真鳥山城(まとりやまじょう)

真鳥山城の基本情報

通称・別名

真鳥城

所在地

埼玉県さいたま市桜区西堀9、10

旧国名

武蔵国

分類・構造

平城

天守構造

築城主

真鳥日向守

築城年

鎌倉時代

主な改修者

主な城主

真鳥氏

廃城年

遺構

消滅

指定文化財

再建造物

石碑、説明板

周辺の城

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真鳥山城の解説文



真鳥山城(まとりやまじょう)は、埼玉県さいたま市桜区にあった日本の城。真鳥日向守城・真鳥城とも呼ばれる。

概要 

旧浦和市の西部である現在のさいたま市桜区西堀にあった鎌倉時代の城址で、現在は日向不動堂となっている。やや隆起した地形と真鳥日向守城址と書かれた石碑が残る以外は遺構は少ない。 畠山重忠の家臣、真鳥日向守の城址であり、住居表示実施前までは付近の字名は日向だった。またここより西方に重忠の道場があり、現在も地名として道場が残る。

アクセス 

日向不動堂へは埼京線南与野駅西口から徒歩6分。

参考文献 

  • 浦和市史
  • 【書籍】「 真鳥山城遺跡発掘調查報告書 」

関連文献 

  • 【書籍】「新編武蔵風土記稿」|publisher=内務省地理局|date=1884-6|ref=}}

真鳥山城の口コミ情報

2024年09月09日 マグロ常陸介祐平
真鳥山城



畠山重忠の家臣、真島日向守の城と伝わっているお城です。市街地化しており、遺構は見られません。

風土記稿では、「村の北の丘の上が真鳥山と呼ばれ、廻りに堀跡があり、真島稲荷という真鳥日向守の霊を祀る場所は、近くの富士見塚同様に眺望が勝れている。享保年間の鴻沼開拓(井沢弥惣兵衛による)では、土中から錆びて朽ちた鎧や刀、鉄砲玉が出ており、後世も人が住んでいた、もしくは砦だったのかも知れない。重忠の家臣と言えども事実は詳らかではなく、後年になってこの地が重忠の領地ということから家臣と言うことになったのではないか。住民の説では、この城は要害堅固で、荒川の上平方という所の堤を切れば、川越からこの城の崖下まで大河となってしまうと言い伝わっている」(ラフな意訳)と書かれています。(そもそも重忠の時代に官途を私称する慣習はありませんね)

また、石碑のある不動堂の項では、岩槻太田氏の家臣本間六郎氏種が、天正十八年岩槻城落城の時に城を逃れて、このお堂に忍び難を逃れ、霊験の著しさを感じてこの地で出家し、生涯を過ごしたとしており(墓は本間塚と呼ばれた)、お城は本間氏と関連するものかも知れません。

お城から800mほど南に真取氏が神主を務める西堀氷川神社がありますが、別当寺の宝持寺が神仏分離令により廃寺となり、社僧が還俗して真取姓を名乗ったようですので、日向守との繋がりは不明です。

2024年03月31日 復帰した隼人正普通の人
真鳥山城

あまり遺構はなくさみしいですが鎌倉殿の13人の畠山家家臣の真鳥日向守の城であったようです。今は周りが住宅地の場所にあり寺のようになっています

2023年01月10日 相模守愛洲久忠
真鳥山城



鎌倉殿の13人。畠山重忠公の家臣、真鳥日向守の城と伝わります。が…すぐそばに重忠公の居館(定住はしてないでしょう)とされる道場城があることから、日向守さんは飛び地を治める代官だったとする説が有力なようです。

さて、真鳥山城はと言うと北、東、南側を川と沼に囲まれた舌状台地の突端に位置していたようですが、江戸時代に新田開発で開拓され、現在も宅地化や道路整備が進みマンションや住宅が立ち並んでいるので、その面影を見てとることは出来ません。
カギになるのは水路として活用された川と、攻め手が二の足を踏んだであろう沼の存在でしょう。川の名は鴻沼川、外堀の役目を担います。沼の名は鴻沼。この鴻沼、城址の東側一帯に幅100メートルから500メートル長さ4キロで、さいたま市の沼としては見沼・伝右衛門沼に次いで第3位の大きさです。
唯一地面が繋がる西側には重忠公所縁の道場城と荒川の流れ。まさに絶好のロケーションだったことでしょう。

写真は城址西側から。

2022年04月19日 きむ兵部少輔
真鳥山城

住宅地のなか、ちょっと分かりにくい道沿いなので、リア攻めの際は地図をよく確認しながら。地形的に高台になっているが、遺構はなさそう。

2011年10月03日 ぎっちゃん
真鳥山城

宅地に囲まれた日向不動堂の境内に石碑があります。あの愛馬をかつぐ力持ち畠山重忠の家臣、真鳥日向守の館跡。伝ですけどね。

真鳥山城の周辺スポット情報

 堀跡(遺構・復元物)

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