小長井城(こながいじょう)

小長井城の基本情報

通称・別名

小長谷(こながや)城、徳谷城、天王山城

所在地

静岡県榛原郡川根本町東藤川字小長井(徳谷神社)

旧国名

駿河国

分類・構造

平山城

天守構造

築城主

小長井氏

築城年

室町時代中期

主な改修者

主な城主

小長井氏、小長谷氏

廃城年

遺構

曲輪、土塁、横堀(空堀)、枡形、丸馬出、虎口、井戸

指定文化財

町史跡(小長谷城址)

再建造物

碑、説明板

周辺の城

奥池ケ谷城(静岡県静岡市)[17.5km]
犬間城(静岡県島田市)[19.3km]
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小長井城の解説文

歴史
「小長谷城」は「小長井城」、「徳谷城」または地名にちなみ「天王山城」とも呼ばれ、中世にこの地方を支配していた小長谷(井)氏の居城と伝えられている。

残念ながら築城年代その他の史実は明確ではないが。現在残される遺構は室町時代中期(15世紀ごろ)以降のものであろうと推定される。

文献『駿河志料』によると、「――小長谷氏は今川家に属し――」とあり、『藩翰譜』によれば、「――土岐山城守と称し、子孫小長谷に移り、永禄中小長谷長門守と名乗り、武田家に属した。――」とある。

「甲陽軍鑑」にも「駿河の今川館焼跡に小長谷(井)氏が見えた」ということが記されている。

また、別の資料によれば「永禄11年(1568)武田家乱入のとき(今川)氏真、駿府を退きわずかな家臣とともに土岐の山家に逃れた」という記録(※「土岐の山家」:中世には川根町笹間以北本川根町一帯を「とき」と呼んでいたようである。)や、元亀3年(1572)に武田信玄が徳谷天皇(小長谷城の鎮守神社)神主宛に出した朱印状も保存されている。

こうした資料から、土岐山城守の子孫が当地に移り築城。今川氏が駿河守護大名として、一帯を支配していたころ「小長谷」を名乗り今川家に属したものと思われる。

しかし、その後永禄11年(1568)武田信玄の駿河進攻により、武田方に降り、武田氏の指揮下のもとに城の大改造が行われたものと思われる。

そして、天正10年(1582)武田氏滅亡のころと前後して、当時の城主長門守政房によって廃城になったものと推測される。

遺構
小長谷城は大井川に面した河岸段丘上に位置し、標高360m、国道362号線より60mの比高差がある平山城である。南側は深い谷(鳴沢)が落ちこみ、北側も小長井集落に向かって急斜面になっており、こうした自然要害が巧みに活用され、築かれている。

3つの曲輪(城郭の広場)が縦に並んだ連郭式で、本曲輪(本丸)、二の曲輪(二の丸)、三の曲輪(三の丸)と東から西に階段状に配置してある。本曲輪は、現在徳谷神社の境内になっている。北側には広い出丸(海洋センター)があり、主郭と出丸の間に道路があるが、かつては堀であったと伝えられている。

主郭の南東隅には、甲州流(武田氏の)築城の特徴である半楕円形(三ヶ月形)の附属曲輪が二重に作られている。曲輪はそれぞれ土塁で囲まれ、曲輪を連絡する虎口(木戸口、出入口)の跡が残っている。

地形的に守りに不利な東側から北側にかけて(山側には)深い堀をつくり、内側には土塁が築かれている。そして、その堀はさらに西側に延びその末端は鳴沢に落ちこむように作られていたが、現在、南の端は埋められている。

なお、現在徳谷神社の参道となっている西の端は、大手といわれる正面の出入口で土塁にその跡が残されその脇に井戸が残されている。

情報提供:川根本町教育委員会

小長井城の口コミ情報

民部少輔俵屋満天様[2017年01月23日]
徳谷(とくたに)神社の境内が遺構です。
隣にB&G海洋センター(町民が利用するプール)が建ってます。
駐車場は海洋センターのPを無料で使用して良く、トイレも一言いえば借用可能。
最寄りのICは新東名島田金谷IC。
ICを左折し北上する行き方よりも、
ICを右折し、県381号に出て大井川橋を渡り、信号三つ目稲荷町の交差点を左折、県64号を利用し北上していく方が、くねくねカーブは少ないです。
とはいえ、つづら折の道はありますので、運転はお気をつけ下さい。
私はICの時点から約1時間10分で到着し、42kmでした。
道中に小長井城、徳谷神社の案内看板はなく、川根温泉→千頭(千頭駅)→B&G海洋センターの順に道路標識を追って進みました。
丸馬出と角馬出の重ね馬出し、枡形虎口、二重空堀や土塁等、コンパクトに見処が詰まっている城址だと思いました。滞在時間は約1時間。

きたろう三世様[2012年11月12日]
川根本町B&G海洋センターの向かいの神社が主郭で、駐車できる。二郭・三郭以外はほぼ遺構が残っている。連続馬出しが印象的。所用時間は40分程度。城址までの道路は、つづら折りの続く山道も含まれるので、冬期の訪問はあまりお勧めできない。

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