市場城(いちばじょう)

市場城の基本情報

通称・別名

大草城、小原谷大草城

所在地

愛知県豊田市市場町城、深見

旧国名

三河国

分類・構造

山城

天守構造

築城主

鱸(鈴木)親信

築城年

文亀2年(1502)

主な改修者

主な城主

鱸氏

廃城年

遺構

曲輪、石垣、畝状竪堀群

指定文化財

市史跡(市場城址)

再建造物

周辺の城

足助城(愛知県豊田市)[10.6km]
飯盛山城(愛知県豊田市)[10.7km]
妻木城(岐阜県土岐市)[11.7km]
小里城(岐阜県瑞浪市)[11.9km]
明知城(岐阜県恵那市)[12.3km]

市場城の解説文

市場城(いちばじょう)は、愛知県豊田市市場町字城にある山城。

遺構
開析谷に挟まれた細長い丘陵の標高390m地点にある。東に伸びた尾根の先端にある市場古城から移転したとされる。

主郭をはじめ5つの曲輪で構成され、西・南面には一部崩落しているものの石垣がある。立派な土づくりの山城でありながら、中心部に石垣が発達していることが大きな特徴だ。主郭西南側の虎口や西側斜面側の石垣をはじめ、主郭南側の高さ3mもの石垣、この曲輪から主郭にかけての石垣など見ごたえがある。

さんざ畑と呼ばれる曲輪には櫓台とセットになった外枡形虎口がある。北側の曲輪の西側には、畝状竪堀が残る。改修時期の見解はさまざまだが、石垣の構築は織豊期以降とみて間違いなさそうだ。畝状竪堀はそれ以前と考えられる。

南北に長い主郭には西側に2つの虎口がある。本来の大手道は広円寺のある東麓だったようで、城域の南端から屈曲する登城道を進み、主郭南側にある曲輪の西側に抜けたと思われる。この道筋に沿って石垣が構築され、西側へのまわり込みを防ぐための竪堀が配されている。さんざ曲輪は家老の屋敷地と伝わり、その南側の曲輪も広い空間となっている。主郭の北東側の曲輪は主郭などと連動性がなく、一段階古い時期の遺構である可能性がある。

歴史
築城時期や廃城経過は不明な点が多いが、文亀2年(1502)に鈴木(鱸)親信が市場古城から居城を移したとされる。親信は足助城主の鈴木忠義親の子だ。

4代鈴木重愛のときに徳川家康から所領を加増され、鱸(すずき)姓を賜ったという。しかし豊臣秀吉に臣従しなかったため、天正18年(1590)または文禄元年(1592)に市場城からの退去を命じられ、各地を放浪した末に非業の死を遂げたという。市場城もこのとき廃城になったとみられている。

交通
猿投グリーンロード猿投ICから県道349号線と国道419号線経由で約30分

参考文献
『愛知の山城ベスト50を歩く』サンライズ出版、2010年
『東海の名城を歩く 愛知・三重編』吉川弘文館、2020年

文:萩原さちこ

市場城の口コミ情報

左馬頭てんかなさん[2015年11月23日]
登り口である麓の天神社では、秋に大銀杏のライトアップをしています。
立派な大きさの鮮やかな黄色が浮かび上がって素晴らしい情景でした。
県道沿いでもあり、とても目立ちます。
昼間でも大銀杏は目印になりますし、駐車スペースも十分にあります。

三河守コーキしゃんさん[2010年09月19日]
竪堀がどこか分かりませんでした

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