市場城(いちばじょう)
市場城の基本情報
通称・別名
- 大草城、小原谷大草城
所在地
- 愛知県豊田市市場町字城
旧国名
- 三河国
分類・構造
- 山城
天守構造
- -
築城主
- 鱸(鈴木)親信
築城年
- 文亀2年(1502)
主な改修者
- -
主な城主
- 鱸氏
廃城年
- -
遺構
- 曲輪、石垣、土塁、畝状竪堀群
指定文化財
- 市史跡(市場城址)
再建造物
- -
周辺の城
-
足助城(愛知県豊田市)[10.6km]
飯盛山城(愛知県豊田市)[10.7km]
妻木城(岐阜県土岐市)[11.7km]
小里城(岐阜県瑞浪市)[11.9km]
明知城(岐阜県恵那市)[12.3km]
広見城(愛知県豊田市)[17.1km]
土岐高山城(岐阜県土岐市)[17.1km]
鶴ヶ城(岐阜県瑞浪市)[18.3km]
寺部城(愛知県豊田市)[18.5km]
武節城(愛知県豊田市)[19.1km]
市場城の解説文
市場城の口コミ情報
2024年04月30日 楊近江守威利
市場城
思っていた以上に遺構が残っていました。石垣も立派でしたが、それ以上に竪堀群が見事でした。指定史跡にするべきお城です。登りもキツくありません。
2023年12月09日 池田紀伊守信輝
豊田市小原和紙のふるさと 小原和紙美術館[市場城 御城印]
営業時間:9:00〜16:30
定休日:月曜日(祝日等の場合は開館)
¥500
2023年12月09日 池田紀伊守信輝
豊田市役所小原支所[市場城 御城印]
小原観光協会
営業時間:9:00〜16:00
定休日:土日、祝日、年末年始
¥500
2023年11月26日 友乃足軽隊
市場城
この時期は四季桜と紅葉で綺麗な城跡です。駐車場もあり手軽に行ける城跡です。
2023年10月12日 三宅三河守康貞
市場城
豊田市主催の御城印が発券されたと聞き久しぶりに訪れました。駐車場もあり、桜の季節は石垣との相性バッチリです。
2023年09月16日 鳥居手戸衛門
市場城
トイレは冬期は閉鎖されたりしますので、前もって小原支所のトイレなどですましておいた方がよいですよ。あと地蜂がいたので、黒い帽子や服はさけた方がよろしいかと。左肩をさされてしまいました。
2023年03月31日 竪堀ころりん
ニ井寺城[市場城 周辺城郭]
武田氏の三河侵攻時に山県昌景軍によって落とされたと伝わるお城。
何ヶ所か堀を確認することができ、特に主郭東側にある二重の堀切は圧巻です!
2023年03月29日 めぐみん
市場城
駐車場もあり、行きやすい。石垣もいい感じでした。
2023年02月21日 竪堀ころりん
市場古城[市場城 周辺城郭]
足助城の鈴木氏から分家した鈴木(鱸)氏が築いたお城。巨大な堀切がすばらしかったです。
2022年06月05日 勝幡修理大夫絵振之助㊉
市場城
ぐるっと一周できる道が整備されてるのが良い。石垣と切岸が素晴らしい。しかし草深い。人が歩かない範囲は特にひどい。退職したら草刈りに行きたい。
2022年02月27日 竪堀ころりん
仁木城[市場城 周辺城郭]
石積みを数箇所確認することができ、あちこちに石がゴロゴロしていました。もしかしたら総石垣のお城だったのではないかと想像を掻き立てられます。
2022年02月18日 在来線男右京進
市場城
立派な石垣のある山城です。駐車場は10台くらい停めれます。きれいなトイレもあります。
2022年01月07日 山狐縫殿允薫
西運寺[市場城 寺社・史跡]
市場城主鱸越中の奥方の菩提寺として1580年に創建されました。山門には市場城の城門を1693年に移築したものと伝えられています。シダレザクラ・あじさい・シキザクラ・紅葉と四季折々楽しめます。(豊田市公式観光サイト「ツーリズムとよた」より一部抜擢)
2021年12月18日 三河守天天丸
市場城
駐車場に市場城の案内がありますが、ここではなく、道路を渡って本丸跡まで急坂を登ります。一周ぐるっと整備されています。晩秋の雨でぬかるみもありましたが、四季桜の時期は、見事な景色が見られます。
2021年11月17日 とんかつおやじND
仁木城[市場城 周辺城郭]
室町時代に春日井与左衛門が築城、天正4年武田勝頼が東美濃へ進出して来た際に徳川家康が改修したとされている。
突当たり堰堤手前登り口のお宅が所有者様で声を掛け理由を説明。快くお許し頂けました。
1.西側尾根 一本目の堀切
2.ニ本目の堀切の土橋
3.主郭下段を一周巡る横堀
4. 3と同じ
5.虎口らしき土塁の空き
6.主郭に巡る土塁 内側は石による補強あり
横堀や切岸脇など石がかなり使われてました。ありそうな箇所を掘ると石列がでてきます。
2021年11月02日 しげしげ主税頭信繁
市場城
愛知県の山城です。10台程停められる駐車場があります。道を挟んで直ぐに登城口があります。はじめはコンクリートで遺構の近くまで行けます。直ぐに中々の石垣がお出迎えしてくれます。とてもよく整備されておりハイキング感覚で遺構を堪能出来ます。
2021年10月25日 虹ノ松能登守
市場城
日曜日の16時頃に訪問。駐車場も整備されていて、城跡も定期的に草刈りがされているそうでスッキリしていました。急な坂を上ると、順路を書いた看板もありわかりやすかったです。
建物は全て残っていませんが、堅堀と石垣が残っています。城主を供養する稲荷もありました。本丸広場からの眺めもよく、山々が見渡せます。ただ夏場は見辛いかも。階段などもきちんと整備され、安心して回ることができます。
2021年12月28日まで開催している、愛知の御城印の1つです。
2021年05月31日 竪堀ころりん
円山城[市場城 周辺城郭]
六代将軍足利義教に仕えた鈴木和泉守高国が築城したとされるお城。
切り岸や堀切がよく残り、大変見応えがありました。
2021年03月22日 天道式部卿早雲
駐車場[市場城 駐車場]
10台ほどのスペースがあります。トイレあり
2021年02月24日 竪堀ころりん
大坪城[市場城 周辺城郭]
築城年代、築城者、歴史など定かでなく、看板もありません。
歴史の中に埋もれてしまったお城ですが、畝状竪堀群や堀切、曲輪などが残り、確かにここにお城が存在したことを今に伝えています。
2021年02月23日 竪堀ころりん
小渡城[市場城 周辺城郭]
今川義元に従った鱸兵庫助が美濃の岩村衆と広瀬右衛門太夫と協力して普請したと伝わるお城。
この地域では珍しい畝状空堀群や堀切など、遺構を楽しむことができます。
この地域まで今川義元の力が及んでいたとは驚きでした。
2021年2月23日現在、増福寺からの登城ルートは工事中のため、広高稲荷から登城されるのをお勧めします。
2020年11月30日 てるちゃん
市場城
良く整備されており、畝状竪堀、石垣、曲輪などの遺構が初心者にも分かり易く確認出来ると思います🎵
11月後半からの四季桜🌸と紅葉🍁の競演は必見✨
2020年11月25日 ばらく~だ
市場城
このお城は、本丸の石垣や、この地方では珍しい竪堀群がよく残っており、一見の価値ありだと思いました。また、11月後半は、紅葉と四季桜が同時に楽しめ、ベストシーズンではないでしょうか。
2020年08月16日 陸奥守たろす
槇本城[市場城 周辺城郭]
【槇本城】
先達さまにてスポット登録されておりましたので、便乗口コミさせて頂きますm(__)m
城の歴史は天正年間に在地勢力の松井左近某がいたと伝えるのみで、詳細はまったく不明だそうです。
虎口や馬出しの発達度合から天正年間前期の築城と見られる。
ここでは主にアクセスを紹介します。
(写真も)
車はGoogleマップに「槇本城跡」とセットして頂くと近くまでいけますが、基本駐車場はありません。
直前の県道366号線沿いの「つくば工房」さん横の空き地に駐車。
丁度空き地横のお宅の方が見えたので駐車可能かお聞きしたところOKとのことで駐車させて頂きました。
空き地から県道を100m程東に進むと右手に民家側に登るコンクリート道があらわれるので坂道を登ります。
すぐに民家の軒先に通じて行き止まりますが、かろうじて側道らしき道はあります。が、民家の軒先です!家の方が見えたら元気に挨拶してお城に行くと伝えましょう!
民家前を過ぎてすぐ右側に登城口があります。
50m程登れば左手に主郭部の南西尾根を切る堀切が現れます♪
堀底道を進むも良し、真っ直ぐ進む良し!
城には案内板等は一切ありませんが、城自体はコンパクトながら堀切、堅堀、馬出、喰い違い虎口等山城遺構を満喫できます♪
2020年07月26日 織田上総介晃司
市場城
国道419号線に見落としそうな案内板があり、進むと登城口の道を挟んだ向かい側に駐車場とトイレがあります。
整備され案内板もあるので歩きやすく、順路どおり進んでも遺構のほとんどを見ることが出来るので山城初心者にはうってつけのお城です。
市場城の城主は鱸氏。
もしも家臣に鰻氏や鮭氏、鯛氏、鮃氏などが居たら市場城ではなく魚市場城になっていたかも…
2020年03月15日 ばらく~だ
川口城[市場城 周辺城郭]
登城口分かりにくいです!加茂橋下バス停前にある天神社の右手奥です。けっこう狭くて急なので、心して攻めましょう💪
2019年11月10日 OROKA参議
大坪城[市場城 周辺城郭]
笹戸カントリークラブの入り口(ゲート)手前で左に入る小道すぐに登り口があります。小川沿いに巨石を見ながら登ると、電波塔があり、さらに登ると城域に入ります。城域まで15分くらいでしょうか。
明瞭な竪堀や、大小帯郭、深い堀切や畝状竪堀等が見られ、コンパクトでも見所のたくさんある良い山城です。
帯郭を竪堀や土塁で遮断してるのが特徴的でした。
2019年11月06日 OROKA参議
乙ヶ林城[市場城 周辺城郭]
乙ヶ林下立の信号を北東に向かい、白山神社の次にある小山が乙ヶ林城になります。
明確な登城口はないですが、民家の左手側に空き地があり、空き地の右奥らへんに何となく登り道がある感じです。
館のような広い削平地と、その上にある高い切岸、土塁、さらに高い場所に向けて明確な深い堀切があります。この高い場所は本丸というか詰め城のようなイメージで、登場口方面に対して段郭で迎撃するような構図をしてます。
さらに逆側には、もう一つの深い堀切があり、詰め城の両サイドを守ってるような形になります。
あまり整備されてないワイルドな城ですが、登り時間も5分と手軽でオススメです。
2019年11月06日 OROKA参議
川口城[市場城 周辺城郭]
三河の誇る山城・小原市場城です。石垣あり、空堀あり、畝状竪堀群あり、土橋ありで駐車場とトイレ完備で整備され見やすいという、初心者にもかなりオススメです!さらに11月には四季桜が咲くので、紅葉と城と桜の幻想的な光景が見れますよ。なので四季桜を見に行こう、と家族を誘って城に行くという策も…(笑)
2019年06月16日 シバヤン左兵衛督肝胆相照
川口城[市場城 周辺城郭]
主曲輪に立つ大木がインパクトある。武田軍の侵攻に頑張るも衆寡敵せず落城とある。ここが落ちると岡崎城へ川沿いに南下されて危うい。留守を預かる徳川家の岡崎家臣団は慌てたろうな。
2019年06月16日 シバヤン左兵衛督肝胆相照
川口城[市場城 周辺城郭]
主曲輪は20畳ぐらいの広さ。雨避けと休憩小屋が設けられてます。下土は固く粘土が乾いたようです。雨が続くと歩きにくい城かも。主曲輪と二の曲輪にはヤマツツジと桃の木も確認出来ました。野鳥が多く観察にはいいかと思います。矢作川から吹く風の気持ちよさは快感です。
2019年06月16日 シバヤン左兵衛督肝胆相照
川口城[市場城 周辺城郭]
二の曲輪迄の山道はこの様にロープ付きです。ビビりなく主曲輪まで登れます。階段段差も普通ですから楽勝です。怖いのは蚊のみ(笑)
2019年06月16日 シバヤン左兵衛督肝胆相照
川口城[市場城 周辺城郭]
三番目の堀切。山頂下の二の曲輪にもう周りの土塊と同化して消失寸前。土の城の寿命かな。掘り返すわけにいかんからどうしたものか?
2019年06月16日 シバヤン左兵衛督肝胆相照
川口城[市場城 周辺城郭]
二番目の堀切。山頂への山道にあるが看板ないと見逃しそうな風化状態。(お待たせ、今日は君を見に来たよ。待たせてすまん)
2019年06月16日 シバヤン左兵衛督肝胆相照
川口城[市場城 周辺城郭]
一つ目の堀切。こじんまりとした山城ですが、きちんと残ってます。三河の背後を守る為に頑張る一族。ここは大事な要衝です。
2019年06月16日 シバヤン左兵衛督肝胆相照
川口城[市場城 周辺城郭]
大沢池の山道からの分かれ道に川口城の案内標識を発見。探したよ、ほんとに。この空地が曲輪に見えてしょうがない。
2019年06月14日 シバヤン左兵衛督肝胆相照
川口城[市場城 周辺城郭]
日頃の感謝のお陰で晴天。山頂部主曲輪からは幅広で水量溢れる矢作川が見えます。川川上から流れる風の気持ちよさ。山道は整備され(ロープ付き)です、ビギナーの方でも容易に散策できます。堀切三本と主曲輪、その下の二の曲輪を確認出来ました。
2015年11月23日 大学頭てんかな
川口城[市場城 周辺城郭]
登り口である麓の天神社では、秋に大銀杏のライトアップをしています。立派な大きさの鮮やかな黄色が浮かび上がって素晴らしい情景でした。県道沿いでもあり、とても目立ちます。
昼間でも大銀杏は目印になりますし、駐車スペースも十分にあります。
市場城の周辺スポット情報
櫓の石垣(遺構・復元物)
枡形門跡(遺構・復元物)
竪堀(遺構・復元物)
市場城址碑(碑・説明板)
乙ヶ林城(周辺城郭)
大坪城(周辺城郭)
槇本城(周辺城郭)
白石城(周辺城郭)
小渡城(周辺城郭)
川口城(周辺城郭)
能見城(周辺城郭)
市場古城(周辺城郭)
押手城(周辺城郭)
ニ井寺城(周辺城郭)
円山城(周辺城郭)
仁木城(周辺城郭)
浅谷城(周辺城郭)
一色城(周辺城郭)
城の腰城(周辺城郭)
橋向城(周辺城郭)
月原城山城(周辺城郭)
川折城(周辺城郭)
大平本城(周辺城郭)
大平姫城(周辺城郭)
西運寺(寺社・史跡)
廣圓寺(寺社・史跡)
水汲遺跡(寺社・史跡)
豊田市役所小原支所(御城印)
豊田市小原和紙のふるさと 小原和紙美術館(御城印)
トイレ(トイレ)
駐車場(駐車場)
小原交流館(その他)
遺構
開析谷に挟まれた細長い丘陵の標高390m地点にある。東に伸びた尾根の先端にある市場古城から移転したとされる。主郭をはじめ5つの曲輪で構成され、西・南面には一部崩落しているものの石垣がある。立派な土づくりの山城でありながら、中心部に石垣が発達していることが大きな特徴だ。主郭西南側の虎口や西側斜面側の石垣をはじめ、主郭南側の高さ3mもの石垣、この曲輪から主郭にかけての石垣など見ごたえがある。
さんざ畑と呼ばれる曲輪には櫓台とセットになった外枡形虎口がある。北側の曲輪の西側には、畝状竪堀が残る。改修時期の見解はさまざまだが、石垣の構築は織豊期以降とみて間違いなさそうだ。畝状竪堀はそれ以前と考えられる。
南北に長い主郭には西側に2つの虎口がある。本来の大手道は広円寺のある東麓だったようで、城域の南端から屈曲する登城道を進み、主郭南側にある曲輪の西側に抜けたと思われる。この道筋に沿って石垣が構築され、西側へのまわり込みを防ぐための竪堀が配されている。さんざ曲輪は家老の屋敷地と伝わり、その南側の曲輪も広い空間となっている。主郭の北東側の曲輪は主郭などと連動性がなく、一段階古い時期の遺構である可能性がある。
歴史
築城時期や廃城経過は不明な点が多いが、文亀2年(1502)に鈴木(鱸)親信が市場古城から居城を移したとされる。親信は足助城主の鈴木忠義親の子だ。4代鈴木重愛のときに徳川家康から所領を加増され、鱸(すずき)姓を賜ったという。しかし豊臣秀吉に臣従しなかったため、天正18年(1590)または文禄元年(1592)に市場城からの退去を命じられ、各地を放浪した末に非業の死を遂げたという。市場城もこのとき廃城になったとみられている。
交通
・猿投グリーンロード猿投ICから県道349号線と国道419号線経由で約30分参考文献
・『愛知の山城ベスト50を歩く』サンライズ出版、2010年・『東海の名城を歩く 愛知・三重編』吉川弘文館、2020年