箸尾城(はしおじょう)
箸尾城の基本情報
通称・別名
- 箸尾環濠
所在地
- 奈良県北葛城郡広陵町的場、弁財天
旧国名
- 大和国
分類・構造
- 平城
天守構造
- -
築城主
- 箸尾為方
築城年
- 応永24年(1417)
主な改修者
- -
主な城主
- 箸尾氏
廃城年
- -
遺構
- 消滅
指定文化財
- -
再建造物
- 石碑、説明板
周辺の城
-
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箸尾城の口コミ情報
2022年04月25日 課長大和守Ver.B
南郷環濠(南郷城)[箸尾城 周辺城郭]
南郷環濠は広陵町役場の南側東西550m、南北700mの規模で残る環濠集落で、現在でも一部暗渠化されているものの四周の濠が健在です。
但しほぼ公園化やコンクリ護岸などで往時の姿は拝めません…(^^;
環濠は室町期に土豪南郷氏により形成されたと見られ、環濠南東部の城の内と呼ばれる場所に居館が構えられていたようです(アイコンは居館跡に置きました)。
居館部は宅地化されており痕跡は無いですが、住宅の庭先のような場所に誰かの墓所のような佇まいで城跡碑が建っています(笑)
濠は先述のように整備されていることもあり非常に分かりやすく残されているので、ウォーキングがてら周囲を巡ってみるのも良いかと思います(^^)
2013年01月29日 邦順大和守大八郎宗久
箸尾城
藤原氏とされる箸尾氏の居城。箸尾氏は元々長川荘(または長河荘。箸尾周辺一帯)の荘官で、筒井・越智・十市と並ぶ大和四家の一つであり、周辺土豪と形成される長川党(中川党とも)の首領である。
大福寺を取り込んだ平城で、二重の濠に加え、東西を流れる河川に挟まれているが、肥沃な土地柄か、戦略や箸尾氏の付いた勢力の関係か、何度も落城している。規模は約220m四方とされ、十市城に比肩する。
軽く見廻ってみて確認できた遺構は城址碑、水路となった濠、中世期の城に見られる竹藪を組み合わせた土塁。
大福寺の竹藪は少し土の盛上りに欠けているように見えるが、的場公民館北側の竹藪は、水田の付近の為に高低差が分かりやすく、また藪内の土が盛上っているように見える。
内濠は囲んでいるのが分かるが、外濠は埋められたか、元々ないのか途中が途切れている。
最寄り駅は近鉄箸尾駅。住宅地で道もあまり広くない箇所があるので、事故を避ける為に徒歩散策が望ましい。