日尾城(ひおじょう)
日尾城の基本情報
通称・別名
- -
所在地
- 埼玉県秩父郡小鹿野町日尾2235他
旧国名
- 武蔵国
分類・構造
- 山城
天守構造
- -
築城主
- 不明
築城年
- 戦国時代
主な改修者
- -
主な城主
- 諏訪部氏(北条氏邦家臣)
廃城年
- -
遺構
- 曲輪、土塁、堀切
指定文化財
- 県選定重要遺跡(日尾城跡)、町史跡(日尾城跡)
再建造物
- 石碑
周辺の城
-
秩父氏館(埼玉県秩父市)[7.6km]
熊倉城(埼玉県秩父市)[12.4km]
尾附城(群馬県多野郡)[14.0km]
真下城(群馬県藤岡市)[14.4km]
千馬城(埼玉県秩父郡)[15.9km]
根古屋城(埼玉県秩父郡)[16.9km]
天神山城(埼玉県秩父郡)[17.1km]
国峰城(群馬県甘楽郡)[19.3km]
一郷山城(群馬県高崎市)[19.6km]
平井城(群馬県藤岡市)[20.5km]
日尾城の解説文
日尾城の口コミ情報
2025年04月18日 気分爽快武蔵守
日尾城
秩父霊場31番札所の観音院の先にあります。
観音院から尾根伝いか、沢伝いに牛首峠を経由する2ルートがあり、尾根伝いから登り、沢を降りてきました。
ハイキングコースではありますが、急斜面、鎖の岩場があるので、靴はしっかりしたものをご用意下さい。
①沢伝いの登城路
②岩盤堀切。ここが牛首峠
③八幡郭に続く段郭
④八幡郭北の堀切
⑤堀切から続く竪堀
⑥段になっている物見台の郭
⑦細長い出郭
⑧物見台東の細尾根
2021年02月05日 三輪左近衛少将直虎
鷹谷砦[日尾城 周辺城郭]
永禄12年(1569)以降の武田軍の侵攻を食い止めるべく志賀坂峠への守りを固めるために北条氏が築かせた砦と思われます。
東尾根の麓にある皆本集会所付近から明確な登山道があります。真っ直ぐ尾根を歩けば砦跡に着きますが、堀切と虎口がはっきり残り見応えが感じられました。主郭跡は小さくあっさりしており、木々に遮られて眺望はききませんが、なかなかしっかり造られた山城でした。
2021年02月05日 三輪左近衛少将直虎
小鹿野要害山城[日尾城 周辺城郭]
小鹿野は秩父のさらに奥にありアクセスが良くない。往路は良いが帰路はバスがないので厄介である。
戸蓋峠を通る旧道はもう消失しているため東電開閉所の裏から鉄塔保守道から登ったが、この道も登り始めてすぐに流失している箇所があり、何度か斜面を這い上がり薄く残る踏み跡を頼りに登っている。斜面の崩落が激しいため今は南に新しい保守道が設けられているので尾根へ出るにはその道を利用するほうが良いと思う。
尾根まで出てしまえばあとは快適で鉄塔からは塩沢城が見下ろせる。悪戦苦闘をしながらも登山を開始してから30分ほどで小鹿野要害山城へ着いた。ほとんど埋もれかけた堀切と猫の額ぐらいの平場があるだけの簡素な城跡である。何もないよりはましだが苦労に対する見返りは本当に少なく山頂も木に遮られて眺望は利かない。これと言って得られるもののない山城だったが達成感だけはあり余るほどに感じられた。比高差にしておよそ270メートルあるのでできれば単独行動は避けてください。
歴史は不詳だが戦国時代に北条氏が武田氏に備えた見張りの城と思われる。
2021年01月30日 eiki
日尾城
鉢形城の支城で、現在の国道299号線の志賀坂峠の見張りとして築城された境目の城。標高500メートルの山頂に築かれています。車で秩父31番札所の観音院へ行き駐車、そこにハイキングコースの説明板があります。
まずは牛首峠を目指します。この峠自体が入城口になっており、岩尾根を切削した見事な堀切に出会えます。尾根伝いに進むと4つの郭に繋がっています。本丸には、八幡宮の祠が祭られいます。訪れた時は雨が降っていてなかなか幻想的な景観を楽しめました。写真は尾根の開けたところから志賀坂峠の眺めです。
2021年01月29日 三輪左近衛少将直虎
女部田城[日尾城 周辺城郭]
女部田城は比較的歴史がわかっており、北条氏に仕えた山口氏が城番を務めていたことが記録に見えます。日尾城の諏訪部定勝が志賀坂峠を警戒し土坂峠へは女部田城が睨みを利かせて武田氏の侵入に備えていたのでしょう。
沢沿いの道は途中で谷に突き当りますが、そこまで来たら岩場を避けて稜線へ直登します。尾根は雑木も少なく快適で5分も歩けば堀切と出会えます。岩盤を掘削した二重堀切と美しく削平された郭が見事でした。
2015年12月16日 三輪左近衛少将直虎
塩沢城[日尾城 周辺城郭]
かなり登りますが一本道です。ただ、問題は帰り。尾根が広いため迷うかも。左へ左へと下りるのが吉。GPSがあると心強い。遺構は今ひとつですが達成感は得られます。
2015年02月14日 兵部少輔鹿士氏
塩沢城[日尾城 周辺城郭]
塩沢地区へ入りどんどん登っていきます。駐車場は神社の鳥居付近に4台ほど停まれる。本郭へは急な尾根をひたすら登ります。はっきり言って一人で行くと危険です。
日尾城(ひおじょう)は、埼玉県秩父郡小鹿野町日尾にあった城。
主郭部の標高は556.4m。東西に小規模な郭が直線的に並ぶ。自然地形を巧みに利用した典型的な山城である。
上州方面から進出する武田勢に対して築かれ、北条氏邦の家臣・諏訪部遠江守定勝が居城した。
永禄年間(1558~1569)には存在したと考えられ、天正18年(1590)鉢形城の落城で使命を終えた。