高屋敷館(たかやしきだて)
高屋敷館の基本情報
通称・別名
- -
所在地
- 青森県青森市浪岡大字高屋敷字野尻
旧国名
- 陸奥国
分類・構造
- 環濠集落
天守構造
- なし
築城主
- 不明
築城年
- 平安時代
主な改修者
- -
主な城主
- 不明
廃城年
- -
遺構
- 土塁、横堀(空堀)
指定文化財
- 国史跡(高屋敷館遺跡)
再建造物
- 石碑、説明板、模擬柵
周辺の城
-
浪岡城(青森県青森市)[2.8km]
原子城(青森県五所川原市)[6.1km]
黒石城(青森県黒石市)[10.4km]
新城(青森県青森市)[11.9km]
田舎館城(青森県南津軽郡)[12.1km]
高田城(青森県青森市)[12.2km]
飯詰城(青森県五所川原市)[12.5km]
浅瀬石城(青森県黒石市)[13.3km]
三世寺館(青森県弘前市)[13.8km]
油川城(青森県青森市)[15.7km]
高屋敷館の解説文
高屋敷館の口コミ情報
2024年07月12日 ぶらなおき
高屋敷館
浪岡城址に向かう途中に国道沿いに発見!しっかりと整備されてました。
2021年04月29日 tk
高屋敷館
高屋敷館は国指定の遺跡です。指定以前から色々な埋蔵物が有り付近の子供達の遊び場です。甕に入った古銭も多く出土したそうです。今は保存の為土に覆われています。近くには東北自動車道の浪岡インターもあり交通の要所ですね。
2020年10月19日 kurobuta
高屋敷館
東北道浪岡インターを降りて左折し弘前方面に国道7号を進みます。2〜3分程で左手に大きな標識が見えて来ます。20台ほど停められる駐車場がありますが、通り過ぎた場合は少し先を左折する側道がありますから焦らずに🚗駐車場から順路に従い進みますが、豪族の館というよりは数軒の住居が集まった集落跡地、という感じです。外敵から集落を守るため、塀で囲まれていたようです。戦国時代の館とは一線を画しますが、これは見て損のない遺跡と思います。青森まで足を延ばした際には是非お立ち寄り下さ〜い👍
2019年09月27日 弾正忠Snow
高屋敷館
今月から公園整備されたので見学しやすくなり、国道から直接駐車場に入れます。
ただ、出るときに右折する際は交通量も多くスピードが出てる車が多いのでご注意を。
高屋敷館の周辺スポット情報
竪穴建物跡(第23号住居跡)(遺構・復元物)
鉄器生産関連遺構(遺構・復元物)
高屋敷館遺跡説明板(碑・説明板)
大釈迦館(周辺城郭)
駐車場(駐車場)
概要
高屋敷館遺跡は、平安時代の環壕集落遺跡で、指定面積約30,000平方メートル(南北約500m、東西約90m)もの広さがあります。遺跡中心部の空壕(幅6~8m、深さ約3.5m)と、壕を掘り上げた土を外側に積み上げた土塁に囲まれた集落(南北約110m、東西約80m)が特徴です。
また、壕と土塁以外にも、竪穴建物跡や金属を加工・製作したと考えられる工房跡などの様々な施設が多数確認され、土器や金属製品、木製品、土製品などの遺物が多数出土しました。
発掘調査の成果により、極めて重要な遺跡であることがわかったため、国道バイパスの計画路線を西側に迂回して、遺跡を保存することになり、平成13年(2001)に国指定史跡に指定されました。
史跡整備では、この遺跡の最盛期である11世紀代の竪穴建物跡・工房跡12棟について平面表示、柵列・土塁・壕跡について立体表示をしています。
遺構
土塁
土塁は、壕の外側に造られています。幅は2.1mで、総延長は約188mあります。土塁の外周や頂部に、防御を強める柵列のような施設は確認されていません。壕
壕は、土塁の内側に総延長約214mにわたって掘られています。基本的には空壕と考えられ、雨水等は東側の大釈迦川へ流れ込むようになっています。出入口・柵列・門
集落の出入口は、3か所確認されています。西側では土塁が虎口状に途切れており、橋脚のない木製の橋が架けられていたものと考えられます。また、その付近には、壕の内側に沿う形で柵列や門の痕跡が確認されています。竪穴建物跡
壕で囲まれた内郭からは、竪穴建物跡が70棟ほど見つかっています。最も大きな竪穴建物跡(第23号住居跡)は、直径9m前後の規模で、床面積は約84平方メートルです。建物の中央に4本の主柱穴があり、壁際には多数の壁柱穴を配置しています。鉄器生産関連遺構
ほぼ方形の直径6m前後の竪穴建物跡で、床面積は約40平方メートルです。この建物は、改築されており、炉跡が見つかっていることから、継続した鉄器生産が行われた施設であったようです。交通アクセス
・道の駅なみおか(アップルヒル)より徒歩約25分(1.6km)・青森駅より国道7号バイパスを車で約40分
・JR浪岡駅より車で約5分、徒歩で約40分(2.6km)
・青森空港より車で約20分(約10km)