穆佐城(むかさじょう)

穆佐城の基本情報

通称・別名

六笠城、穆佐院高城、高城

所在地

宮崎県宮崎市高岡町小山田字麓

旧国名

日向国

分類・構造

山城

天守構造

築城主

足利尊氏

築城年

元弘年間(1331〜1334)

主な改修者

主な城主

畠山氏、島津久豊、土持氏、伊東氏、樺山則久(島津氏家臣)

廃城年

元和元年(1615)

遺構

曲輪、切岸

指定文化財

国史跡(穆佐城跡)

再建造物

碑、説明板

周辺の城

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穆佐城の解説文



穆佐城(むかさじょう)は、宮崎県宮崎市高岡町小山田にあった日本の城(平山城)。伊東四十八城の一つ。

概要 

別称を穆佐院高城ともいい、新納院高城(宮崎県児湯郡木城町)、三俣院高城(別称は月山日和城、宮崎県都城市高城町)と並んで、日向三高城の一つに数えられる。

城域は東西に延びる比高50mの丘陵にあり、3つの堀切により区分され、4つの城郭群が形成されていた。主郭は中央東側の一番高台に建てられ、その西側は高い土塁と堀切が設けられていた。また、中央東側の城郭群の東端には「坪の城」という郭があり、島津氏第9代当主である島津忠国はそこで生誕した。

歴史 

穆佐城が初めて史料に現れるのは南北朝時代、建武3年(1336年)発給の『土持宣栄軍忠状』であり、この前年12月に南朝方であった伊東祐広が穆佐院政所に立て籠もったのを土持氏が攻略したとするものである。また、築城年代もこの頃とされる。これ以降は、足利尊氏の直轄城とされ、畠山直顕が城主として差遣された。

15世紀初めには島津氏8代当主である島津久豊が入城し伊東氏と戦をするが敗北遁走し、文安2年(1445年)に城は伊東氏の支配に帰した。10代当主の伊東義祐の頃には「伊東四十八城」の一つに数えられる。

天正5年(1577年)に伊東義祐が豊後国へ落ち延びると島津氏の城に帰するが、慶長20年(1615年)の一国一城令により廃城となった。

平成14年(2002年)3月、城跡は国の史跡に指定された[1]

参考文献 

  • 『戦国の山城』(学研歴史群像シリーズ、2007年11月) ISBN 978-4-05-604899-5

穆佐城の口コミ情報

2024年06月18日 おかっぴき
穆佐城



国の史跡だけあって良く整備されています。深い土塁や曲輪など良く残っています。本丸は草ボーボーで中に入れないので寒い時期に来た方が良いかも知れません。駐車場の手前には穆佐城の小屋があり頼むと詳しいことを説明してくれる人がいます。

2024年06月16日 おかぴー
穆佐城

良く整備されて見やすい。本丸は草ボーボーで奥に入れません。

2023年11月28日 仁保日向守
穆佐城

ボランティアガイドさんについての新情報です。
以前から事前予約制で活動をされていましたが、今年(R5)の11月から「予約なし」でも以下の活動期間の曜日・時間内なら、ガイダンス施設常駐のガイドさんと一緒に山城に登ってガイドが受けられるようです!
期間:11月〜5月上旬(連休前)の土日祝
時間:10時〜15時
受付:穆佐城ガイダンス施設
※天候等によりガイドを実施していないこともあるそうです。また、平日や団体の利用の場合は、事前に宮崎市教育委員会文化財課に問い合わせると調整をしてもらえるようです。
★南九州特有のシラス台地を成形して造られた中世の山城で国指定史跡に指定されています。比較的登りやすい山城です。大規模な堀切や曲輪群は必見ですよ!

2021年04月27日 たのさん
穆佐城



城の入り口まで来ましたが、2年前の台風の影響がまだ復旧しておらず、入れませんでした。

2020年09月05日 ちょび長門守
穆佐城

学校跡地の様な所にガイダンス施設有り車も数十台停めれます。ガイダンス施設の外に佐土原とのパンフレットありますが、ガイダンス施設内に縄張り図あります。A〜D地区まで表記されてます。A地区は一部立入禁止ですが、ほぼ見れます。B地区は大部分が立入禁止になってます。2018年の豪雨の影響及び見やすくする為に伐採すると崩れるとの事で数年そのままだそうです。C、D地区は自分は行ってませんが調査が不十分との事ですがC地区南面に見事な帯曲輪群があるそうです。曜日の確認はしてませんがガイド希望の方は事前に宮崎市教育委員会文化財課へ連絡すると確実かと思います。

穆佐城の周辺スポット情報

 主郭(遺構・復元物)

 駐車場(駐車場)

 穆佐城跡ガイダンス施設(関連施設)

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