黒崎城(くろさきじょう)
黒崎城の基本情報
通称・別名
- -
所在地
- 福岡県北九州市八幡西区屋敷1
旧国名
- 筑前国
分類・構造
- 丘城
天守構造
- -
築城主
- 不明
築城年
- 不明
主な改修者
- 黒田長政
主な城主
- 井上氏(黒田氏家臣)
廃城年
- 元和元年(1615)
遺構
- 曲輪、石垣
指定文化財
- 県史跡(黒崎城跡)
再建造物
- 石碑、説明板
周辺の城
-
花尾城(福岡県北九州市)[2.5km]
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黒崎城の解説文
黒崎城の口コミ情報
2022年11月12日 薩摩安房守義弘維新斎
黒崎城
福岡藩の端城(出城)の一つ。黒田二十四騎の一人である井上周防之房が城代をし、1615年の一国一条令より築城して15年で廃城。今は城山公園となっており、僅かな石垣が残っているばかり。
城跡には、JR黒崎駅から徒歩約15分で登城。約62mの道伯山山頂まで、急な階段と舗装路を行くと到着します。城跡からは、黒崎の街並みが良く見えて眺望が最高です。
2022年05月08日 中川弾正少弼くんいち
黒崎城
筑前六端城の一つで、黒崎駅の裏側にあります。
2022年02月08日 RED副将軍
黒崎城
黒田藩の筑前六端城のひとつ。
主郭南下、主郭北側の駐車場周辺に石垣が残ります。
オススメ度 ★★★⭐︎⭐︎
築城年代は不詳。
歴史は古く、鎌倉時代から砦があったと言われています。
1600年に関ヶ原合戦が終わると、黒田長政が筑前国に入封。福岡城と同時に、所領の要衝に黒崎城をはじめとする六端城の築城を開始。
黒崎城は小倉藩の押さえとして機能し、黒田二十四騎のひとり井上之房が入城しました。
1615年に、幕府が一国一城令を公布し廃城となりました。
見所
主郭北側の駐車場周辺に石垣があり、期待をしながら散策しますが、破城後に石材は持ち去られたとのことで、あとは主郭南東下に石垣が残る程度です。破城痕が残りますが主郭下の石垣はあまり整備されていません。
公園化し、山頂まで車で行けますが、改変により遺構は少なめ。
写真
①②③主郭北側の駐車場周辺の石垣
④⑤主郭南東下の石垣
⑥⑦⑧主郭
2021年09月21日 織田上総介晃司
黒崎城
城跡まで車で行けて駐車場もあります。
城跡公園として整備されており、車から下りるとすぐ石垣があります。
本丸東南の石垣はわかりにくく少し探すようになります。
2020年04月14日 みそしる筑前守道雪
黒崎城
本丸跡から北に洞海湾や花房山城、南に皿倉山や花尾城が望めます。少し遅かったですが桜の時期はとても綺麗です。ウグイスの鳴き声が春の優しい日差しと共に和ませてくれます。駐車場も10台ぐらい無料で停めれますしトイレもありますので気軽に立ち寄れる城跡ですね。
2017年05月20日 新鮮グミ@世界の尾張守
黒崎城
駅から散歩感覚で徒歩で20分あれば坂をのぼって行けます。当時は5月で草も生い茂ってましたが、西側の街並みがよく見える展望台があります。それ以外の方向は草木であまり眺められません。城跡だけに石垣らしきものもあったような。
2017年03月03日 黒崎城
黒崎城
新聞によると県指定有形記念物に決まったそうです
遺構
標高約62mの道伯山山頂に築かれ、現在は城山緑地公園として整備されている。後世に改変され現況から城の構造を知ることは難しいが、『遠賀郡黒崎古城之図』(国立公文書館蔵)を見ると、山頂に置かれた主郭は帯曲輪で囲まれ、枡形虎口が設けられていた。また、北側にのびる尾根に沿って2段の曲輪が置かれていた。城の北側と西側は海に面し、舟入もあったようだ。
元禄年間および元文年間の洞海湾の開削により石材の多くが転用され、現在はわずかに石垣が残る程度だ。しかし発掘調査によって石垣の基底部が確認され、城の規模や構造が明らかになっている。廃城時に石垣はことごとく壊されたようで、隅角部が激しく破壊されていたという。
石材には矢穴が見られ、そのひとつを公園内トイレ前の遊歩道で見ることができる。
歴史
築城者、築城年代は不明。天慶2年(939)に藤原純友が築城した伝承もあるが、定かではない。慶長5年(1600)の関ヶ原の戦いの後、黒田長政が筑前に入国。家臣の井上之房が1万7000石で城主となり、「黒田六端城」のひとつとして機能した。
発掘調査から、中世の街道筋が引き込まれた町場が確認され、黒崎城とともに城下町が形成されていたことが明らかになっている。
元和元年(1615)の一国一城令によって廃城。黒崎城下町は長崎街道の宿場町として生まれ変わり、海陸交通の要所として繁栄した。
交通
・JR鹿児島本線黒崎駅から徒歩約20分参考文献
・『埋蔵文化財通信』公益財団法人北九州市芸術文化振興財団埋蔵文化財調査室、2017年・北九州市役所ホームページ、2020年
・『アクロス福岡文化誌7 福岡県の名城』海鳥社、2013年