山口城(やまぐちじょう)

山口城の基本情報

通称・別名

児泉城

所在地

埼玉県所沢市山口1517他

旧国名

武蔵国

分類・構造

平山城

天守構造

築城主

山口家継

築城年

平安時代後期?

主な改修者

山口高忠

主な城主

山口氏

廃城年

天正18年(1590)頃

遺構

土塁、横堀(空堀)

指定文化財

県史跡(山口城跡)

再建造物

石碑、説明板

周辺の城

根古屋城(埼玉県所沢市)[2.6km]
北秋津城(埼玉県所沢市)[4.0km]
真福寺城(東京都武蔵村山市)[4.1km]
滝の城(埼玉県所沢市)[9.1km]
玉川上水陣屋(東京都小金井市)[10.1km]

山口城の解説文

山口城(やまぐちじょう)は、埼玉県所沢市山口にあった城。狭山丘陵の標高79m〜90mの南斜面に所在し、南麓部は柳瀬川が流れている。

歴史・沿革
平安時代末期に武蔵七党村山党の山口家継によって築城された。以来代々山口氏の居城となる。

南北朝時代の応安元年(1368年)新田義宗、脇屋義治の挙兵に呼応した武蔵平一揆のおり、山口高清は一揆の中心・河越氏の側につき、鎌倉公方足利氏満方の上杉憲顕に攻められ山口城は落城。永徳3年(1383年)、南朝の力を得た高清の子山口高治は、祖父山口高実とともに再び兵を挙げ氏満と戦ったが敗北し、山口城に火を放ち自害して果てた。高治の子山口高忠は上杉氏家臣で武蔵国守護代の大石氏に従い、山口城の大改修を行ったが、もともと館であったため別個に勝楽寺村に根古屋城を築き、山口城の城郭としての機能を根古屋城に移した。

その後山口氏は上杉氏が没落すると、後北条氏に仕え武蔵国入間郡山口(所沢市山口)に40貫を知行していたが、1590年、小田原の役で敗戦。廃城になった。

廃城後
以後は再度城郭として用いられることはなく、江戸期には敷地の大半は開拓されて畑地や住居、溜池などに転用された。明治時代以後は更に道路や鉄道が建設され、開発によってその大半が失われている。現在でも周辺の地名にはかつて城郭が在ったことに関連する地名が見られるものの、往時の遺構は半ば雑木林と化したごく一部しか残存せず、近年になって発掘調査が行われた他は所沢市教育委員会により城郭跡であることを示す碑と案内板が設置されたのみであった。

かろうじて残存していた城郭跡の敷地のうち、北西部は私有地として畑地等に利用され、南東部は至近の県道55号線の交差点に「山口城跡前」の名称がつけられたのみで長年に渡って放置されていたが、平成12年(2000年)になり商業地として開発されることとなり、当初は遺構を取り壊して完全に整地される計画もあったものの、開発反対と遺構の保存を求める運動が起こされ、商業地として開発される敷地のうち一部が整備されて保存されることになった。現在は城郭跡であった部分の殆どは整地されて商業施設となっているが、保存運動によって残存した土塁や空堀のごく一部分が保存されている。

考古資料
遺構
現在は城郭跡は商業施設及び住宅地・畑地となっており、県道55号線を始めとした道路によって敷地は大きく3つ(西武狭山線によって分割された区域を含めると5つ)に分割された形となっている。土塁と空堀が残存していた区域はファッション市場サンキ所沢店の敷地となっており、遺構は道路と西武狭山線の線路沿いに「一号」から「三号」の分類名がつけられた土塁と空堀の一部がわずかに残るのみである。

また、「山口城跡」として保存されている場所から北西方向、所沢市立山口小学校から道路を挟んで南側の畑地と林でも土塁と空堀の遺構が残存していたことが確認されているが、現在ではその痕跡を確認することは困難である。この北西部の遺構跡については私有地のため、敷地内に立ち入ることはできない。

観光...

山口城の口コミ情報

新田様[2012年03月19日]
城址の碑や解説板より、その上にある看板の方が目立っています。雰囲気が台無しです。何とかならないものでしょうかね

野舘宮内少輔サラマンダー様[2011年06月22日]
2011年6月22日16時頃
石碑や看板のある第1号土塁からみて、南側の第2号土塁は大きく残されており、高さはサンキの地下駐車場と合わせて6〜7m、少し東にある第3号土塁は少し規模が小さく高さ5m位です。
金網があったため入れませんでしたが祠?社?のようなものがありました
東から見た時に灯篭が三基ありましたが、一基は崩れていました…

線路を渡って見てみると第2号土塁の形状が良くわかるかと思います

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