入山城(にゅうやまじょう)
入山城の基本情報
通称・別名
- 本丸
所在地
- 和歌山県日高郡美浜町和田
旧国名
- 紀伊国
分類・構造
- 丘城
天守構造
- -
築城主
- 青木由定
築城年
- 天正年間(1573〜1592)
主な改修者
- -
主な城主
- 青木由定
廃城年
- -
遺構
- 曲輪、石垣、土塁、横堀(空堀)
指定文化財
- -
再建造物
- 説明板
周辺の城
-
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入山城の口コミ情報
2022年05月18日 イオ左衛門佐
三宝寺[入山城 寺社・史跡]
亀山城主・湯川直光の菩提所で、墓地には墓石と説明板があり山門前には石碑が建てられています。
2022年05月18日 イオ左衛門佐
城山[入山城 遺構・復元物]
主郭、北西下、南下の曲輪と北辺から西辺を囲む二段の帯曲輪からなり、西尾根と南尾根を堀切で遮断しています。各曲輪は土塁で囲み、帯曲輪の北部には竪堀と竪土塁も見られますが、藪化が激しく、南尾根の三重堀切に至ってはたどり着くこともできませんでした。
2022年05月18日 イオ左衛門佐
入山城
日高平野西部を流れる西川とその支流の間にある南北に細長い独立丘(入山)の「城山」「本丸」と呼ばれるふたつのピークに築かれた城で、「城山」は戦国前期に三好義長が小坊子城の支城として築き、「本丸」は羽柴秀吉の紀州攻めで湯川直春が亀山城を退去した後に青山一矩(由定)が築いたと伝わりますが、詳細は不明です。
西麓の入山公民館に車を駐めさせてもらって登城開始。公民館の少し南には入山城の説明板が設けられています。公民館から東の三宝寺に上って行くと、城山へ続く登城道が墓地の脇を通っています。なお、三宝寺は亀山城主・湯川直光の菩提所で、墓地には墓石と説明板があり山門前には石碑が建てられていますが、城山の南麓にあたることから城山を築いたのは三好氏だとしても直光の時代には亀山城の支城となっていたと思われます。
三宝寺からなだらかな尾根道を北に向かうと馬場と呼ばれる細長い曲輪が広がり、そこから数分で城山から西にのびる尾根の付け根に到着。まず西尾根の先の竪堀(堀切?)を確認してから城山の主郭部へ。城山と西尾根の間には堀切が設けられていますが、戦時中の防空壕により大きく改変されているようです。主郭部の外周には西辺から北辺にかけて二段の帯曲輪がめぐり、帯曲輪の北斜面には竪堀と竪土塁が見られます。竪土塁から主郭北西下の曲輪を経て主郭へ。どちらの曲輪も周囲を土塁が囲んでいますが、木々が生い茂っていて曲輪内さえほとんど見通せません。主郭南辺の大きな土塁を回り込んで南下の曲輪に下りると一段と藪が激しくなってきましたが、この先に南尾根の三重堀切があるはず! とかすかな踏み跡を頼りに藪を突破した先は…さらなる藪でした。一応、一条目の堀切と土橋は確認できましたが、ほとんど見通せません。それでも気力を奮い起こして残る二条の堀切を確認しようとするも、タラの木(?)の群生に行く手を阻まれて気力が尽きました…。
三宝寺まで戻って、今度は本丸へ。尾根伝いの道を南に進み、舗装道を越えて民家の倉庫裏手の藪に埋もれた道を登って行くと本丸に至ります。本丸は主郭の周囲に曲輪群を配した造りですが、すっかり竹藪と化していて見通しがきかないばかりか、まともに歩き回ることもできない状態で、何とか主郭南部の虎口だけは確認したものの、城山で気力が尽きていたためこれ以上探索する気になれず、いくつかの遺構を見逃してしまいました。
2017年05月28日 【隠者】史学会帰新参
入山城
入山公民館の周辺に城跡の説明板がある。そこから南に本丸があり、北側に城山がある。入山城は2城からなるがそれぞれ別の城か一城別郭の城郭かは不明である。
本丸は城の西側から入るが、周辺に城の案内が一切ない。以前は道があったみたいだが現在は荒れている。城内に入っても竹藪になっていて移動するのが困難である。見た感じ曲輪はよく残っている。
城山は三宝寺の北側にある。三宝寺の墓地から北に向かう遊歩道があるのでこの道に沿って歩くと城の主要部分のすぐ西側に着く。城跡までの案内は一切なかった。遊歩道から城の北側にある土塁、土橋を間近で確認できる。ここまで行くのはそれほど難しくはない。本丸、二の丸曲輪に入る道はなく、整備されていない山林を通る事になる。本丸、二の丸まで来れば土塁、堀切がよく残るのが確認できる。城内に説明板や案内は一切なかった。
三宝寺にトイレ水道があった。入口は一か所だが男女別水洗トイレでキレイである。三宝寺に駐車場があるが少し分かりにくい。