九十九山城(つくもやまじょう)
九十九山城の基本情報
通称・別名
- 江甫山城
所在地
- 香川県観音寺市室本町
旧国名
- 讃岐国
分類・構造
- 山城
天守構造
- -
築城主
- 不明
築城年
- 不明
主な改修者
- -
主な城主
- 細川氏
廃城年
- -
遺構
- 曲輪、石塁、土塁
指定文化財
- -
再建造物
- -
周辺の城
-
仁尾城(香川県三豊市)[5.6km]
爺神山城(香川県三豊市)[6.7km]
藤目城(香川県観音寺市)[8.8km]
朝日山城(香川県三豊市)[11.2km]
海崎城(香川県三豊市)[11.8km]
天霧城(香川県仲多度郡)[12.6km]
本篠城(香川県三豊市)[14.4km]
甲山城(香川県善通寺市)[14.4km]
多度津城(香川県仲多度郡)[16.2km]
川之江城(愛媛県四国中央市)[16.9km]
九十九山城の口コミ情報
2023年12月02日 マグロ常陸介祐平
岡本城[九十九山城 周辺城郭]
天霧城主香川信景の末子、西谷藤兵衛の居城で、現在は城山寺となっています。
お寺のある場所は三段の郭で構成されていて、本堂のある主郭の南東部には土塁がみられ、東側の堀切は南側に竪堀として続いています。堀切の東側は小高く狭い空間で、物見台のような感じをうけます。
城の南東は断崖となっていて、周囲は住宅地ですが山城であることを実感できます。
墓地となっている腰郭がいくつかありますが、後世の改変かもしれません。
衛星写真で見ると、北東部まで伸びる城域だったのではないかとも思えます。
堀切には、古そうな五輪塔群が見られます。
2023年01月09日 スイトピー❁伊予守
九十九山城
江甫山(九十九山)つくもやまと読むそうで、標高153m。燧灘に面する山の西側は切り立った岩場、南と北側も急斜面。東側のみが丘陵状に延びて山頂部に接する。江甫山は仁尾方面の関門としての存在であった。
ミニ四国八十八ヶ所参りのできる登山道はご利益のある山城で、トレッキングコースとしてよく整備されている。7合目からは見どころ満載で、三日月形や細長い大小12の郭が存在。それぞれ規模に変化をつけており、守備を最大にする縄張りとなっている。麓からは全く分からなかったが、登城し初めてその城跡の素晴らしさを実感した。主郭から西側に展望所があり、丁度夕日の沈む様が見れて水平線との美しい眺望に感動。また、石塁や土塁の他に大きな洞窟があり、中を覗くと奥には祠らしき跡があった。
登山車用駐車場、トイレ有り。(羅漢寺蓮光院内より登山道がある)また近くに金運パワースポット「天空の鳥居」と親しまれている高屋神社⛩から九十九山城の全景と市内を一望でき眺めはとても素晴らしい。
2022年05月01日 若旦那讃岐守
有明浜砲台[九十九山城 周辺城郭]
江戸末期、黒船来航後に幕府が諸藩に沿岸警備の増強を命じた際に丸亀藩が有明浜に築造した砲台跡とされています。
2022年04月30日 修理大夫猫髷
九十九山城
ゴールデンウィークのせいか駐車場が激混みです。
2021年09月24日 RED副将軍
九十九山城
瀬戸内海に突き出た江甫草山(つくもやま)の頂上に築かれた山城🏯
急坂で、ほぼ海抜ゼロからの登山なので標高153mを侮ってはなりません🥳
オススメ度 ★★★⭐︎⭐︎
細川氏政の居城と伝わるが詳細不明。
1578年、四国平定を目指す長宗我部元親は讃岐に侵攻。本篠城、藤目城を落とす。さらに翌年、九十九山城を攻め落城させたと伝わる。
見所
登山道7合目に石垣、8合目から階段状の郭が連なる。
主郭の虎口。石塁が僅かに残り、周囲にも崩れた石塁らしき石が散乱。10段近い階段状の郭が続く。
主郭西側から展望所までの間にも横堀があります。
写真
①②主郭周辺に残る石塁
③④急坂な登山道は虎ロープ付き
⑤山頂の主郭
⑥薄っすら残る横堀
⑦穴ボコは戦時中のもの
⑧有明浜からの全景
2021年02月28日 生駒讃岐守江現蔵✿
九十九山城
戦国時代、細川伊予守氏政の居城と伝えられています。
天正六年(1578年)に四国平定を目指す長宗我部元親は讃岐に侵攻し、本篠城、藤目城を落とし、翌天正七年、江甫山城(九十九山城)を攻め、落城させました。
城跡は標高153.1mの江甫山(つくもやま)にあり、羅漢寺に登山者用駐車場が用意されています。裏の墓地より、登山道に沿ってミニ八十八ケ所の仏像が安置されています。途中で山頂への看板方向に向かいます。
7合目に石垣があり、謎の洞窟もあります。8合目付近から階段状の郭が並んでいて、頂上は広く、石が散乱しています。頂上奥に有明浜を見渡せる展望所があるので、是非行ってみて下さい。
冬の里山は暑くなく虫もいなくて快適ですが、落ち葉が多く特に下りは滑るので、登山靴とポール(登山口の杖でもOK)の装備があるほうが良いです。
2017年02月09日 梅鉢近江守Silvine
九十九山城
観音寺市より県道21号線を北上、室本町の歩道橋のある交差点を斜め左へ入ります。約400m先、左手に羅漢寺というお寺があり、ここに登山口と登山者用駐車場があります。
寺を抜け、墓地を抜けるとお地蔵さんが立ち並ぶミニ88ヶ所がありますので、その案内に従って進み、途中で山頂へ分岐します。
麓から○合目の表示が出ていますが、20分弱で7合目に着きます。ここから石垣、土塁、洞窟が見られます。さらに5分程で頂上の主郭にたどり着きます。主郭には円状の石組の中央に巨石が配された不思議な列石があります。奥の曲輪からは瀬戸内を臨むことができます。
山自体は小さな山ですが、城域は意外と広く、遺構もよく残り、見所は多い城跡でした。