延沢城(のべさわじょう)

延沢城の基本情報

通称・別名

霧山城、野辺山城

所在地

山形県尾花沢市延沢三日町

旧国名

羽前国

分類・構造

連郭式山城

天守構造

築城主

延沢満重

築城年

天文16年(1547)

主な改修者

主な城主

延沢氏

廃城年

遺構

曲輪、土塁、横堀(空堀)

指定文化財

国史跡(延沢銀山遺跡)

再建造物

石碑、説明板

周辺の城

楯岡城(山形県村山市)[11.1km]
富並城(山形県村山市)[11.5km]
長瀞城(山形県東根市)[14.6km]
東根城(山形県東根市)[15.1km]
次年子館(山形県北村山郡)[15.9km]
中堀館(山形県天童市)[20.1km]
谷地城(山形県西村山郡)[20.5km]
小国城(山形県最上郡)[21.6km]
天童城(山形県天童市)[25.4km]
清水城(山形県最上郡)[25.6km]

延沢城の解説文



延沢城(のべさわじょう)は、山形県尾花沢市にあった日本の城。別名霧山城、野辺沢城。国の史跡に指定されている。

概要 

  • 標高297メートルの丘陵の上にあった連郭式の山城。
  • 城跡(本丸跡)には
    • 目通り7.35メートル、樹高26メートル、推定樹齢1,100年ほどの大杉(県指定天然記念物)
    • 櫓門跡や枡形門跡など。
    • 天人清水(小さな池)。

沿革 

  • 1547年(天文16年) - 初代城主延沢薩摩守満重によって築城されたと伝えられている。延沢氏は後に天童八楯の一員。
  • 1622年(元和8年) - 仕えていた最上家取り潰しにより幕府に没収。
  • 1667年(寛文7年) - 幕府の手によって城郭は破却されたといわれる。その際、三の丸にあった大手門を尾花沢市龍護寺に移築したものとされる。
  • 1955年(昭和30年)10月25日 - 延沢城本丸跡の大杉が「延沢城跡のスギ」として山形県指定天然記念物となる。
  • 1962年(昭和37年)11月27日 - 尾花沢市龍護寺の山門(旧延沢城三の丸大手門を移築)が尾花沢市指定有形文化財となる。
  • 1985年(昭和60年)12月21日 - 「延沢銀山遺跡」の一部として国の史跡に指定される。

延沢城の口コミ情報

2024年09月30日 池田紀伊守信輝
龍護寺(延沢観音)[延沢城  寺社・史跡]

寛文年間、延沢に住んでいた土屋又三郎という人が、深く観音を信じ、諸国の霊場を巡礼して歩いている途中、近江の国の瓦原寺に泊まった。その夜、夢に天女が現れ「自分はここの観音であるが、お前と一緒に出羽の国に行ってとどまりたいから、明日、私を背負って出発せよ」というお告げがあった。翌朝になると、寺の住職が又三郎のところに来て「昨夜おそく、ここの観音様が枕辺に姿を現して「今夜泊まっている修行者といっしょに、出羽国の祥雲山に行きたい」といわれた。どうか、あなたが大切に持って行ってくれないか」というのである。又三郎も同じ頃に同じ夢を見た話をし、二人とも驚いてしまった。

又三郎はこれを機会に仏門に入る決心をし、山城の国、宇治の黄蘗山に足をとめ、隠元禅師について頭を丸め、尊像を棒じて故郷の延沢に帰った。彼は直ちに竜護寺の境内にお堂を建てて、観音像を安置したが、これを聞いた人々は毎日、参詣に通うことになった。貞享元年になり、竜護寺の第十一世徳眠禅師のとき改築したが、宝歴十三年第十三世梅林大和尚の代、山火事でお堂が焼けた。尊像と宝物の隠元禅師の書は無事だった。その後、直ぐに再建されたが、明治四十五年頃には各所が傷んできたものを、先代の住職が改築し、いまのところに移転したのである。尚、平成15年に新築された。
山門は三の丸にあった大手門を移築した。

2024年09月29日 池田紀伊守信輝
曹洞宗 光沢山 円照寺[延沢城  寺社・史跡]

昔、この一帯は湖水になって、人々は、舟や筏で往来していたが、六沢の城沢山の境内には、何千年もたった椋(むく)の大樹があり、湖を渡って来た人は、荷物の積みおろしや舟の乗り降りの際、この大木に舟をつなぎとめたので、つなぎ沢と呼ばれていた。それで昔は、つなぎ沢観音とも言われた。便利な反面、実は大木の枝葉が数町に広がっていたため、農作物に被害を与えていた。しかし、樹の精がいるというので、恐れてただ一人手出しをする者がいなかった。大同二年、慈覚大師が巡錫したとき、村人の悩みを聞いた大師は、みずから大樹を伐採し、この大樹で聖観音をきざみ、有縁の地へ安置した。その一体の聖観世音が六沢のご本尊である。観音様を刻んだ残りで地蔵様を刻み、村の古い家では木っ葉地蔵と言っている。

いつのまにか観音寺は廃寺となり、村の信者達が近くの円照寺に依頼し、当時の住職江口皐天大和尚の努力で観音堂は復興した。しかし、当観音堂は倒壊寸前となり、円照寺二十世哲生大和尚は、円照寺境内に改築移転、同七月に落慶式を行った。

2024年09月08日 駄目太政大臣政宗
延沢城



常磐公民館からの学校に登ると、学校左手に仮登城路が有りました。本来の入口を見つけられなかったけれど、取り敢えず登れます。

2024年04月16日 装鉄城大膳大夫乱怒
延沢城



公民館から道路沿い20メートルほど行くと大手門跡あり。そこから道跡沿いに進むと三の丸跡へと行けます。三の丸から先は七曲道で急な登り道になりますが、15-20分で主郭到着。枡形虎口などの遺構が鮮明に残っています。帰りは二ノ丸経由から降りていくと天人清水という池がありました。

2022年08月28日 竹に雀騎馬隊サンゴ摂政
延沢城

小学校の裏から地図だと登ると辿り着くらしいのですが、実は猛烈な雑草の藪漕ぎで途中で断念。
スタートの道を間違えたかもしれませんがお勧め出来ません。

2021年10月06日 ファン掃部助トム治郎
延沢城



大石田駅から約10キロ。尾花沢バスターミナルから8キロに位置します。自分は、駅から延沢を往復、少し東にずれて徳良湖もあわせて歩いて散策しました。 城郭は小学校の裏山にあり下から登りぐるりとして小一時間くらいかかります。下草がしっかりかられており歩きやすかった。地元の方に感謝です。

2021年05月03日 左近衛中将ペネロペ
延沢城



公民館の駐車場に車を止めて登城しました。大手門から三ノ丸を通って行くと、枡形門があります。土塁もはっきりとわかり遺構が残っています。本丸入口の虎口には礎石らしきものがあります、本丸からの眺めも絶景で堪能できました‼️なんといっても七段から構成されてる曲輪や馬場跡もおすすめです。機会があればまた行ってみたいです

2020年06月19日 【籠城中】下野守智ぞう
延沢城



あまり期待しないで行きましたが、延沢城の駐車場になっている、公民館を訪ねて職員さんに延沢城に行く話をすると縄張り図&案内図&延沢城の歴史に関する資料を提供くださいました!

資料も案内図や縄張り図もとても見やすく城に行く際には何倍も楽しめる貴重なアイテムになりますのでゲットしましょう✨

駐車場から奥の小学校方面に進むよう案内看板ありますが、

一旦道路に出て銀山温泉方面に50メートルほど歩くと道路沿いに「大手門」の杭ありますんでそこから入っていくと大手門虎口に行く事が出来ます✨

登山道は滑り安くなってますので、溝のある運動靴などを履いて進まれる事をオススメします。

先に行きますと、天人清水方面と本丸方面へ進む道に別れます

そこは天人清水方面に進まれる事をオススメします!

そうしますと、くまなく曲輪を回って本丸に到達出来ますので無駄の動きなく回る事が出来ます✨

本丸付近にある連続する枡形門などなかなか見事です!

あまり知名度が低いながらも遺構も残っており、地域の方も城の保全活動に前向きですし、面白い城です!

帰りに公民館で借りた杖を返しに行ったら麦茶をいれてくださりご馳走してくださいました~!

おもてなし度も高いので来城の際は是非公民館の職員さんに声をかけてみてください

2016年10月16日 陸前守剛太犬@歴読
延沢城

規模が大きく、そこそこ登るので、ある程度の準備をした方がいいと思う。遺構は枡形や天人水近くの堀切に見応えがある。

2012年05月04日 三沢出羽守伊兵衛
延沢城

常磐中学校への入り口に公民館駐車場があります。中学校の脇に本丸への登り口があり、途中で本来の大手道に合流しているようです。297mの古城山に築かれた山城で曲がりくねった急峻な道が続きます。頂上に本丸・ニの丸があり、連郭式の曲輪や桝形門跡などが残ってます。本丸跡には県天然記念物の大スギがあります。駐車場で近所のオジサンにパンフをいただきました。普段は公民館でもらえるとか。

延沢城の周辺スポット情報

 天人清水(遺構・復元物)

 三の丸(遺構・復元物)

 大手門跡(遺構・復元物)

 延沢銀山遺跡案内図(碑・説明板)

 曹洞宗 光沢山 円照寺(寺社・史跡)

 龍護寺(延沢観音)(寺社・史跡)

 尾花沢市 常盤地区公民館(その他)

 仮登城路(その他)

 登城路(その他)

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