尻八館(しりはちだて)

尻八館の基本情報

通称・別名

尻八楯、尻八城、霊光城、志利幌(シリポロ)チャシ

所在地

青森県青森市後潟後潟山

旧国名

陸奥国

分類・構造

山城

天守構造

築城主

安東師季?

築城年

寛喜2年(1230)

主な改修者

主な城主

安東氏

廃城年

遺構

曲輪、腰曲輪、土塁、横堀(空堀)、堀切

指定文化財

再建造物

石碑、説明板

周辺の城

蓬田城(青森県東津軽郡)[5.8km]
油川城(青森県青森市)[9.3km]
新城(青森県青森市)[13.0km]
中里城(青森県北津軽郡)[15.5km]
飯詰城(青森県五所川原市)[15.8km]
原子城(青森県五所川原市)[19.9km]
高田城(青森県青森市)[20.2km]
多宇末井館(青森県青森市)[21.0km]
野尻館(青森県青森市)[21.3km]
横内城(青森県青森市)[21.9km]

尻八館の解説文



尻八館(しりはちだて)は、青森県青森市にあった日本の城(山城)。 別名: 尻八城・尻八楯・霊光城・志利幌チャシ。

概略 

本拠である十三湊を追われた安東氏がアイヌの砦である志利幌チャシを改修して築いた城とされている。

鎌倉〜室町時代まで約205年間続いた。

永享 7年(1435年)、南部義政に攻められ陥落。

城郭の調査から、二の丸は大規模な改修工事がされていること、そしてその手法は南部氏の城郭と酷似しているとされ、安東氏が蝦夷地に駆逐された以降も南部氏に使用されたものと思われる。

構造 

陸奥湾に面し、後潟川と六枚橋川に囲まれた標高189.5mの摺鉢山に築かれている。

山頂からやや北東側の標高182mのところに本丸(東西80m×南北120m)、さらに北東側の地点に二の丸(東西150m×南北120m)がある。

その他 

曾我貞光申状[1]にて、安東道貞が守る尻八館を曾我貞光が攻めたという記録があり、十三湊を拠点にした安東一族の城のひとつであったと推定される。

本州最北端にある本格的な山城とも言われるが、ここが尻八館であるか疑問も残されており、「伝尻八館」と記されることもある。

参考文献 

尻八館の口コミ情報

2023年05月22日 ヤンヤン
尻八館

ため池を目指して駐車場へ 傾斜がキツいんで登山の格好が必要です

2021年05月27日 tk
尻八館

ハイキングコースと思いきや 登山ですね。半分でリタイア 登山道は整備されていますが枯れ木が邪魔する 兎に角 急激に急坂ですね。登って降りて 疲れた。しっかりとした登山スタイルをお薦めします。

2013年10月05日 【隠者】史学会帰新参
尻八館

国道280号を後潟駅を過ぎた辺りで西に曲がる。北海道新幹線の高架橋を通り、途中から城への矢印がある。貯水池付近が城の登山口で城中の地図がある。ここに駐車できる。二の丸の南西200Mに本丸がある。二重の空掘が見事。本丸からは北から東にかけて見晴らしがいい。入口から城内はトイレ水道なし。

尻八館の周辺スポット情報

 西曲輪(遺構・復元物)

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