信は自害した。元就はこの戦いにおいてもその勇名を知らしめることとなった(鏡山城の戦い)。
1525年に大内氏は鏡山城を奪回した。しかし大内氏は杣城(曽場が城)や槌山城を築いて拠点を移したため、鏡山城はその役割を終えたと考えられている。
現在は城址公園として整備がなされており、崩れた石垣、井戸、土塁、竪堀等の遺構が残されている。
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鏡山城の口コミ情報
2024年10月11日 紅葉安芸守修
鏡山城
鏡山公園駐車場は充実。全山登山道整備されてます。
2021年01月11日 KAZ左大臣正勝
主郭[鏡山城 遺構・復元物]
西側の御殿場(1郭)と東側の中のダバ(2郭)で主郭を形成しており、井戸が2基設置してあります(^-^)
北側には道路を挟んで山があり、写真の左側方向が尼子経久の陣地で、写真右側方向が毛利の陣地との事です。鏡山城が大内軍の最前線基地の一つで、尼子軍はここから北東方向10kmぐらい離れた頭崎城になります。
鏡山合戦時には毛利は尼子軍に所属していて、鏡山城には大内軍の蔵田房信が籠城していました。戦いが膠着状態になった時、のちの毛利元就が蔵田房信の叔父の直信を調略し、軍を城内に入れる事に成功し房信は妻子と城兵の助命と引き換えに自害しました。
毛利と蔵田直信とのあいだには『鏡山城を直信の一族が継ぐ』との密約になってた様ですが、尼子経久が密約を反故にし戦功一番の毛利にも恩賞は無かったようです。以後、毛利は尼子から離反して大内方に付くので、これも理由の一つでは?との事です。
2021年01月11日 KAZ左大臣正勝
堀切[鏡山城 遺構・復元物]
主郭西側には堀切があります。
南側は一本ですが、尾根部で二本に分かれて
北西方向に伸びています(^-^)
2021年01月11日 KAZ左大臣正勝
畝状竪堀群[鏡山城 遺構・復元物]
北側には5条の竪堀があります(^-^)
ちょうど尼子・毛利軍が布陣した側になります。5条の竪堀の両端は通路を兼ねているとの
事(゚o゚;;
もしかしたら、蔵田直信が毛利方を手引きしたのも、この通路かも?と、勝手に妄想が
膨らみます(≧∇≦)
2021年01月11日 KAZ左大臣正勝
藤の丸[鏡山城 遺構・復元物]
鏡山城の西端になります(^-^)
西側と南側に小さな堀切を備えていて
鏡山合戦の時には、尼子経久陣地の正面に
なります。
すぐ下が道路になっているので、広い場所に車を止めて上がれば5分もかかりません。
2020年09月22日 九曜紋東市正。
鏡山城
想像したより急斜面、豪雨の影響で階段部分の土が流されている部分も有り、帰り(下り)が危険。行かれるのであれば、ご注意を!
2018年11月24日 織田上総介晃司
鏡山城
前の方も書いてあるように鏡山公園に城跡があるので駐車場はあります。
2018/07の豪雨災害により城山の一部が崩落。二次災害の恐れがあるとして入山禁止(2018/11/23現在)
登城は自己責任となります。
東広島市西条は京都の伏見、兵庫の灘と並んで酒どころとして有名です。
お土産に日本酒などいかがでしょうか。
ただ日本酒はピンキリなのでしっかりと吟味した方がよいでしょう。
2017年05月14日 ヒロシゲ安芸守
鏡山城
鏡山公園の中にありますので駐車場は沢山あり、池の近くに第2駐車場もあります。自販機もあります。
公園入り口から山頂の1郭までは徒歩で20分くらいです。ですが険しい道もあり、あまり軽装での登城おすすめしません(^^;
因みに入り口付近にあるうどん屋さんからも席次第では城跡が見えます。
近隣の史跡としては、三ツ城古墳、安芸国分寺などが挙げられます。