御舘館(おたちやかた)
御舘館の基本情報
通称・別名
- 御館の館
所在地
- 石川県羽咋郡宝達志水町御舘ワの部他
旧国名
- 能登国
分類・構造
- 平城
天守構造
- -
築城主
- 不明
築城年
- 南北朝時代?
主な改修者
- -
主な城主
- 不明
廃城年
- -
遺構
- 曲輪、土塁、横堀(空堀)、掘立柱建物跡、柵列跡
指定文化財
- 県史跡(御舘館跡)
再建造物
- 説明板
周辺の城
-
末森城(石川県羽咋郡)[3.6km]
森城(石川県かほく市)[10.8km]
池田城(富山県氷見市)[12.5km]
道坪野城(富山県小矢部市)[14.0km]
津幡城(石川県河北郡)[14.6km]
赤丸城(富山県高岡市)[15.5km]
今石動城(富山県小矢部市)[15.6km]
飯久保城(富山県氷見市)[16.8km]
金丸城(石川県鹿島郡)[17.9km]
木舟城(富山県高岡市)[18.2km]
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御舘館の解説文
御舘館の口コミ情報
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御舘館の周辺スポット情報
坪井山砦(周辺城郭)
御舘館跡は、東西約280m、南北約200mの規模を持ち、館の主要部は、3つの郭で構成されている。
二重の堀(約8~20m)をコの字型に巡らせた主要郭(東西約90m、南北約80m程度と推定)と、この北側に幅約5~6mの堀を巡らせた副郭(東西約130m、南北約50~80m)、東側には、北側に区域を示す掘割を持たない郭(東西約60~70m、南北推定150m)の存在が予想されている。
御舘館跡の確認調査は、平成7~12年度にかけて旧押水町教育委員会により行われた。調査により、掘立柱建物、柵列、井戸、焼土坑などが確認された。主郭を囲む堀跡は、上幅約12m、深さ約5.5mの大規模な箱堀と確認された。また、薬研堀の古い堀跡も発見され、堀の改修が行われていることが分かった。
出土遺物は、青磁、珠洲焼、越前焼、鉄滓、土師器皿などがあり、14世紀後半から15世紀前半と16世紀後半に属するものに分けられる。
御舘館跡は、その規模の大きさを含め、堀や土塁が極めて良好な状態で残されている第一級の遺跡である。しかし、これだけの規模を有する城館であるにも関わらず、城主を含め、何ら記録に残っていない謎の多い館跡でもある。
交通
・JR七尾線宝達駅から車で10分