香音寺城(こうおんじじょう)

香音寺城の基本情報

通称・別名

国分寺城

所在地

鳥取県八頭郡智頭町早瀬

旧国名

因幡国

分類・構造

山城

天守構造

築城主

不明

築城年

不明

主な改修者

主な城主

佐々木氏、有本民部

廃城年

遺構

曲輪、土塁、竪堀

指定文化財

再建造物

周辺の城

矢筈城(岡山県津山市)[10.3km]
有元城(岡山県勝田郡)[13.5km]
景石城(鳥取県鳥取市)[14.3km]
竹山城(岡山県美作市)[15.4km]
医王山城(岡山県津山市)[16.9km]
余戸城(鳥取県鳥取市)[18.5km]
丸山城(鳥取県鳥取市)[21.0km]
若桜鬼ヶ城(鳥取県八頭郡)[21.4km]
三星城(岡山県美作市)[23.6km]
市場城(鳥取県八頭郡)[23.9km]

香音寺城の口コミ情報

2025年10月14日 mootze
香音寺城



那岐駅から北側約五百メートル先の東屋のあるスペースに車を止めました獣柵を開けて線路を渡りV字の谷の沢を登りました(地元の水源地)なので注意しながら、本丸の搦手側の比較的登りやすい所から、あがりました(ピンクリボンもついてます)本郭近くは堀切、虎口、土塁が確認できますまた電車道の尾根は、かなりの急登で、攻めにくい、構造かと思われます、説明板などありませんが、良好な形で残っていますので、国人衆の作った山城が好きな人には、想像をめぐらせてリア攻めするのも面白いと考えます

2025年08月10日 国府左京大夫城介
唐櫃城[香音寺城  周辺城郭]



草苅氏と干戈を交えた地侍木原氏の居城

【歴史】
木原元信が長享年間(1487~1489)の頃に築いたと伝わる。

木原氏は、近江佐々木氏の祖である佐々木定綱の末裔で、木原、横田、福武辺りを所領としていた。
永禄から元亀年間には、草苅衝継・景継(美作・矢筈城主)と数度合戦があったが、木原元信の奮戦により、退けている。しかし、岡城(智頭町西宇塚)の国政氏が草苅方に内応したことで、木原元信は討ち死にし、唐櫃城も落城した。唐櫃城は草苅氏の城となったが、天正7年(1579)に草苅景継が織田方に内通したことが発覚し、切腹した。弟の重継が家督を継ぎ、天正8年(1580)からの羽柴秀吉による因幡攻めでは、毛利方として、織田方に抵抗している。天正10年(1582)に、備中高松城の戦いにおける和睦交渉で、美作が割譲されたことにより、草苅氏は美作・因幡にある城を開城し、備後へと退去した。

【遺構】
香音寺城から、北北東に約2.9kmに位置し、木原集落と横田集落の間にある突き出した尾根にある城山(標高299m/比高80m)に築かれている。
尾根に沿って複数の曲輪で構成されいる。主郭は広さが75m×20m程あり、その北側を守るように幅広の曲輪と深い堀切がある。幅広の曲輪の東側には、緩やかな竪堀として落としている。
土師川に接する南側は主郭の下に二段の曲輪があり、曲輪間の切岸は極めて高い。最下段の曲輪の南側には石垣が施されている。現在は眺望が悪く麓からは見えないが、往時は見せつける目的があったと考えられる。
主郭の東西にもそれぞれ細長い帯曲輪があり、主郭との切岸は高くなっている。

【感想】
エリア限定めぐりの対象となったために、リア攻めを行いました。城の麓北側に舗装された林道があり、獣防止用扉があるので開けて入ります。開けるのは簡単ですが、中に入ってから閉めるのがやや大変かと思います。
城の登城道は、
  ①林道の途中にある堀切っぽい道を左手によじ登るとが、北端の堀切に繋がる
  ②林道を登り、財産区の看板をある所を矢印とおりに曲がると、城の北端にたどり着く
があります。(位置はスポット登録済)
遺構の一部は足元が見えない位に藪が茂っている箇所(特に主郭南側にある最下段の曲輪)もありますが、概ね遺構は確認することができます。全体的にコンパクトではあるが、堀切や高い切岸などが明瞭に残っている。ただし、石垣を確認するには藪漕ぎが必要な上、斜面にあるので縄張り図がないと見つけにくい。

林道の入口から、城内を探索し、入口まで戻るのに概ね50分程度かかりましたので、参考としてください。

【アクセス】
①智頭駅からレンタサイクルで20分または徒歩45分。
②土師駅から徒歩20分。(電車の本数が少ないので、あまりお薦めはしません)

【写真】
①国道53号にある石碑と説明板
②北側の堀切
③竪堀
④石垣
⑤東側の帯曲輪の虎口
⑥東側の帯曲輪
⑦主郭の虎口
⑧主郭

2019年03月30日 
香音寺城

那岐駅から鳥取市内側に500mくらい下り、左手の川を渡ると左側に東屋が見えてきます。車は東屋の下に2台ほど置けます。少し下って左に折れ、防獣金網を抜けて行くとJR因美線です。列車に充分気をつけて渡るとすぐに右に折れ、道なりに進むと社の前に出ます。その右側が主郭に通じる登城路、心臓破りの一直線の直登が始まります。15分程度登ると、目の前に主郭、周りに帯曲輪が広がります。
主郭には、南側(登ってきた方向です)から西側にかけて、僅かながら土塁の跡が見てとれます。西側には長さのある曲輪が広がっていますが、この西郭と主郭間には幅は狭いものの横堀跡が残り、そのまま北側斜面の竪堀に変化しています。その先も尾根沿いに道は続きますが、削平地や堀切等は確認できませんでした。

気を取り直し、主郭の反対側にも足を運びます。2段の腰曲輪の先には長さのある郭があります。その下の郭には、北側に竪土塁が僅かに残ってました。

永らく投稿が一枚しかなかったので遺構はあまり当てにしてなかったのですが、曲輪が明瞭に残ってたり、土塁や空堀など、土の遺構を楽しむことができて満足な山城探訪となりました。

香音寺城の周辺スポット情報

 唐櫃城説明板(碑・説明板)

 比丘尼城 岩神城跡(碑・説明板)

 唐櫃城(周辺城郭)

 富貴谷城(周辺城郭)

 荘ノ尾城(周辺城郭)

 杉ヶ尾城(周辺城郭)

 竹ノ内城(竹内城)(周辺城郭)

 石原城(周辺城郭)

 乗雲ヶ出城(周辺城郭)

 横田城(周辺城郭)

 三田中村城(周辺城郭)

 鴉ヶ城(周辺城郭)

 新見の城(段山の城)(周辺城郭)

 水無城(水無之城)(周辺城郭)

 平石の本丸(周辺城郭)

 左近城(篠坂城)(周辺城郭)

 西山の城(周辺城郭)

 石谷家住宅(寺社・史跡)

 駐車場(駐車場)

 智頭宿観光駐車場(駐車場)

 登城口(その他)

 林道分岐点(その他)

 直登ルート(その他)

 登城口(林道)(その他)

 入口(その他)

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