十神山城(とかみやまじょう)
十神山城の基本情報
通称・別名
- -
所在地
- 島根県安来市安来町2273
旧国名
- 出雲国
分類・構造
- 連郭式山城
天守構造
- なし
築城主
- 松田氏
築城年
- 室町時代
主な改修者
- 松尾氏
主な城主
- 松田氏、松尾氏
廃城年
- 永禄9年(1566)
遺構
- 曲輪、土塁、横堀
指定文化財
- -
再建造物
- -
周辺の城
-
米子城(鳥取県米子市)[5.8km]
勝山城(島根県安来市)[9.4km]
新宮党館(島根県安来市)[9.5km]
月山富田城(島根県安来市)[10.6km]
法勝寺城(鳥取県西伯郡)[12.4km]
鳥取藩台場(鳥取県境港市)[12.7km]
春日城(島根県松江市)[13.3km]
尾高城(鳥取県米子市)[13.7km]
淀江城(鳥取県米子市)[15.5km]
布部城(島根県安来市)[17.8km]
十神山城の解説文
[引用元:Wikipedia「十神山城」の項目]
十神山城(とかみやまじょう)は、島根県安来市新十神町にあった日本の城。
概要
十神山城は、松田氏により築かれた平山城。応仁の乱で松田氏が追われてからは尼子氏の支配する所となり、中海の水運を抑える要衝として尼子十砦の一つに数えられ重要視された。
構造
中海に突き出した半島状独立峰上に築かれており、頂上の主郭に加え周囲に延びる尾根及び尾根続きの峰上に複数の郭が設けられているが、いずれも削平は甘く規模も小さい。唯一南方に開く谷を囲む両尾根沿いには山頂の本丸付近まで郭が続く比較的堅固な構造となっており、この谷筋付近に居館の存在が想定される。
沿革
- 室町時代、松田氏により築城された。
- 応仁2年(1468年)、山名氏に組した松田備後守が拠り尼子清定に抗したが、尼子氏に攻められ落城した。
- 永禄9年(1566年)、児玉就忠の率いる毛利氏方の水軍に攻められ落城した。
- 永禄12年(1569年)、兵を挙げた尼子氏残党が拠る所となる。
- 元亀元年(1570年)、布部山の戦いで尼子勢が大敗を喫し、諸城と共に十神山城も開城した。
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十神山城の口コミ情報
2024年05月18日 RED副将軍
十神山城
尼子氏が月山富田城の防衛線として家臣団を配置した尼子十砦のひとつ🏯
オススメ度 ★★⭐︎⭐︎⭐︎
築城年代は不詳。松田氏に築かれた平山城。
城主の名に安来荘の荘官であった松田備後守が伝わります。
応仁の乱において松田氏は山名氏に属し、1468年には松田備後守は月山富田城の尼子清定を攻め寄せるめるも敗走し、逆に尼子清定が攻め寄せて十神山城は落城しました。
その後、尼子氏の拠点となった十神山城は月山富田城を守備する尼子十砦のひとつに数えられ、尼子氏家臣の松尾遠江守が守将として入城。
1566年、毛利氏により月山富田城が攻められ落城した頃には、毛利水軍の児玉就忠により十神山城も落城したとされます。
1569年、再起をかけた尼子氏残党の拠点となりましたが、翌1570年の布部山の戦いで尼子勢が大敗し十神山城も開城。その後は廃城となった様です。
見所
安来港東部に突出部した標高92mの十神山に築かれ、三方が海に囲まれた海城です。
山頂部に主郭を置き、腰郭が取り巻く三段構造。
公園化により大きく改変を受けている上に、公園は整備が長らくされていないので木々が生い茂っているので遺構も見当たらず、眺望もよくありません。
現在は十神山公園となっており、公園の無料駐車場があります。
2022年03月17日 源山城守@ポンコ2…
十神山城
車道から見える湾に付き出した半島にある十神山。安来節の「安来千軒名のでたところ、しゃにち桜に十神山」で気になり、登城しました。
先達の仰るように向陽寺隣の複数台駐車場トイレ完備の登山口から入れました。登山道は擬木の階段で整備されてますが、雨上がりで濡れてたのと接地面が平な革靴もあって何度か滑ってコケ、滑落したら危なそうなとこもあるので、お気をつけて。
縄張図では山頂から連郭式になってるようですが、登山道から連なる郭は伺えませんでした。尾根まで上っていくと、幅広になっているところがあり、郭になってたように思えます。尾根の途中で「十神山山頂」「中十神山」の分岐があり、主郭は十神山へ、別郭は中十神山へとなります。
中十神山は祠や仏が置かれており、主郭よりやや狭めで削平地が郭を思わせます。十神山山頂の主郭は、十神山古墳の石棺一部が置かれ、帯郭がその周りを固めてるのが伺えました。リア攻め記録は主郭のある十神山山頂でないとムリでございました。
整備された登山道を歩くと、なかなか城址を連想できませんが、立地や一部郭を見る限り、重要な拠点だったように思えました。登山口→中十神山→十神山→登山口で30分程の所要時間でした。
2018年10月01日 橘若狭守次郎吉
十神山城
十神山城は大十神山・中十神山・小十神山の3つの峰の頂にそれぞれ曲輪が配置されています。曲輪以外に遺構は確認できませんでした。頂上では草木が多く、眺望は期待できません。
向陽寺の東隣りに十神山の登山口のひとつがあり、説明板があります。安来駅から一番近い登山口でもあり、駐車場と公衆トイレもありますので、こちらから登ることをオススメします。
この登山口から駆け足で大→中→小と30分で巡れましたが、通常は1時間ほどかかると思います。
駅から登城を考えている方は最低でも2時間くらいはみといた方が良いと思います。
さらに、安来駅の近くには十神山城の出城と伝わる城跡が2つあります。
①愛宕山城跡
安来駅西側に小高い丘(愛宕山)があり、その頂が愛宕山城跡です。削平地があるのみですが、眺望はよく、十神山城も眺めれます。
②八幡城跡
安来駅南側の安来公園が八幡城跡です。小高い丘で、かつては愛宕山城と尾根続きだったのではと考えられています。
2018年08月26日 織田上総介晃司
十神山城
向陽寺の隣に十神山登山口の駐車場があります。
十神山なぎさ公園ではキャンプができるそうです。
米子城リア攻めの後、国道9号線で十神山城に向かう途中にある「十神ラーメン」でラーメンかちゃんぽんを食べてみては…
あっさりした塩ラーメンで、昼は地元ナンバー(島根・鳥取)が多く人気の店です。
2015年11月07日 いさん
十神山城
向陽寺脇から登れます
十神山城の周辺観光情報
587年に開かれた天台宗の古刹。十一面観音様をご本尊に厄払いの寺として慕われています。鬱蒼と茂る杉林を登ると瑞光山の山腹に清水寺はあり5万坪余りの境内には、山陰唯一の三重塔など、県や国の重要文化財も数多く荘厳な空気に包まれています。
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