亀居城(かめいじょう)
亀居城の基本情報
通称・別名
- 小方城
所在地
- 広島県大竹市小方2(亀居公園)
旧国名
- 安芸国
分類・構造
- 平山城
天守構造
- 不明
築城主
- 福島正則
築城年
- 慶長13年(1608)
主な改修者
- -
主な城主
- 山田小右衛門・森左介(福島氏家臣)
廃城年
- 慶長16年(1611)
遺構
- 曲輪、天守台、石垣、土塁、堀切、井戸
指定文化財
- 市史跡(亀居城址)
再建造物
- 石碑、説明板
周辺の城
-
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亀居城の解説文
[引用元:Wikipedia「亀居城」の項目]亀居城(かめいじょう)は広島県大竹市にある日本の城跡。
【概要】
1600年の関ヶ原の戦いの後に、安芸国を与えられた福島正則が長門国・周防国に減封された毛利氏への押さえとして、山陽道を城内に取り入れて造られた平山城。大竹市指定史跡。
【歴史・沿革】
1600年の関ヶ原の戦いの後、福島正則は安芸国へと移封され、広島城に入った。関ヶ原の戦いに敗れたとはいえ、毛利氏は長門国・周防国36万石を領し、徳川と豊臣の争いもまだ決着を見ていない不穏な状況であった。そのため毛利氏の上方への侵攻を防ぐために安芸国西部に城を造ることとなった。1603年に山陽道を押さえる要地に築城が開始され。5年もの歳月をかけて、非常に巨大な堅城として完成した。城主になる予定だった福島正則の甥・福島正宣は前年に死去しており、山田小右衛門と森佐助の両名が城代として亀居城に入った。
豊臣氏と徳川氏の軍事的衝突の危機が高まると豊臣恩顧の福島氏への徳川氏の圧力が非常に強くなり、正則は徳川氏の意向に従うこととなった。結局、亀居城は完成よりわずか3年後の1611年に破却され、その役目を終えた。天守や主要な建造物は撤去されたが、城地はそのまま荒れるに任され草木に埋もれていった。しかし1977年に発掘調査がなされ、徐々に修復が進み亀居公園として整備され、現在は桜の名所として市民に親しまれている。
【構造】
標高88メートルの山上に築かれた平山城で、築城当時は本丸、二の丸、三の丸、有の丸等の郭を備え、江戸時代の資料に拠るとその面積は10ヘクタールに及んだとされる。現在は海から多少離れた位置にあるが、築城当時は海に面して港を備え、山陽道を城内に取り込む構造となっていた。その築城手法は朝鮮出兵時の倭城と共通点がある。
広島城の支城としては、非常に巨大な堅城であったため、それが徳川家康の疑念を招き、福島氏の没落の一因となったのである。
【参考図書】
・『歴史群像No.45戦国の堅城 毛利を封じ込める水陸両用城郭 芸州 亀居城』学習研究社、2001年[続きを見る]
亀居城の口コミ情報
2020年07月13日 毛利左馬助teru元
亀居城
城については他の人が詳しく書いているので省略します。
城の麓にはゆめタウン大竹、コメリ、西村JOY、TRIAL、大竹市役所がありますので、城攻め前後に食料や飲み物を買ったり、フードコートで食事したり、虫除けスプレーを買ったりできます。
市役所前からJR駅行きのバスがありますので、城攻めで疲れてもう歩きたくない人はバスをオススメします。
2020年04月03日 (*¯ ³¯)っ旦
亀居城
電車で 行くときは「大竹駅」より「玖波駅」の方が徒歩では10分ほど早いです。
攻城としては南側のJR側が正解だと思いますが、坂道が苦行です。
北側は捨て丸、名古屋丸などを経由しませんが、合流地から少し下るだけです。
石垣は天守も含めて怪しい処はありますが、基本的に見応えは有ると思います。
山の中へ入っていけば破却跡の石垣とか観れます。
天守入り口の虎口は「コ」の字状に進む枡形で、曲輪を挟んで下にはもう一つ「L」字状の虎口があり、見所十分!
搦手側の切岸は急な摺鉢状で見応え十分!
降りて見上げると「忘れてたけど、此処を登らな帰られへんねんなぁ」という事を思い出させてくれる高さと険しさです。
私は見応え十分な城だと思います。
2018年11月23日 内大臣織田晃司
亀居城
城跡が亀居公園となっているので駐車場とトイレはあります。
JR山陽本線、大竹駅と玖波駅のちょうど中間に位置します。
整備されたのは昭和の後半で、それまでは約300年ほったらかしにされていたという。
対毛利の為に築かれた総石垣の城は広島城の支城としては立派過ぎる。
錦帯橋・岩国城から近いので岩国観光から少し足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。