富並城(とみなみじょう)
富並城の基本情報
通称・別名
- 富並楯、鬼甲城
所在地
- 山形県村山市富並1
旧国名
- 羽前国
分類・構造
- 山城
天守構造
- -
築城主
- 富並彦一郎
築城年
- 不明
主な改修者
- -
主な城主
- 富並氏
廃城年
- -
遺構
- 曲輪、腰曲輪、横堀(空堀)
指定文化財
- -
再建造物
- 石碑(鬼甲城阯)、説明板(鬼甲城址)
周辺の城
-
楯岡城(山形県村山市)[7.6km]
次年子館(山形県北村山郡)[8.0km]
長瀞城(山形県東根市)[9.4km]
延沢城(山形県尾花沢市)[11.5km]
東根城(山形県東根市)[12.1km]
谷地城(山形県西村山郡)[12.6km]
中堀館(山形県天童市)[18.0km]
寒河江城(山形県寒河江市)[18.9km]
左沢楯山城(山形県西村山郡)[20.0km]
清水城(山形県最上郡)[20.5km]
富並城の解説文
富並城の口コミ情報
2024年05月13日 めご姫の姑
富並城
鬼甲城の入口看板に従って登って行くと車一台の駐車場、畑の先に城郭が有ります。
2024年05月12日 駄目太政大臣政宗
富並城
347号線の鬼甲城の入口矢印を目印に細道を入ると、墓の間のコンクリート舗装路を登ると、砕石を敷いた未舗装路になりすぐ畑に出ます。右手に駐車場スペースの立て札があります(1台分)。つづら折りになった登城路を登ると主郭にたどり着けます。杉林は伐採されて全体が見通せます。
2023年04月02日 【配龍】沼田乃豆腐屋
川前楯[富並城 周辺城郭]
川前楯は歴史不詳の城である。最上川曲流部北岸の山上に位置し、最上川渡河点を押さえる重要拠点であったと思われる。
標高145m、比高80mのハケツ山全体に構築された山城である。南端に川前観音堂があり、その裏から北側に伸びる尾根を登って行くことができるが、物凄い藪である。
尾根上には堀切・物見台・二重堀切が築かれ、その先の櫓台の背後に深さ5m程の堀切があり、その上が主郭となる。
主郭は長方形の曲輪、主郭東側には腰曲輪群があり、北東に伸びる尾根にも物見台と小郭群があり、その先に三重堀切がある。
一方、主郭の西には比較的大きな曲輪群があり、その西側下方には多重横堀と畝状竪堀が執拗に配置されている。上段には二重横堀があり、そこから竪堀状虎口と並走して畝状竪堀数本が設置、下段は四重横堀となっている。
酷い藪や片側断崖絶壁、クマの糞などの困難を乗り越えた先に、あまりにも素晴らしすぎる遺構が待っている!この季節は残雪により凹凸や堀跡が分かりやすくなっている。まるで迷路のよう。
ひたすら防御のために施された多重横堀と畝状竪堀の組み合わせ…百聞は一見にしかず!
これを見た者は間違いなく絶句するか、ひたすら「すげー」を連発するかのどちらか!100点満点中の120点です!
①川前観音堂から先の尾根にある二重堀切
②主郭下の大堀切
③主郭より先の北端にある三重堀切。雪で埋もれて一直線になっている。
④主郭南西部の三重竪堀
⑤西郭南側の技巧的な作り。この一枚に、五重横堀、畝状竪堀群、虎口、下の曲輪の多重堀切が収められている
⑥多重横堀
⑦畝状竪堀群
⑧虎口と横堀と下の曲輪の多重横堀
2010年06月08日 出羽守景綱
富並城
『富並城』の名では地元の人でも知る人は少なく、『鬼甲城(オニカブトジョウ)』の名で通っています。
のぼちゃんの書き込み通り『鬼甲城跡』の矢印看板がありますが、雑草等であまり目立ちません。付近に『三郎兵衛蕎麦』の大きな看板があるので探す目印になると思います。
2010年06月07日 のぼちゃん陸奥守
富並城
国道347を走行すると『鬼兜城跡』の看板があり、細い道を入ってみると畑があり、そこから歩いて頂上にいくと石碑がありました。駐車場はなく、整備されていないので、わかりずらいですが、空堀は、確認できました。
本丸である山頂曲輪の東側には数段にわたって帯・腰曲輪が設定されており、南東部に虎口があったと考えられる。南側には、二の丸・三の丸と呼ばれている広い曲輪が構築されており、大きな段差で守られている。西側にも大きな段差のある腰曲輪があり、下段には空堀があった。
北側は富並川の断崖である。比高30メートルほどの独立丘でありながら堅固な山城であったと考えられる。
城の南麓に1箇所、西の深沢集落には2箇所の寺屋敷跡がある。いずれも古く、また東の山麓には山王神社跡もある。