上下陣屋(じょうげじんや)

上下陣屋の基本情報

通称・別名

上下代官所

所在地

広島県府中市上下町上下466-1他

旧国名

備後国

分類・構造

陣屋

天守構造

なし

築城主

徳川幕府

築城年

元禄13年(1700)

主な改修者

主な城主

徳川幕府

廃城年

明治時代

遺構

石垣、移築門

指定文化財

県史跡(天領上下代官所跡)

再建造物

石碑(天領陣屋跡)、説明板

周辺の城

有福城(広島県府中市)[2.3km]
楢崎城(広島県府中市)[12.3km]
九鬼城(広島県神石郡)[13.0km]
桜山城(広島県福山市)[19.6km]
相方城(広島県福山市)[20.9km]

上下陣屋の解説文

上下陣屋(代官所)のあゆみ
関ヶ原の戦い後、福島氏が備後・安芸を一時的に支配したが、元和5年(1619)からは水野氏が福山藩10万石(備後7郡と備中の一部)を治めるようになった。

元禄11年(1698)に水野氏は5代目藩主に跡継ぎが不在のため断絶し、翌年領地が再検地された結果、旧福山藩領は15万石と算出された。(その時の検地帳は各村に控えが保管。上下地区に関係するものは市指定)元禄13年(1700)に旧福山藩領は二分され、10万石は新福山藩領(松平氏、後に阿部氏)、5万石は幕府領となった。

上下と備中笠岡には代官が置かれ、上下代官(初代:曲淵市郎右衛門)は、安那郡・神石郡・甲奴郡の計71か村(約4万石)を管轄した。

享保2年(1717)、備後の幕府領のうち約2万石が豊前中津藩領(奥平氏)に編入された。それに伴い、上下代官は廃止され、石見銀山大森代官所(島根県大田市)の出張陣屋に改められた。

出張陣屋には、大森代官(島根県大田市、石見銀山も管轄)配下の手付・手代3~4名が派遣されて、神石郡・甲奴郡の計22か村を管轄した。その後、幕末には神石郡・甲奴郡の13か村と備中12か村を管轄している。

こうした代官所・陣屋の機能を維持するためには、さまざまな諸経費をはじめ公用に関する人馬等の供出(助郷役)などが必要であるが、これらは支配下の村々の負担とされていた。

上下代官所跡の発掘調査
明治時代になり上下陣屋は廃止され、跡地には明治6年(1873)に学校(考按舎)が建てられ、その後も保育所や役場として利用されてきた。この間、昭和16年(1941)には「天領上下代官所跡」として、広島県史跡に指定されている。

平成16年(2004)には府中市と合併し、上下支所として利用されていたが、平成19年(2007)に支所が別の場所に移転し、解体工事されることに先立って、遺構の残存状況を確認するために発掘調査を行った。

明治2年(1869)の絵図などの検討から、敷地の北側では、現在の石垣の内側に代官所の時期の石垣と石段が存在していると想定していた。調査の結果、江戸時代の代官所の石垣と石段と明治時代の学校の石段と思われる痕跡を確認した。石の積み方から見て、検出された石垣は幕末頃に築かれ、その後石段が築かれていると考えられる。

さらに、学校として利用されている頃に、古い石垣の石を再利用しながら、石段の下端の位置に合わせて新しい石垣を築くと同時に敷地を拡張している。

この工事は、明治21年(1888)に寄付金800円をかけて大改築したものの可能性がある。また、現在の石垣は、昭和の初め頃築造されたものと思われる。

情報提供:府中市教育委員会

上下陣屋の口コミ情報

織田左兵衛督晃司1202晴天様[2017年11月19日]
上下陣屋としての駐車場はありません。

元々、上下町役場(合併後府中市上下支所)として使われ、今後調査が行われる事でしょう。

上下は古い街並みを観光の目玉として外国(特にイギリス)からの観光客を受け入れています。英語で「up down town」と説明してます。

「上下」の地名は町中に分水嶺(山陽側と山陰側へ川の流れが分かれ)があり、上下に川が流れるというのが由来です。

猫まるき〜淡路守様[2017年05月08日]
見学は数分でできるが場所が国道交差点付近、バス停前につき車を停めるのに困りますね…
近くの上下歴史文化資料館に無料の駐車場がありました。

現場はこれといったものは無く石垣の上は役所の建物を取り壊した跡になっていて立ち入り禁止の簡易的な柵がされていました。
案内板は狭い路地の高い位置にに設置されており読みにくいです。高確率で手を伸ばして写真を撮ることになるでしょう(笑

アプリの城説明にある移築門はこの場所から200〜300m先の民家にあります。

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