周匝茶臼山城(すさいちゃうすやまじょう)
周匝茶臼山城の基本情報
通称・別名
- 茶臼山城、周匝城、(大仙山城)
所在地
- 岡山県赤磐市周匝15-6(吉井城山公園)
旧国名
- 備前国
分類・構造
- 山城
天守構造
- 独立式層塔型[2層3階/1988年築/RC造模擬]
築城主
- 笹部勘次郎
築城年
- 天文年間(1532〜1555)
主な改修者
- -
主な城主
- 笹部氏、毛利氏
廃城年
- 天正7年(1579)
遺構
- 曲輪、土塁、横堀(空堀)、竪堀、井戸
指定文化財
- 市史跡(周匝茶臼山城跡)
再建造物
- 模擬天守、石碑、説明板
周辺の城
-
井の内城(岡山県美作市)[4.9km]
天神山城(岡山県和気郡)[8.9km]
三星城(岡山県美作市)[10.8km]
保木城(岡山県岡山市)[16.7km]
竜王山城(岡山県久米郡)[17.2km]
津山城(岡山県津山市)[17.4km]
福城(岡山県美作市)[17.4km]
金川城(岡山県岡山市)[20.0km]
神楽尾城(岡山県津山市)[20.4km]
院庄館(岡山県津山市)[20.5km]
周匝茶臼山城の解説文
[引用元:Wikipedia「周匝茶臼山城」の項目]
茶臼山城(ちゃうすやまじょう)は、備前国(岡山県赤磐市周匝)にあった日本の城。
概要
築城時期は不明だが、天文年間(1532年 - 1555年)初め頃とされている。
茶臼山(標高約180メートル)は、吉井川本流と吉野川の合流地点である。備前東部と美作東部の接点であり、周匝平野、飯岡平野を一望できる備前北東部の要衝であった。また浦上宗景の拠る天神山城の北7キロ程の所にあり、天神山城の上流を守る拠点としての存在価値が高かった。
城郭の形態は連郭式と呼ばれ、2つの尾根上に総延長約800メートルにわたって土壇築成と削り出しによって城郭施設が構築されており、本丸は東南に向って広い楕円形をなし、二の丸はその西続きの山頂に、他に出丸・太鼓丸・空堀・井戸・小池・土塁などの跡が遺り、当時として相当の防備を持つ代表的な山城である。現在も比較的に良好な状態で遺存している城址である。
- 1579年(天正7年) - 宇喜多氏の美作侵攻により、落城。
- 江戸時代には備前池田藩が周匝に一族で家老の池田伊賀守(片桐池田家)を配置し、陣屋を構えていた。
アクセス
- 中国自動車道美作ICより車で約30分
参考文献
- 茶臼山城跡案内板
[続きを見る]
周匝茶臼山城の口コミ情報
2024年07月03日 PP備前守james
周匝茶臼山城
月曜日は休館日です。2回リア攻めして、2回とも、、、確認しましょう
2024年02月24日 わんにゃ備前守
周匝茶臼山城
「城山公園」として整備されています。
一応、本丸の下まで車で行けますが、道が細いので手前500mぐらいにある広い駐車場🅿️に停めて歩くことをオススメします。
山陽ICから駐車場まで県道27号線→国道374号線→県道351号線経由で約40分です。
駐車場から本丸方面へ進むと道に沿って池田家代々のお墓がズラリと並んでいます。長細い墓所を過ぎ、大仙山城跡への分岐(1)を横目に3分ほど歩くと本丸の下に到着。
本丸に上がる坂(6)の手前右側に竪堀(5)があり、鎖を伝って100mほど降りることが出来ます。周りに誰もいなかったので、コッソリやってみました。なかなか楽しかったです。他にも堀がたくさん残っているので是非探してみてください😊
本丸には模擬天守と古民家風の建物(管理室?)と何故か竪穴式住居があります(2,3)。模擬天守は3階建てで、最上階からは360度の眺めが楽しめますよ✨
2023年09月14日 装鉄城大膳大夫乱怒
周匝茶臼山城
先人の教え通り、吉井B &G海洋センターから城山公園まで5分ほどで上がれます。城跡には展望台の模擬天守閣と竪穴の倉庫が復元。周りも空堀などが残存しています。また途中には大杣山城という山城へいく道があります。ここは10分ほど歩くと主郭に到着。
2023年05月06日 幸運兎治部卿
周匝茶臼山城
車ので行かれる場合、吉野川の方(吉野B&G海洋センター)の方から上がるように。町の方(スーパーがある方)から上がるのはやめたほうが良い。
・道が狭い。離合できない
・木の枝でミニバンなら屋根をこする
・季節によっては落ち葉でスリップする。坂も部分的に激坂。
城の石垣の下まで車で上がれます。再建された天守にも登ることができ、眺めは素晴らしいです。
近くの古民家風のお食事処で食事して、地酒販売の酒屋さんで地酒買って帰りました。ドライブコースにも適しています。
2023年04月04日 ぱとむ
周匝茶臼山城
吉井川の横を通り、吉井B&G海洋センターの方から上がると良い。ナビ通りに行くと狭く傾斜のきつい道に案内されてしまうので注意。桜の季節だったので沢山の人が訪れいました。ツツジも満開で展望も素晴らしかったです。
2023年02月14日 気分爽快豊後守
周匝茶臼山城
御城印目的で登城してきました。駐車場のすぐ先に模擬天守(展望台)があり楽ちんです。巨大な堀切、何本かの竪堀、畝堀らしきものが、コンパクトに集約されていました。
①竪堀
②堀切
③段郭
④模擬天守
⑤段郭から望む模擬天守
⑥畝堀らしきもの
⑦段郭脇から望む模擬天守
⑧竪堀を横から
2022年12月22日 国府左京大夫城介
大仙山城[周匝茶臼山城 周辺城郭]
周匝茶臼山城と同じ尾根にある遺構が良好に残る城
【歴史】
笹部勘解由が永正・大永年間(1504~1521)に築城か?
天正7年(1579)に、宇喜多直家の家臣である花房職之・延原景能により周匝茶臼山城が落城すると同時に落城したと思われる。
城主は笹部勘解由、子の勘斎(勘次郎)。
【遺構】
周匝茶臼山城から北西400mほど離れた尾根の頂(標高160m/比高90m)に築かれている。
方形状の主郭を中心に複数の曲輪で構成されている。北側の曲輪の北東部に虎口があり、その下に横矢掛けができる小曲輪があり、更に堀切で尾根を切断している。西側斜面の畝状竪堀、東側の段曲輪には井戸が設けられている。南側の曲輪群の縁には、土塁によって守りを固めており、土塁の西側には傾斜を利用した坂虎口がある。虎口から下に降りると、二重横堀や土橋、竪堀を用いて、南側からの侵入を防ぐようにしている。
また、茶臼山城へとつながる尾根の途中に、尾根を切断するように複数の横堀が配置されている。
【感想】
遺構の残存具合は素晴らしく、畝状竪堀があるなどの典型的な備前方面のお城です。かなり技巧的な城で、石垣がないだけで中世の山城のエッセンスが一通り入ったお手本の様なお城です。変わった点としては、井戸(溜井)が複数存在しており、この城の水状態があまり良くなかったことを教えてくれます。周匝茶臼山城を訪れるのであれば、この城もセットで訪れることを推奨します。
周匝茶臼山城と同じ尾根にあるため、両城は一城別郭の状態だったと思われます。浦上氏が強かった時代は北側(美作方面)からの侵攻を防ぐために大仙山城を、宇喜多氏の勢力が伸びてくると南側からの侵攻に対応するために周匝茶臼山城をメインに据えたように思えます。
【アクセス】
周匝茶臼山城から登城口までは、徒歩5分程。
【写真】
①登城口
②茶臼山城への尾根を切断する堀切
③曲輪群の縁の土塁
④井戸(溜池)
⑤堀切(北尾根)
⑥虎口
⑦畝状竪堀
⑧二重横堀
2022年09月05日 特にありません
周匝茶臼山城
良く遺構は残ってますし、駐車場も完備されています。しかし、あまり知られておらず、宇喜多直家に滅ぼされた位の知名度しかないです。私も御城印収集で寄らせて頂きました。
2022年08月30日 水野山城守祐利【7】
周匝茶臼山城
吉井川の分岐地点を見渡せる100メートルほどの山の上にあります。下から模擬天守が見えるので場所はわかりやすいです。
ここに天守閣などの建物はなかったようで、発掘調査によれば礎石などから小さな瓦葺きの建物があったようです。公園として作り変えられていますが、周辺の空掘や畝状竪堀群もきれいに残されています。
移築された茅葺きの建物に管理人さんがいらっしゃいます。
地元の方が作った資料や御城印もありました。
春は桜がきれいだそうです。
2022年04月10日 うっきー
周匝茶臼山城
和気駅までは電車。そこからはバスで周匝まで。周匝のバス停からは歩いて30分ほどです。ただし、バスの本数が少ないため、予めしっかりと予定を立てておく必要があります。
2021年11月24日 織田上総介晃司
大仙山城[周匝茶臼山城 周辺城郭]
大仙山城は周匝茶臼山城と同じ山の尾根にあるので両方リア攻めする事を薦めます。城山公園第二駐車場に停めると登城口が近いです。
戦国の山城を色濃く残しており、堀切、土塁、土橋、竪堀、横堀、畝状竪堀群と全ての要素がギュッとつまって見応えありです。
2021年11月23日 織田上総介晃司
周匝茶臼山城
本丸そばに駐車場あり(城山公園第一駐車場)
公園となり模擬天守も建ってますが遺構もしっかり残ってます。竪堀(空堀)体験コースがありますが、100mの急な竪堀を下るので手袋必須、転倒覚悟で体験しましょう。もちろん帰りの直上も考慮しておきましょう。
周匝茶臼山城から美作市へ行くと美作三湯の一つ湯郷温泉があります。
2021年04月11日 とし
周匝茶臼山城
模擬天守がよく出来てます。
空堀に入れますが結構急なので大変です。
2021年04月11日 宮内卿ねねぷぅ
周匝茶臼山城
立派な空堀があったり、本格的な作りになっています。城周辺には歴代城主の墓やみごとな桜の木があり、満足度高し!
最初、無謀にも川沿いの細道から登城しかけて、危うく遭難する所でした。山をぐるりと回ると車で上がれる道があります。笑 最後は道が急に細くなりアップダウンがありますが、城の真下までいけます。駐車場もあり。
何よりも眺望が素晴らしいです。
歩いて登れば攻略感得られること間違いなし!!
2020年08月26日 がくちゃん
周匝茶臼山城
月曜日は、入れない模様。三方が見えて景色はとてもいいです。
2019年05月20日 あきおこ
周匝茶臼山城
大仙山城北端の堀切。城の搦手にあたり上の虎口から通じる。ここに至るまで複数のマダニ、シャクトリ虫の攻撃にあい討ち死にしかけました・・・。訪城時はやや藪化している所もありましたが、城の遺構は全体的によく残り横堀、大堀切、二ノ郭の巨大貯水池など見所豊富です。主郭西の畝状竪堀群は埋没しているせいか分かり難いです
2019年05月17日 あきおこ
周匝茶臼山城
大仙山城堀切。茶臼山城のすぐ横で別城一郭のような尾根続きにある。城の大手側には堀切、畝状竪堀、更に山上まで連続堀切で執拗に遮断している。非常に見応えあります!
2019年05月16日 あきおこ
周匝茶臼山城
主郭東尾根の畝状竪堀。大半は藪の中だが曲輪周辺は下草が刈られ見易い。威風堂々とした模擬天守、模擬石垣に目がいくが中世遺構が良く残る
2019年05月15日 あきおこ
周匝茶臼山城
主郭東段郭の堀切。遊歩道から続く道を下ると小郭が連続し尾根を鋭く分断する堀切がある。更にやや自然地形の郭面下側に畝状阻塁状の土饅頭が待っている
2019年05月14日 あきおこ
周匝茶臼山城
主郭と二ノ郭間の堀切。遊歩道で分断されてますが東斜面の竪堀に続くのがわかります。駐車場からすぐのお手軽物件!
2018年12月16日 石工集団穴太衆【兒】
周匝茶臼山城
周匝茶臼山城は浦上宗景の本拠地である天神山城の支城的役割を果たしたものと思われます
茶臼山城の築城時期は不明ですが、1532年~1555年頃に安芸国より移り住み浦上宗景に従っていた笹部勘解由が築城したと思われます、茶臼山城と尾根続きで隣接する場所には大仙山城があります、造りとしては大仙山城の方が圧倒的に規模が大きく、技巧的な構えで、浦上家に服属していた頃に北の尼子氏に備える必要があったので大仙山城はその役割を果たしていたのでは無いかと思います、そして力をつけた宇喜多氏台頭してくると、南の抑えとして出城的役割だった茶臼山城の重要性が飛躍的に増したものと思われます、茶臼山城も大仙山城も安芸国の出身の笹部氏の築城の為、毛利系の築城術が色濃く残り畝状竪堀群や二重、三重堀切を駆使した戦略的で技巧的な構えになってます、岡山を代表する山城だと思います
2017年05月13日 春日左京大夫タンク郎
周匝茶臼山城
模擬天守閣がある茶臼山城も良いのですが、山城好きは是非とも尾根つながりの大仙山城に行きましょう。縄張り図は、茶臼山にありますので手に入れてから行きましょう。二重の横堀とつながる切岸は圧巻です。
2016年07月16日 ごん
周匝茶臼山城
ナビによってはマップコードで検索すると、現在通行止めの道を案内しますのでご注意を!
2016年03月01日 まるき〜陸中守
周匝茶臼山城
運営アプリからGoogleMAPのリンクでナビ設定すると国道374号線から浄心寺経由の道を案内されエライ目に会いました…
(;^_^A
車で行くにはこの道は若干の酷道です。
道幅は狭く急坂、砂利、落石、崖と危険なルートでしたので もしこのルートを案内されたら回避する事をオススメします。
吉井B&G海洋センターという所を目標にして行くと安全な広い道から辿り着けます。
手前に何ヶ所か駐車場はあります墓地群を過ぎて一番奥の第一駐車場まで行くとその先は城山公園となっていて城形展望台(模擬天守)やなぜか竪穴式住居の復元、ボタンを押すと五木ひろしさんの曲が大音量で流れるモニュメント、野外ステージ等がある(笑
時間がなくて行けなかったのですが、アプリで茶臼山城の別名となっている大仙山城は谷を挟んで向かい側、第二駐車場〜池田家墓地群の間に道がついている
竪堀、横堀、土塁、土橋がハッキリ残っており 山城好きな方にはこちらの方が見応えがあるという事でした。
2016年02月27日 カーネル
周匝茶臼山城
天神山城から引き続き、備前バスの片鉄沿線路線に乗り、バス停『周匝』で下車
ちょうど城の真南にあたるところから舗装路を登る。結構傾斜がある
駐車場・池田家墓所を過ぎると、大仙山城のでっかいのぼりがあり、時間もあるので行ってみると、堀がいっぱいあり地面がうねうねして井戸がありました。大満足
元の道に戻り、茶臼山城へ。ボランティアのおじさんが親切で、バスで来たと言ったら、太鼓丸を経由した近道を教えてくれた
道を下る間も上から見守ってくれてありがたい。行きは舗装路だったので山道がうれしい。道は階段もあり迷わないし歩きやすい
給水塔にでて横が太鼓丸。教わったとおり、お茶屋敷跡を抜けて幼稚園脇に降りてきたら、紐が・・?!
紐をまたいで、振り替えると『わらび狩り体験学習のため入山禁止』の張り紙!!
おじさんに教わったんだし、わらび採ってないし、と心の中で詫びながら逃げるようにバス停へ(入山規制は季節のものらしい)
トータル2時間半でした
歩き計画されている方の時間目安になれば幸いです
2014年05月19日 ŧ‹”ŧ‹”。
周匝茶臼山城
城山公園を登って行くと
池田家二代から七代までの墓地が並んでいます。
そこを下ると駐車場があり、天守と縦穴式住居の復元があります。
天守は、3F 建てで無料で天守から吉井町が見渡せます。
可愛らしい天守からは想像つかない程、立派な遺構がそこかしこに残っています。
天守へ入るすぐそばにある『空堀体験コース』は
当時の見事な竪堀をチェーンを伝って下る事が出来ます。
案外、急なのでお子様にはおすすめしません。
城郭の下には、大きな堀切や、いくつかの竪堀、井戸も確認出来ます。
また、墓地の並んだ間より茶臼山城の出丸と思われる大仙山城へ行く事が出来ます。
入口に縄張り図と説明の紙面が置いてありますので是非、縄張り図片手に登城して下さい。
入ってすぐに、竪堀そして大きな堀切と土橋、二重になった空堀は、かなり整備が行き届いており
保存状態も良好です。
ここまで状態の良い遺構は、なかなか見れません。
その先には、畝状連続竪堀。
郭には、3ヶ所の池と井戸。
かなり見応えがあります。
こちらが茶臼山の本丸であったのではないかと
資料には、書いてありました。