奥池ケ谷城(おくいけがやじょう)

奥池ケ谷城の基本情報

通称・別名

奥池ヶ谷城、池ヶ谷城、池谷城

所在地

静岡県静岡市葵区奥池ヶ谷

旧国名

駿河国

分類・構造

山城

天守構造

-

築城主

不明

築城年

不明

主な改修者

-

主な城主

狩野氏?

廃城年

-

遺構

曲輪、石積、堀切

指定文化財

-

再建造物

碑

周辺の城

安倍城(静岡県静岡市)[15.7km]
瀬名館(静岡県静岡市)[16.9km]
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奥池ケ谷城の口コミ情報

2026年09月28日 くろちび上野介
奥池ケ谷城



池ヶ谷の名前はこの地に大雨が降ると大きな池ができたことから。山を字城山と呼びました。(新玉川誌・新玉川村誌編纂委員会)城の知名度は低いですが、周辺を流れる中河内川、安倍川、大井川・井川流域にかけて金が採れたので、歴史的に重要な関わりをしてきたと思います。(安倍川流域の梅ケ島金山と大井川上流の井川・東河内川・西河内川地域の井川金山を総称して安倍金山と呼ぶ。金山が本格的に採鉱される前は川からの砂金採集が主流) 

城は中河内川側の細道から入ります。かつては幅広い登城道があったそうですが、地滑りで消滅したそう。入ってすぐに摺りへった斜面の急登です。実は、この日、頂上にある段状の郭と井戸、今川氏の城では他に宇津山城(湖西市)だけにあるという石垣を見てくる予定でしたが、山に入ったときにはポツポツの雨が雷混じりの土砂振りになったので、慌てて下山(感覚で5分)したので見てきませんでした。

奥池ヶ谷城は今川氏家臣友任氏(池ヶ谷氏)の城と言われています。その友任氏が家族、朗党を連れて池ヶ谷に来たのが1340年~46年頃。足利尊氏が征夷大将軍になった1338年、駿河・遠江守護に補任された今川範国が南朝の拠点の安倍城(静岡市)を攻撃、1340年同城落城。城主狩野氏は井川奥に逃げて再起を図りますが、支城の徳山城、萩多和城(共に葵区)、御応土城(川根本町)を落とされて甲斐に逃げます。友任氏は、奥池ヶ谷城を拠点に狩野氏の潜伏先の井川方面に通じる街道の警備を任されていたとみられます。
狩野氏が勢力拡大できたのが流域で採れた金によるもので、その金で後醍醐天皇に近づき、城は宗良親王を迎えて駿河南朝の拠点となっていました。友任氏が警備していた奥池ヶ谷-口坂本-大日峠-井川に抜ける街道は宗良親王が信濃大河原に逃げた道。親王の信濃での生活を支えた金もこの街道から秘密裏に運ばれたと言われています。(史料編年井川村史第一巻・名著出版)
今川氏は安倍城を詰め城にして安倍金山の採掘を開始し、1528年~32年氏輝の頃最盛期を迎えました。(戦国今川氏その文化と謎を探る・静岡新聞社)
1568年武田信玄が甲相同盟を破棄して駿河に侵攻し、今川氏真を攻めたとき、今川氏拠点の奥池ヶ谷城も攻めました。城主友任氏は中河内川を伝って今の口坂本温泉手前の口仙俣の広海道(仙俣川)迄逃げてそこで自害。城では多くの従者が表門で討死、手傷を負った者も淵に沈んだといいます。妻子は乳母と共に布沢迄逃げ、大石の陰で布を張って暮らしていたところを見つかり、滝壺に身を投げでなくなったそうです。(井川村史)(葵区布沢に慰霊塔)
信玄の駿河侵攻の目的の一つが枯渇してきた甲州金山の代替となる安倍金山の獲得にあったと言われています。安倍金山の鉱脈は甲州黒川金山、湯之奥金山と同じ鉱脈。信玄は今川氏についていた柿島の海野、村岡、梅ケ島の築地、末高、渡辺、佐藤などの土豪武士団に軍役、街道管理、関銭徴収を任せた他、甲州の金堀衆の管理をさせて本格的な鉱山開発を行いました。(井川村史)奥池ヶ谷城(柿島)のすぐ上に朝倉氏館がありますが、越前一乗谷城を築いた朝倉孝景と争って負けた弟の景高が1570年~74年頃越前から柿島に来た家。奥池ヶ谷にある友任氏の字城山の館跡に小屋を建てて住んだ、と「新玉川誌」にあるので、奥池ヶ谷城に住んだと思われれます。信玄家臣として先の土豪衆と同じ働きをしました。この土豪衆を安倍七騎と呼んでいます。徳山時代、安倍金山は幕府直轄になりますが、七騎衆は幕府下の郷士として存続しています。朝倉氏、海野氏は駿府の家康に献上する茶の保管も命じられました。家康が足久保(葵区)で採れる茶を好んだからです。口坂本から北、標高1150mの大日峠に徳川家康お茶壺屋敷跡があります(南アルプスエコパーク)が、そこの御小屋で茶壺を保管したそうです。以降、100年間足久保の茶が駿府・江戸本丸御用達になりました。(駿府の歴史・静岡市観光協会)

静岡市から県道27号線梅ケ島、口坂本温泉方面約50分。バスは上落合(白髭神社)行きで奥池ヶ谷下車。車は先人の方に倣って城入り口前のスペースに。途中の集落で熊出没の貼り紙を頻繁に見ました。

2026年03月27日 太政大臣武者返し
湯島城[奥池ケ谷城  周辺城郭]



地元の保存会の方々が、とても努力されています。

2025年02月14日 しげぽん刑部卿
奥池ケ谷城



クルマで行きましたが、登城口の手前に1〜2台停められるスペースがあったので駐車しました、鎖で封鎖されたキャンプサイトの駐車スペース?があるので邪魔にならないように停めるのと、バス通りなので車道にはみ出さないように注意しましょう。登城口は立て札があるのですぐわかります。城域は川に囲まれた範囲なのでめちゃ広いわけではないですが、途中急坂があるので路面が濡れてる日は避けた方が良いです。登城路に入って少しの所で左手に民家が見えてきた所に分かりにくい分岐があります。左手の民家沿いに茶畑方面のが道が広いのですが正解は右手のようです。私は茶畑方面から登りましたが、木々が伐採されてる所を選んで山頂目指してガシガシ上がれば本曲輪には辿りつけました。降りの時に気づいたのですが、ピンクの紐が結ばれている木があるので、紐を目印に進むと登城口に戻れます。あと急坂には簡易な木の階段らしきものがあり、これも目印になります。

2021年02月21日 にゃん太
奥池ケ谷城



市街地から30km程にある小さな山城です。登口に一台分の駐車場。急な山道を一直線に登ると出郭、堀切がお出迎え。主郭は小さいですが、搦手側の郭、大手側の段状の郭、地形を利用した土橋など、形の良い城です。

2013年03月17日 ぽえぞお弾正少弼黄金旅程
奥池ケ谷城

追記

掲載した看板の写真の右手の道を上がります。
登り切った先にも堀切があり、川に向かって落ちる右側がそれと確認しやすいです(‾∀‾)
左は民有地なので注意が必要です…(^_^;)

後はひたすら最初の口コミ通り登るだけですが、滑り易いだけでなく斜度35度くらいの壁のような坂道なので覚悟は決めてください…(・_・;)

2013年03月16日 ぽえぞお弾正少弼黄金旅程
奥池ケ谷城

続き

川沿い近くまで降りれますが、急に断崖となって切り立ってるので注意してください。
おそらくは断崖部分までが旧河川だったかと思います(≧∇≦)

一番、城らしいのは石垣組みの2段曲輪で門前?の階段の石組みも確認出来、確実に井戸とおぼしき物が1つ、井戸(水溜め?)だった可能性がある石組みが2つ確認出来ました(^_^)v
西側の川沿い(最下段部)にも石垣とおぼしき物があり虎口を形成してるようにも見えます(‾∀‾)

山城好きなら一度は訪れてみて損はしない素晴らしいお城でした(≧∇≦)

2013年03月16日 ぽえぞお弾正少弼黄金旅程
奥池ケ谷城

新東名高速新静岡ICを降りて井川方面に16km程で着きます。
途中、カーブや幅員の狭い所があるので注意!
ナビ付きですとナビの種類にもよりますが『奥池ケ谷中心部』でピンに着きます(^ω^)
奥池ケ谷城登城道前看板があり3台程駐車可能なスペースがあります。
登城道は山道にありがちで滑り易いので要注意です…(^_^;)
10分ほどで、主郭部を分断する堀切があり、目の前に小高い崖が立ちはだかります…(‾○‾;)
崖の右手に細い道が奥に伸びているので進むと削平地(曲輪)と石で補強したと思われる土塁?があり先ほど立ち塞がっていた崖に通じてます!
土塁?の尾根沿いに進むとおそらく本丸と思われる最高所に到達。
さらに尾根沿いを降ると3段の曲輪?の下に送電線の鉄塔があります。送電線の鉄塔もおそらく曲輪を流用したものかと…

送電線の鉄塔の右の森を進むと下り坂になっており、一段くらい降りた所に石組みの2段の曲輪があり、井戸とおぼしき遺構もΣ(‾○‾;)
さらに下の川沿い一帯まで削平地や堀切らしき遺構が認められ、ほぼ山体全体に城域が張り巡らしてあったと推察されます!

奥池ケ谷城の周辺スポット情報

 大篠山城(周辺城郭)

 湯島城(周辺城郭)

 津渡野城(周辺城郭)

 松野城(周辺城郭)

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