碇ヶ関関所(いかりがせきせきしょ)
碇ヶ関関所の基本情報
通称・別名
- 碇ヶ関御関所
所在地
- 青森県平川市碇ヶ関(地図は折橋御番所を示す)
旧国名
- 陸奥国
分類・構造
- 関所
天守構造
- なし
築城主
- 津軽為信
築城年
- 天正15年(1587)
主な改修者
- -
主な城主
- 津軽氏
廃城年
- 明治4年(1871)
遺構
- 移築高麗門(道の駅「いかりがせき 関の庄」)
指定文化財
- -
再建造物
- 面番所(道の駅「いかりがせき 関の庄」)、説明板
周辺の城
-
乳井城(青森県弘前市)[14.0km]
石川城(青森県弘前市)[14.1km]
高畑城(青森県平川市)[15.1km]
堀越城(青森県弘前市)[17.5km]
大光寺城(青森県平川市)[17.8km]
小栗山館(青森県弘前市)[18.7km]
中野不動館(青森県黒石市)[19.3km]
大館城(秋田県大館市)[19.8km]
浅瀬石城(青森県黒石市)[19.8km]
田舎館城(青森県南津軽郡)[22.1km]
碇ヶ関関所の解説文
[引用元:Wikipedia「碇ヶ関関所」の項目]
碇ヶ関御関所(いかりがせきおんせきしょ)は、陸奥国碇ヶ関(現在の青森県平川市碇ヶ関)に津軽藩が設置していた関所。藩政時代には野内(青森市)、大間越とともに津軽三関の一つつされ、四代津軽信政の寛文年間に参勤交代の道路が大間越から碇ヶ関に変更された[1]。
概要
関所は1586年(天正14年)から1871年(明治4年)まで存在した。 秋田藩境の矢立峠から下って湯ノ沢道が碇ヶ関道に交差する付近の上の番所を峠下御番所といい、次に南部道との分岐点に中の番所を折橋御番所といった。そこからさらに下って津刈川が平川に合流する地点に船岡御番所があり、さらに町の南端の入り口に大橋の番所があり、この番所が通常碇ヶ関番所(御番所)と言われた。ほかに脇道番所が早瀬野と島田(大鰐町)の甚吉峠にあり補助的な役割を果たしていた。番所は町奉行が統括し、町同心警固、町同心、町年寄らが15人、名主2人に月行事が5人、勤番目付が1人役目についていた。町奉行は2人で、4ヶ月交代であった。武器は文化8年(1811年)の記録ではヤリが10本、弓が10張、矢が200筋、鉄砲が20挺であった。中の番所や上の番所にも小規模ながら武器が備え付けられていた。天明8年(1788年)に古川古松軒はこの番所を通り、その記録を『東遊雑記』に「厳重なること中々箱根の御番所などの及ぶ事にあらず。普請至って念の入りし番所なり」と記している。
1586年(天正14年)、津軽為信が浅利氏との戦いから帰陣した際に設置された[2]。もとの地名は碇ヶ岡だったが関所の設置により碇ヶ関に改められた。
1821年(文政4年)津軽寧親は相馬大作事件のために、相馬大作が待ち伏せを行っている街道や碇ヶ関関所を避け、大間越関所を通り弘前に帰国した。その参勤のルートを変更する名目は、海岸防備の視察であった[3]。
現存するものは津軽湯の沢駅近く、羽州街道(現・国道7号)・津軽街道(現・国道282号)の交点付近()にあった折橋御番所(中の番所)当時のものを1984年(昭和59年)に再現したもので、関所跡は2005年に道の駅いかりがせきに移転し公開されている。また移転と同時に碇ヶ関関所資料館も道の駅内に新設されている[4]。
歴史
- 1586年(天正14年) - 津軽為信によって設置される。
- 1685年(貞享2年) - 落成。
- 1871年(明治4年) - 廃止。
- 1984年(昭和59年) - 折橋御番所を碇ヶ関御関所として復元。
- 2005年(平成16年)7月30日 - 道の駅いかりがせきに移転。
遺構
表番所、高麗門などが現存する。
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碇ヶ関関所の口コミ情報
2021年09月22日 ひで
碇ヶ関関所
大館城から車で30分。本来の跡地には石碑など記念碑的なものは何もなく、さらに足を伸ばして道の駅碇ヶ関まで。早朝だったため関所資料館には寄れず。次回は弘前から攻めたい。
2021年05月05日 tk
碇ヶ関関所
なんたる事!関所の復元施設を道の駅に移設 集客増を求めるなら箱根関所も創れば如何だろう。道の駅に併設していた温水プールも廃止して平川市中心地になってしまう。地域内の子供達が自転車で通っていける遊び場が公民館のロビーとは、この地区の教育委員会のガバナンスを疑う!市町村合併は過疎化に拍車をかけますね。
2015年12月11日 コロ助
碇ヶ関関所
碇ヶ関駅から徒歩3分で道の駅いかりがせきに到着。
道の駅敷地内に高麗門が移築され、復元された関所の面番所が関所資料館(入場無料)になっています。展示内容はそれなり。
関所資料館の隣には、関の庄温泉(¥300 津軽フリーパスを提示すると無料に!)。青森ヒバを使った浴槽で、かけ流し。無料の足湯もあります。
備え付けのシャンプー等はありませんが、売店で購入出来ます。売店には、風呂桶で有名なケロリンのグッズが色々。ストラップから、何故かケロロ軍曹とコラボした風呂桶まで。
私は、ケロリンマークのボディータオルを購入。お気に入りです。城跡近くの入浴施設でケロリンタオルを使っているのがいたら、多分私です。見かけた時は、見て見ぬふりをして下さい。
温泉に、江戸時代の入浴掟書を現代語訳した物があり面白かったです。
碇ヶ関関所の周辺スポット情報
関所之跡(碑・説明板)