板橋城(いたばしじょう)

板橋城の基本情報

通称・別名

所在地

東京都板橋区東山町48(長命寺)

旧国名

武蔵国

分類・構造

平山城

天守構造

築城主

板橋氏

築城年

文明年間(1469〜1487)

主な改修者

主な城主

板橋氏

廃城年

天正18年(1590)

遺構

消滅

指定文化財

再建造物

説明板(長命寺)

周辺の城

志村城(東京都板橋区)[2.3km]
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板橋城の解説文

板橋城は、豊島氏から分かれた板橋氏の居城とされる城郭である。

場所を特定できる史料や遺構が残っていないが、現在の長命寺が城跡という説がもっとも有力とされている。

板橋城の口コミ情報

2025年08月15日 マグロ常陸介祐平
板橋城



新編武蔵風土記稿では、上板橋村の項で、鎌倉大草紙に板橋城と載り、小田原記には板橋肥後守が在城し、千葉次郎していたと見えるとしています。永禄4年(1561年)に北条氏と太田氏の板橋での合戦において、太田氏に乗っ取られて廃城になったとも、小田原落城時に廃城になったのか定かではないとしています。

実際のところ板橋城が板橋氏のお城だったことは、間違いないと思われますが、築城時期や城主もわかっていないようです。

お城マークの場所は複数ある推定地のひとつで、環七通りと川越街道の交差点に位置しており、長命寺というお寺や小学校となっています。地形が原形を保っているとは思えませんが、現状では台地の先端に位置しており、城郭を築くのに適した場所となっています。推定地というくらいですので、遺構はありませんが、小学校の正門の内側には「伝 東山板橋城跡」の標柱と説明板が立っています。

板橋氏は、数流が存在したようで、豊島系図では、滝野川信久の曾孫豊防を初代とし、日光の板橋城主となった板橋親棟の板橋氏(子孫は松本藩士)は、葛西氏の系統で親棟の父の親盛が板橋を名乗り(風土記稿も親盛としている)、幕府旗本となった板橋忠政の板橋氏は、忠政の父で豊島康家二十二世の孫親恒の子の忠康が板橋を名乗っています。

15世紀半ばには、板橋周防・板橋弥次郎・板橋兵庫の名が見られ、太田道灌や豊島氏に属した板橋氏がいたようで、幕臣の板橋氏や下野で活躍した板橋氏が板橋を名乗る前から板橋氏が存在していたのは間違いないなささそうです。

永禄2年(1559年)の北条家所領役帳には、太田新六郎の寄子として板橋大炊助と板橋又太郎の名が見られます。また、太田大膳亮の知行地にも上板橋とされる場所が台屋敷分、将監屋敷分、次郎左衛門屋敷分とあり、名字はありませんが板橋一族を指すかもしれません。

口コミは「板橋史談会」のサイトを参考にさせていただきましたが、板橋城は幻の城とし、10箇所の推定地を説明しています。上板橋地区に複数の板橋を名乗る武士が存在したのは間違いなさそうですので、「城」の定義に武士の館(屋敷)を含めるのであれば、複数の板橋城が存在したとするのも、よろしいのではないでしょうか。

2025年07月19日 武蔵守のむげん
板橋城



駐車場は有料ですが、環七の陸橋下か、ときわ台駅方面へ徒歩5〜6分程度の辺りにあります。当時の遺構は見当たりません。少し高台にあるのが城趾っぽさを感じられる程度でしょうか。寺の裏手にある小学校までもが城域であったのか、小学校の校門付近に城址碑と説明板がありました。

2023年05月14日 あきくん
板橋城



環状7号線と川越街道の交差点にある長命寺が城跡付近とのことだが、遺構は全く残っていない状況です。

2022年10月05日 マークⅡ宮内卿政宗
板橋城



自宅から最も近い城跡だったが、初めての登城。東武東上線ときわ台駅から徒歩8分程度、環七と川越街道の交差点にあります。

2011年12月09日 田部朝臣土持安房守
板橋城

環七と川越街道との交差点。駐車場があるとの情報がありましたが、探せませんでした。
街道より3m程高く、全体に丘陵となっているので見晴らしは利いたであろう地点。
でも、石神井川を堀。としたとして、北側は緩傾斜過ぎ。正直これでは見張り台規模程度との印象。
志村城が近く、そちらは如何にもな要害の地であるから、砦規模の支城があったのではと思いました。

板橋城の周辺スポット情報

 旧上板橋宿概要図・説明板(碑・説明板)

 轡神社(寺社・史跡)

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